応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • これは面白い❣️
    マリーテレーズについてナポレオン2世がコメントを発した事も
    最後にメッテルニヒからの命令も

    ところでせりもも様はアシュラに自分の思いを乗せてませんでしょうか?^ ^

    作者からの返信

    お褒め頂き、恐縮です。フランソワのコメントは私自身の感想です。

    いえいえ、アシュラは名前の通り、かなりのワルですよ? 彼は神ではないので考えが浅く、享楽的、後先何も考えていません。私はそこまでの境地には達していないと自負しているんですが……。でもまあ、視点人物、あるいはレポーターとしては、うってつけだと思っています。

    ところで、つい先ごろ、とある韓国の恋愛小説を読んだのですが、自分の思いを乗せるならこういう風にやるのか、と感動致しました。素材は同じだと感じましたが、料理の仕方が全く違う……。私もいつか、やってみたいです。

    いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。

  • 魂の飛翔について 3への応援コメント

    「純粋な魂は、共鳴しあうものだよ」
    「はあ」

    ちょっとぞんざいな返事に、笑ってしまいましたw
    アシュラの突っ込みに、ムキになるベートーヴェンが可愛いですね!

    作者からの返信

    ベートーヴェンを尊敬していると言っているわりに、アシュラの態度はなってませんね。音楽家の生活習慣を知って、より一層、親しみが湧いたのかもしれません。それにしても楽聖に対し、不遜ですねえ。

    そうです。ベートーヴェンって、可愛い人だと思うんです。多分、終生恋愛に憧れた乙女な一面もあったのではないかと推察しています。さもなければ、「月光」や「エリーゼの為に」は書けなかった気がします……。

    一方でライヒシュタット公の方は本当に純粋だったと信じます。だって彼には、悪いことを教える人が皆無だったのですから。彼こそ真正の「箱入り」だと断言できます(きっぱり)。

    お読み下さって、本当にありがとうございます。また、応援、コメントも、心から感謝しております。
    急に寒くなりましたが、どうぞ御身御大切にお過ごしください。

  • せりももさんのライヒシュタット公への愛着を感じました^ ^

    作者からの返信

    130万語の小説書いちゃったり、常日頃、殿下とお呼びしたり、肖像画をブリントアウトして本棚に飾ったり。
    奇矯なのは自覚しておりますが、せめて愛情、いやそれはおこがましすぎるので、敬愛? いやいや献身とご理解下さい。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 急な病気
    やはりルカスが毒を?
    医師も怪しく
    信じられるのはスパイのアシュラだけ❓
    面白くなって来ました^ ^

    作者からの返信

    「思春期特有の病」というのは、言い得て妙だと思います。シュタウデンハイム医師の扱いに、最も迷いました。

    アシュラは、まあ、頼りない男です……。フランソワの為に一生懸命ではありますが。

    面白いと言って頂いて、嬉しい反面、緊張もします。
    どうかお楽しみ頂けますように。

  • 思春期特有の病への応援コメント

    もうライヒシュタット公の死期が目に見えて迫っていると感じます
    厨房のルカスとの会話で表現されてますネ^ ^

    作者からの返信

    実際の所、ライヒシュタット公は子どもの頃は体も大きく、丈夫な性質だったといいます。結核は感染症ですので、感染るものは感染るのでしょうが。しかし、たとえばマリー・ルイーゼも喀血したといいますが、彼女は相応の年齢まで生き永らえましたし、母親であれば、ライヒシュタット公のみが早死にしたことが、どうしても納得できなくて。

    ルカスは、彼の立ち位置が一番問題でした。アシュラが彼と知り合ったきっかけは……と考えていって、こういう関係に落ち着きました。後からもう少し自然な関係を思いついたのですが、それはどこか別立てで使うかもしれません。

    応援、コメント、本当にありがとうございます!

  • セドル と ニツキへの応援コメント

    おう、医師が気付いて通報した件ですネ^ ^

    作者からの返信

    そうです! ここにアシュラを絡ませました。ここからまた、寄り道しながら進んでいきます。(編年体の弊害ですね)

    セドルニツキも、こんな風に書きましたが、わりと好きな人です。誤字脱字に気を取られて肝心の内容を見逃すなんて、素敵な検閲官だと思います。

    お忙し所、鋭いご感想を、本当にありがとうございます。

  • 若君からの手紙への応援コメント

    マリーテレーズは、私の予想以上に物語を重層化してるんですね❣️

    ツィーターでは発表しましたが、11月4日に日本を出発します
    赴任先は中国です

    こうしてせりもも様とのやり取りは、後1ヶ月。
    楽しませて頂きます❣️

    作者からの返信

    重層化というのもおこがましいのですが、マリー・テレーズは軽く扱ってはいけない人だと思いました。

    秋になりましたものね…。寂しくなりますが、商社様の大切なキャリアです。準備を是非、ご優先なさって、こちらは気晴らしになれば、何より嬉しいです。お忙しい中お付き合い頂き、とても感謝しております。ありがとうございます。残り短い期間も、お時間のある時にどうぞお付き合い下さい。

