第4話  早速妻達にスキルを渡す

暫らくし、周りがざわつき始める。


それにしてもこのガチャ、なぜこれだけの権力者の前でしなくてはいけないんだ?


そう思っていたら、フェリーネ王女が・・・・


「もうランナル様の妻ですから、フェリーネと呼び捨てにして下さいましね。妹も、姉にもですわ。それと、この婚姻ガチャですが、王家の前で行っていただくのが前提のガチャですから、仕方が無いのです。」


あれ?声に出してた?フェリーネ王女・・・・っと、フェリーネ・・・彼女は心の声を読めるのか?


「あの・・・・声に出てますよ?」


あ?どうやら俺が声に出していたらしい・・・・気を付けねば!


そして俺は、妻達にスキルを渡す事に。


ええと、全魔法の素養(LR)と、全属性魔法(LR)を妻全員に、そして、親方らにも全属性魔法(LR)を渡す。


あれ?全魔法の素養は無くてもいける・・・よな?


俺はRだったが・・・Rがあっても無くても、たいして変わらないよな?



一応、親方らには、自分の妻のいる所で、でひっそりとやってもらおう・・・・


で、神の加護も妻の分はあるので、全員に。



ただ、ガチャの数?に限りがあったので、全能力の向上はカチヤら先に結婚した妻3人の分と、自分の分しか確保できなかったので、それぞれ渡す。


「それにしても相変わらずでたらめな存在だな、ランナルは。」


そう言いつつ、スキルを取り込むエリーザベト。


「そんな事言いながら、ちゃっかりスキル取り込んでる当たり、流石エリザちゃんね?」


相変わらずヘインチェと仲がいいな。元々知り合いだっけ?


「ランナル様の妻というだけで、ここまでしてもらっていいのでしょうか?」


カチヤは少し考えがあるようだが・・・・


「もう俺の妻だろ?気にしたら負けだ!」


「何に負けるのかわかりませんが、折角ですので頂きますね・・・ってこれ、万が一妊娠してても大丈夫でしょうか?」


「え?カチヤやもう妊娠してるの?」


「え?流石にまだ分かりませんよ?ランナル様に抱いていただいてから、さほど時間は経ってませんからね?」



ああ、びっくりだぜ。


で・・・俺も色々なスキルを取り込み・・・・


今回は生産系ばかり?


まあ、落ち着いたら、ガチャじゃなく、自身でアイテム作ってみてもいいよな。


そう思っていると


「ランナル、君相変わらず面白い事考えるな?」


「何言ってんのエリーザベト?」


「だって・・・・ガチャでアイテム手に入るのに、わざわざ自分で作るって・・・・」


「やはりそう思いますよね?」


3人意気投合。何かおかしかったか?


そして、王家の妻4人にも、渡す事の出来るスキルはすべて渡し、取り込んでもらった。


「ランナル様には感謝しかございませんわ。これで今回は・・・・絶対生き残れます!」


何か不穏な事を言われた気がするが、どうやらこれから俺が挑まねばならぬ事案は、あまり芳しくないらしい。


何が待ち受けてるんだ?


そして、ガチャが終わり、一度求刑・・・・じゃない、休憩だ・・・・


求刑はある意味、親方らになのだよこれが。


親方らも俺のガチャの出来事を見ていて、俺がのたうち回っていた時もいた訳で・・・・


「ランナル、俺らもあれしないといけねえのか?」


「親方、此処で男を見せる時だと俺は思うぞ?」


「だが・・・・」


親方が振り返ると、そこには2人の親方の妻・・・・おっさんの妻に負けず劣らずの美女が待っていた。

なにせ、カチヤらと同じギルドの元受付嬢。勿論容姿で採用されてるからな。

で、もう1人も子爵様の元メイド。


やはり見た目がいい。


貴族の周りってこんなんばかりなのか?


世の中って理不尽だな・・・俺は抜け出す事に成功したから、こっち側に来たが・・・・

Nハンターのままなら・・・・


まあ、こんな不毛な考えは止めよう・・・・



親方らチームは、それぞれ妻達に両脇を固められ、いずこへと去って行った・・・・


頑張ってくれ!グッドラック!

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