第35話 またもや砦のあった場所へ

今回は残念ながら、一番頼りにしていたエリーザベトが来られない事態になってしまい・・・・

カチヤもヘインチェも・・・・


で、元王女4人にお願いを・・・・

と思ったら、

「まだ着床はしていませんから・・・・いいですよ?」


フェリーネが・・・・何か言う。

着床って何?

俺は知識が無い・・・・


「まあ、薬を使ったので、激しい動きをした所で、流産しませんからね、そこは安心してね。」


アルデホンダも変な事を言う。


結局リーサンネもローシェも4人で周囲を守ってくれるらしい。


で、ヨゼフィーネとアレイトもそばにいて、砦のあった場所へ出兵した・・・・


・・・・

・・・

・・



ゲートでの移動、特に何も無かったのだが・・・・


問題の円の所へ来た訳だがどうするか・・・・


「ここは全員犠牲になってもいいらしいので、一気に行きますよ!」


ヨゼフィーネが恐ろしい事を言う。


「え?何その命令?王様が言ったのか?」


「ええ・・・・”多分ランナルがいれば問題は無かろうが、その時はその時・・・・わしの目が曇っておったと言う事じゃ、わっはっは!”だそうだ。」


ひでえ話だ・・・・


だが、俺の運があれば・・・・問題ない・・・・のか?

そう言う問題なのかこれ?


そして・・・・


「いいか、準備が整うまで、一切の魔法は使うな!これは厳命してくれ!守れなかったら、最悪死をもって償ってもらわねばならん、と。」

まあ・・・・そんな償いあるのかあ知らんがそう言っておいた。


「分かった・・・・命令無視は、厳罰に処さねばならぬからな・・・・しかし、自身の死だけでよいのか?」


あ?何言ってるんだヨゼフィーネは。

するとアレイトが

「つまり一族を処罰すると言う事ですよ。」

何それ怖い・・・・

自身の死が、家族にまで及ぶのか・・・・?

え?親の兄弟、そのもっと突っ込んだ所まで?うわ・・・・


1人のミスが、10人以上の命に直結とか・・・・


兵士は大体国に家族がいるらしい。

未婚でも、親の家に暮らしていたりとか。


兵士になりたくねえな・・・・俺は元々独り身だったからな・・・・


そして、ヨゼフィーネが兵にどういった命令を下したかは知らんが、円の中に入るだけ入った。そして、外周に居る兵は、外に盾をかざし、中に居る兵は、上に盾を掲げる。万が一飛び道具が襲ってきた場合の対処法らしい。


「ランナル様、準備が整ったわ。」


ヨゼフィーネがそう言ってくる。


「分かった・・・・今から俺が魔法でこれを・・・起動と言っていいのか、してみる。外の兵、絶対に外へ出るなよ?出たら・・・・その線より向こうになった部分はどうなるか分からんからな!腕が出れば、出た部分だけ置き去りになるかもしれんからな!試したかったらしてもいいが・・・・」


まあ、そんな阿呆な事を試す奴はいねえだろうが・・・・


しっかり盾を地面に置いて・・・立てて?大丈夫そうなのを確認し、魔法を発動・・・・


輝き・・・・視界が変わる。


そして・・・・

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