  • ファニーの手柄 2への応援コメント

    このマリーテレーズのセリフは素晴らしい❗️
    私にはここまでは絶対にかけません

    家系図は秀逸です。なのでツィーターで紹介させて頂きました❗️

    作者からの返信

    身に余るお褒めの言葉を、ありがとうございます。マリー・テレーズを書くのは、やはり緊張します。モーリツは気楽でいいんですが。

    ご紹介、ありがとうございました。
    家系図、スマホで飛ぶと、時間がかかりますねえ。それに、リンクのコピペならいけるのに、リンクを範囲指定して開く別窓では飛べないという(アンドロイドです)……。お手数をお掛けします。

    温かい応援を、本当にありがとうございます。私ももう少しなんとかしなくちゃと思いつつ、とりあえず、なろうの「秋の歴史2022」で援護射撃してみます。

  • ファニーの手柄 1への応援コメント

    マリーテレーズ
    あの革命で奇跡的に助かったブルボンの血を引く女性

    当時のフランス人は彼女をどう見たのでしょう
    可哀想?恐ろしい?

    この後の展開が楽しみです

    作者からの返信

    アントワネットの娘は、レオポルディーネの次に人気でした。

    ファニーとモーリツの母子関係は書いていてとても楽しく、それにマリー・テレーズが加わると、緊張はしたけれど、一層楽しく書けました。

    フランス人が彼女をどう見たかと言う点については、両方だと思います。その人の立場によっても違うというか。それで彼女の評判が落ちることがなかったところに、王者としての(王太子妃ですが)貫禄を感じます。

    応援、コメント、ありがとうございます。楽しみと言って頂けて嬉しいです。



  • ユゴーとエミール 2への応援コメント

    パラレルな人物

    ユゴーが出て面白くなりそうですよ❣️

    作者からの返信

    あ、ユゴーの説明、ここに書いてありましたっけ。先走ってしまい、すみません。さすがにこれほどの有名人を私の都合で使い走らせるわけにはいかず……。

    エミールのパスワード、ずっと生きていたらいいなあ、とこれは私の希望です。それにしても、”Vive le roi de Rome !" は、"Vive Napoléon II !" を思わせ、メッテルニヒなどはさぞ、やきもきしたことと思われます。エミールが両親と共に宮殿を去らなければいけなかったのは、このパスワードが大きな原因だったのでは? とも考えられます。これ以後、フランソワには同年代の友達が一切いなくなってしまったわけで、なんとも気の毒な話です。

    お忙しいのに、いつも本当にありがとうございます。どうか少しでもお楽しみ頂けますように。

  • ユゴーとエミール 1への応援コメント

    ユゴーって、もしかしてビクトルユゴーですか?

    この小説には驚かされます😀
    ビッグネームが多い😆

    作者からの返信

    はい、そのユゴーです。
    残念ながらライヒシュタット公とユゴーの接点はありませんが、ユゴーは 彼が亡くなった翌月、"Napoléon II” という詩を書いています。この詩と、『レ・ミゼラブル』の7月革命をアレンジした形で進んでいきます。ので、ユゴーにもご登場を願いました。

    他にも有名な童話をひとつ割り込ませてあります。

    何と申しますか、マイナーなお話なので読者サービスの一環として、という感じです。

    お忙しいのに、応援、コメントを頂き、心から感謝申し上げます。

  • ナポレオンの遺品 2への応援コメント

    面白い事実です
    知らなかった。ライヒシュタットはボヘミアの地名で
    フランス革命時に王党派フランス人が多くウィーンに逃れ
    その後ボヘミアに追放したと

    これは想像が膨らみますね❣️

    作者からの返信

    ボヘミアにフランスからの亡命貴族が多く移されたと知った時、私も意外に思いました。ちなみにナポレオンの息子に対し、メッテルニヒは別な名前を提案したようです。いずれにしろ皇帝が知らなかったはずがないと思います。

    本当に想像が膨らみました。

    オーストリアには後にマルモン元帥も亡命してきていますし、その少し前にはフーシェも(よく来られたものですが)来ています。フランスからの亡命先としてはメジャー? であったのかもしれません。

    お忙しい中、応援・コメント、本当にありがとうございます。

  • ナポレオンの遺品 1への応援コメント

    遺品に薬?
    それをアシュラは手に取った

    新しい展開ですね!

