第2話 もはやガチャなのかこれ?

取り敢えず、全能力の向上を取得・・・・

全生産スキル(統合)も取得・・・・

神の加護も取得・・・・


さっきのような苦しみはないな?


「ランナル、大丈夫なのか?」


エリーザベトが聞いてくる。


「ああ・・・問題なさそうなんだが・・・・何というか、高揚感?があるな。」


「能力が上がってるからでしょうか?」


「うん・・・・何か、カチヤ、今なら何でもできそうな気がするよ。」


エリーザベトとカチヤがお互い顔を見て、何か考えているようだ。


「で・・・どうするのですか?最期の11連残ってますよ?」


「ああ、そうだった・・・・ヘインチェ、どうするこれ?」


「ええ?私に聞かれても・・・・」


すまん、困るよな・・・・またアイテム取得するか?


神の加護?これ人数分貰っとくか?いや・・・・全能力の向上の方がいいか?


まあ、今から一緒に戦場へ赴く3人のはまず確保だな。


カチヤ達のために、全能力の向上を3、神の加護を3取得。

残り5つか・・・・


よく分からんが、能力は装備である程度何とかなるしな・・・・


ここは神の加護にしておこう。


4姉妹の分として、神の加護を4取得。

最後か・・・・


あ、全生産スキルと言うのがあるなら、素材を取得するのに必要なのないのか?

そう思うと・・・・


全採取(総合)と言うのがある。


何だろうな・・・採掘じゃない?

え?それを含めたやつ?


つまり?

鉱石とかの採掘や、薬草などの採取、そう言った素材の取得?これに役立つのか?

まあ、折角だしな・・・貰っとこう。


・・・・

・・・

・・


こうしてランナルのガチャ?これをガチャと言っていいのかわからないが、44連の取得が終わった。


王様を含め、王族全て、ランナルの妻達、その他居合わせた人々は、何も言葉を発する事ができなかったが・・・・


ここにきてフェリーネ王女が皆の前で語り始めた。


「ここに居合わせた、すべての人々に申し上げたき儀がございます。」


すると真っ先に反応したのが王様だ。


「フェリーネよ、何だ?かしこまって。」


「今夫であるランナル様の行ったこのガチャ・・・・どうか内密に願いたいのです。」


「どうしてかしら、フェリーネ?」


今度は王妃様だ。



「お父様、お母様、今のランナル様の行為、見てどう思いましょう?」


しばしの沈黙。


「普通ではないの。それはそこのランナルの装備を見ればわかるが・・・・」


「ええ・・・・そして、先ほどの最後のガチャ、もはやガチャではございません。」


「何が言いたいのかしら、フェリーネ?」


父親である王様と、母親である后妃様が交互に聞いている。


「それはつまり、神がどうお考えになるか分かりませんので、この件は外部に漏らさぬよう、対処する必要性があろうかと、わたくしは感じるのです。」


・・・・ああ、つまりあれか、また俺やらかしたのか?だが、今回はステータス?能力というか、それに依存してるはずだぞ?

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