概要
わたしたちはガールズバンドじゃない。ロックバンドだ!
ロックバンドを作るためにわたしは18歳と1週間で車の免許を取った。そして、中古のボロボロのバンを買った。
さあ、これからメンバーのスカウトだ。
目指すのは女子だけのコアなギターバンド。甘くなく、激情溢れる熱いバンド。
男子は、要らない。
さあ、これからメンバーのスカウトだ。
目指すのは女子だけのコアなギターバンド。甘くなく、激情溢れる熱いバンド。
男子は、要らない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!吹き荒ぶ列島の暗闇を切り裂いて現れたロックンロールスーパースター!
バンド、音楽を取り扱った作品は数あれど、ここまで生活感のある作品はないのでは?
溜め息を吐く間さえない程に逼迫した「現実」。
そう、彼女らには音楽だけではなく、できれば見たくもない現実が存在している。
逃げ出す事も難しいこの世の中で、目を逸らさず向き合って、折れない心で音楽を奏でる。
彼女らのロックには、不自由の中にあるからこそ存在が許された自由が溢れている。
必然的な奇跡が溢れている。それは太陽が暖かいと言う奇跡。
人間と言う一個の生命が、太古に忘れ果てた当たり前の真実。
それを思い出させてくれるロックナンバー。
私はこの作品に出合い、読者としてのみならず作者としても救われ、新たな扉…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ロック&ロール!さぁ、君もバンに飛び乗ってロック達と一緒に走り出そう!
全世界のロックファンの皆様!
今回レビューで紹介させていただくこの小説は、音楽の小説です。
ジャンルはロック!
私は、ずっとこんな物語を待っていました。
最低で、最高で、それでも常に前を向いて走り続ける青春のお話。
バカにされ、痛めつけられ、押さえつけられ、不幸のどん底に落ちて、それでも才能を胸に秘め、音楽を手にして戦い、走る。
血沸き、肉躍ると言う表現が正しいでしょうか。
このお話を読むと、無性に走り出したくなります。
いじめ問題、大人たちの偏見、家庭の事情、伝統芸能の跡継ぎ問題、吹奏楽部とのちょっとしたいざこざ。
悲劇的、あるいは危機的状況のそれらをあの手この手で上手くかわし、時に…続きを読む