概要
偏屈な文学少女と本嫌いの元気娘が織りなす出会いの夏
三度の飯より本が好き、人付きあいを親の仇のごとく嫌う少女、門脇ゆみりの習慣は隣町の図書館へ通うことだった。
夏休みに入り、一人図書館での読書を満喫しようとするゆみりのもとに、突然一人の少女が訪れる。元気で快活な雰囲気の彼女は読書感想文の課題に手こずっているそうで、そもそも読むべき本が思い付かないと言うのだった。本探しの手伝いを頼まれたゆみりは当然、難色を示すのだったが......
偏屈な文学少女と少しおばかな元気娘が過ごすひと夏の物語。
夏休みに入り、一人図書館での読書を満喫しようとするゆみりのもとに、突然一人の少女が訪れる。元気で快活な雰囲気の彼女は読書感想文の課題に手こずっているそうで、そもそも読むべき本が思い付かないと言うのだった。本探しの手伝いを頼まれたゆみりは当然、難色を示すのだったが......
偏屈な文学少女と少しおばかな元気娘が過ごすひと夏の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ひとりぼっちだった少女の、ひと夏の物語
夏休みに毎日図書館へ通う少女・門脇ゆみり。人付き合いが嫌いな彼女の楽しみは、本を読むこと。
夏のある日、いつものように図書館の一角で物語の世界に没頭していたゆみりに、同い年の一人の少女が声をかけてきた。
「ーーお隣良いでしょうか?」と。
本が好きで内向的な少女・ゆみりと、本を読むのが苦手で活発な少女・なつみ。正反対の二人が出会い、物語は動き出します。
小学生の夏休み独特の、あのどこか懐かしい雰囲気に包まれながら、なつみとの出会いによって少しずつ成長してゆくゆみりの心情変化が丁寧に描写されていて、読んでいてとても惹き込まれました。とても上質な児童文学を一冊読んだ気分です。
かつて本が…続きを読む