第21話 ゲートで戻ると、将軍さんは姪っ子にこってり怒られました

念のため、目隠しをしてもらう・・・・しかし・・・こんな所で一戦交える事になるとは・・・・一生の不覚。

そうなのだ、一瞬のスキを突かれ、俺はアマゾネスの餌食に・・・・

こんな外で何をナニする羽目になるとは・・・・


「5年ぶり・・・・まだまだイケる!さあ、子作りしましょう!」


「いや待て、駄目だ!戻ってからだ!」


あ!しまったと思ったが後の祭りだ。


「わかったわ・ランナル様の命令通り、ゲートで戻ってから致します。」


「一寸待て!そんな命令は・・・・」


すると、ヨゼフィーネは何かを取り出し・・・・その何かを押した。

”5年ぶり・・・まだまだイケる!さあ、子作りしましょう!”

”いや待て、駄目だ!戻ってからだ!”


・・・・何だそれ?

「聞いての通り、私、戻ったらランナル様と、子作りいたしますわ!」


「何でそうなる・・・ってさっきのは違うのか?」


「あれはまあ・・・男女の挨拶ですわ。気にいった相手がいれば、まずは相性を確認しませんとね。」


・・・どういう倫理観だ?


まあいい・・・・兎に角こんな所にいつまでもいられない。


「そんな事を議論したくない。一度戻る。それと・・・・まだ俺は信用できないんだ。すまないが目隠しをさせてもらおう。」


「まあ・・・・人気のない所へ連れられたのは、本当はそれが目的ですのね!さ、私まだまだイケますから、激しく求めてもいいのですよ?それこそ殴ったり蹴ったりしながらでも!もしかして無理やりが良かったですか?嫌がる相手に無理やり・・・・?」


もう、どう否定したらいいか分からん・・・それに、殴ったり蹴ったりしながら・・・・できるのか?あ、いかんいかん、向こうのペースに惑わされるわけにはいかん。


「あほ言ってないで目隠しするぞ。」


「あん♪いけず・・・・」


「何がいけずだ・・・・っとこれでどうだ?」


「アマゾネスに目隠し・・・・あまり意味をなさないと思いますけどね。」


そう言いながら大人しくなる。いや、その股間付近をもぞもぞさせるの止めてくれ。


「兎に角見られては困るからな・・・・」


俺はヨゼフィーネさんの手を引きながら、誘導する。

こうしてみると・・・小さな、綺麗な手だな。だが・・・・何か手つきが嫌らしく感じるのは、気のせいか?


俺は一つ忘れている事があったので、確認する。

「ドラグーンだっけ?どうしたらいいんだ?」


「呼べば付いてきますわ。ちょっとお待ちを・・・・ピーーーー!」


何か音を鳴らしたな?すると、おお!着いてくる。

これなら問題ないか。


で、しばらく歩くと、到着した。


「まずは・・・・ドラグーンか?それともこの付近に放置で問題ない?」


「また明日には戻るのでしょう?一晩置き去りでも問題ありませんわ。(無論嘘ですけど・・・・娘が後をつけてますからね?)」


「わかった・・・・じゃああんたからゲート使ってもらおうか。」


俺はヨゼフィーネさんを先に送り込んだ。


「ではベッドでお待ちしておりま・・・・」


最期まで言い終わらないうちに送り込んだ。


で、次は俺か・・・・

俺は一応周囲を警戒し、問題なさそうと判断。ゲートを使う。


すると・・・・


少し離れた場所で、4姉妹・・・・特にフェリーネとアルデホンダの2人にすごい勢いで怒られているヨゼフィーネさんがいた・・・・


だが、時々こっちを見る目は・・・・反省してないな?

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