第9話 ドラグーンに乗る
ドラゴンの小さいの、と思っていたが・・・・
このドラグーン、ドラゴンというより、馬に近い?
馬をドラゴン風にしたみたいな、よく分からない感じだな。
そして、馬よりも二回りは大きい。
なので、2人で乗っても問題なさそう。
実際鞍は2人乗りらしい。
で、早速乗る事に。
俺はどっちだ?後ろか?
「ではしっかり掴まっていて下さいね。」
そう言ってアルデホンダは前に乗る。
俺は後ろか。
「じゃあみんな、いつゲートから行ってもいいように、待機していてくれ。」
「分かった。後は任せろランナル!」
「気を付けて下さいね。敵に見つかっても、1人で敵と戦わないで下さいね。」
エルヴィーラとヘインチェはそれぞれ思った事を言ってくる。
「では、行ってらっしゃいませ!」
カチヤがそう言った後すぐ、アルデホンダはドラグーンを出発させた。
最初はゆっくり、段々スピードを上げる。
そして、スピードが上がると・・・・うわあ!揺れるうう!!!
俺は咄嗟に前に座っているアルデホンダの腰にしがみついてしまった。
「旦那さま?腰にしがみつかれては、ドラグーンの操縦がしにくいですわ。」
「あ、すまん。だが・・・」
手を離すのは危険すぎる。
「もっと上を掴んでいて下さいね。」
「肩か?首は・・・危険だしな。」
肩は・・・・駄目だな、アルデホンダのバランスが悪くなる。
首はもっと危険だ。
「もう少し下でお願いしますね。丁度掴みやすい大きさだと自負しておりますの。」
あ?何が自負なんだ?
腰が駄目で、肩が駄目なら・・・・
( ・ω・)モニュ?「あん♪」
・・・・ここしかないよな・・・・
アルデホンダはわかって言ってるのか、何やら機嫌がよさそうだ。
女性の胸を鷲掴みとか、色々問題ありそうだが・・・・あ、安定するな?意外だ・・・・
てっきり胸を揉ませたいアルデホンダの策略かと思ったが、そうではないらしい。
「おっぱい触れて、安定して、いいこと尽くしですわね!」
・・・・前言撤回、確信犯だったわ。
・・・・
・・・
・・
・
国境まであと少しの所で、アルデホンダにドラグーンを止めさせた。
何やら前方が変だったからだ。
何やら前方の土ぼこりが凄い。
あれはきっと、沢山の人が歩いているせいだな。きっと敵は近いのだろう。
なので、少し道から外れた場所へ行ってもらい、ゲートを出す。
そして俺は周囲を警戒しつつ、アルデホンダにゲートに行ってもらった。
すまんが信用できないんだよな、まだ。
暫くして・・・・先ずはがカチヤがやって来た。
次にヘインチェ、エリーザベトの順番だ。
で、親方達がやってきて・・・・
4姉妹も来た。
さらに・・・あれ?親方の奥様方も来ちゃったよ。
SSRの装備をしているな。
これだけいれば・・・・どうなんだろうな。
それと・・・・俺は人を殺す事ができるのだろうか?
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