第6話 誰かが言った”ガチャ男爵”

王様に言われ、うわーマジか今からかよ!と思ったが、フェリーネ王女から王様へまさかの待ったがかかる。


「おとうさ・・・国王陛下、少々お待ち下さいませ。行けと言われれば行きましょうが、詳し戦況を伝えず、ただ行けではあまりにも無責任ですわ。」


うわ、言ったぞあの王女様。


「じゃがなフェリーネよ、あの装備があれば、今回は行けると思っておるのじゃ。」


今回は?


すると今度はアルデホンダ王女・・・・いや、俺ともう結婚した?から呼び捨てでいいのか?


「そんな事であの方は亡くなったのでしょうか?今はランナル様が夫ですので、未練はありませんわ。しかしながら、ただいまの発言、”今回は行けると思っておる?”それはいったい何を示しておられるのでしょうか?」


まさかの2人に指摘を受け、たじろぐ王様。


「だが・・・・見よランナルを!あれほどの強運の持ち主、ローイーノ魔国の呪いに打ち勝てるのはあ奴以外におるまいて!」


何言ってるんだ?で、相手の国ってローイーノ魔国?

魔国と戦ってたのかよ!

と言うか魔国って何?



「そうは言ってもお父様、こうもあっさり娘が呪われたのですよ?その辺りはどうなのでしょうね?」

お、今まで何も言わなかったリーサンネが発言する。


「そうです。私達まだ影響が残っていますの。ランナル様を見ると、身体が疼きますの。」


ええと、双子のもう一人ローシェが言うが・・・・それは違うんじゃないか?


「まあ・・・それは大変ね。4人供疼くのかしら?」



ええと・・・・ヤンティーネ王妃だっけ?がそう言ってくる。


「「「「はい!」」」」



4人がはもった。



「あなた、もう暫くお待ちなさい。まだ少々準備不足のようですわ。」


「何がなのじゃ?」


「ナニですわ?」


場内が静まり返る。


何やら嫌な予感しかしないんだが?


「ではお母様、戦の前の一仕事、イってまいりますわ。」


おい!待て待て!何かおかしいぞ?


「ええ・・・・4人の健闘をお祈りしています。」


何がどうなってる。それにイってまいりますってどういう意味だ?それに女性陣、色々目つきが変だぞ?何だその野獣が獲物を狙うかのごとき・・・・


すると、4姉妹が俺に近づき、両手両足を・・・うぉ!4人で軽々と持ち上げやがった!

俺は何処いずこへと連れ去られた・・・・


「うわ、流石はガチャ男爵だな!あの美女4姉妹・・・いや、10姉妹か?そのうち約半数を娶るとは・・・・流石だ!」


「ガチャ男爵パねえ!」


おいこらそんな事言わずに止めろ!


何だよガチャ男爵って・・・・


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