    作者からの返信

    フランソワにナポレオンの遺品について、なんとか具体的なことを教えてあげたい……多分、その一心です。彼は手クセは悪くない設定ですから。でも、ウィーンっ子らしく? 道徳や職業倫理に縛られるようなことはありません。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。
    仰る通り、新しい展開に入っていきます。もたつかずに描かれていればいいのですが。

  • 遊び人の貴公子への応援コメント

    フランツを始末しようとする者
    守ろうとする者

    役者が増えてきました

    作者からの返信

    モーリツ・エステルハージは、好きな登場人物の一人です。この人については断片的な知識しか得られなかったので大部分は想像で補ったのですが、若い頃に遊び人であったことは間違いありません。そんな人物が、無垢で箱入りの貴公子のそばにいたら……? 彼には、物語の明るい側面と、フランソワの青年らしい部分を描く助けになってもらいました。

    なお、この時期モーリツ母子がフランスの王太子妃に招かれたのは本当の話で、その時期を遵守する為に、音楽家のお話が分断されてしまいました。痛し痒しという感じです。

    お忙しい中、応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • そこに魔王がいる 4への応援コメント

    フランツとアシュラの交流、後世に名を残す音楽家たちの交錯、意外と伏線の中心近くにいたディートリヒシュタイン先生(笑)と、盛りだくさんの展開ですね!
    『魔王』を運命的な縦糸にして、緻密にからみ合っていく、一つ一つの要素に惹き込まれます。

    作者からの返信

    そうなんです。意外とディートリヒシュタイン先生ったら、あちこちの糸を握っていらっしゃるんですよ。ぶっちゃけ、宮廷歌劇場支配人を兼務していていて、個人的にも音楽がお好きだからでしょうけれど。先生は、フランソワを第九の演奏会(初演かどうかはちょっとわかりませんでした)に連れて行って、その反応のあまりの薄さにがっかりしていました。なにしろ彼は、音楽会より鼓笛隊の太鼓やラッパの方が好きですからね。音痴のナポレオンの息子ですからね……。

    見抜いて頂いた通り、『魔王』は、この物語の大きな縦軸です。このお話の完結後に魔王にふさわしい完全フィクションのノワールを描きたいと思いつつ、うっかりドゼとダグーのわちゃくちゃに足を踏み入れてしまい、未だに頭の中のお話に留まっています。でもいつか必ず……と、夢と野望は果てしなく続いております。

    嬉しいコメントをありがとうございます。とてもとても励みになります。

  • 遺書に秘密が?

    面白そうな予感です‼️

    作者からの返信

    遺書は書籍化? されて公開されてしまってます。フランソワはアントマルキの手記の中でそれを読みました。

    遺書もそうですが、私としては、ナポレオンが息子に遺品を残していたというのが、びっくりです。価値のあるものはなさそうですが。

    どうかご期待に添えますように。

    ポイント、ご感想、本当にありがとうございます。

  • 赤い黴への応援コメント

    さあ、始まりました。そして、明らかになり驚き、モヤモヤがスッキリしました

    壁 コリン医師でしたでしょうか?ベッドを変えなさいと言ったのは?陰謀に気がつきそうになったのは?

    医師が物語のキーになった事が繋がりました❗️

    さあ、始まりました❗️

    作者からの返信

    すっきりされましたか? ごめんなさい、仰る通り、始まりに過ぎません。

    何ともまどろっこしくて申し訳ないです。時間を追って書いた弊害がこういうところで出るのだなあと反省しきりです。ミステリ部分を切り離してまとめたこともあるのですが、そうすると謎を追うことが主眼となって、物語のおいしい部分(フランソワの可愛らしさとか、ライヒシュタット公のイケメン度とか……)を切り捨てねばなりません。また、ゾフィー大公妃はじめ、他の人々との交流がちぐはぐになってしまい、不満が残ります。

    お忙しいとは存じますが、お暇な折にお読み頂ければ幸いです。

  • 巨人の死への応援コメント

    この章はベートーヴェンの死とフランツの暗い影が交錯し重層感ありますね❗️

    前回の返信で解説が興醒めに?とせりもも様は心配のコメントをされてましたがとんでもない。

    せりもも様の解説があって整理されて、感心して、と楽しみなんです
    そして私自身の製作にも刺激になってます

    御多忙中、毎回申し訳ないと思うんですが

    作者からの返信

    お褒め頂き、恐縮です。
    商社様の製作の刺激になるのなら、甲斐があったというものです。

    申し訳ないなんて、とんでもない! 忙しい、もすみません、ここのところの休日なしの無茶なスケジュール(下請けの下請けは悲しいです)につい、愚痴が出てしまいましたが、私にとって一番大切なのはものを考え表現することですから、どうぞお気遣いなく。それもやっと一段落し、次の割り込みはいつだろう……(恐怖)。

    調べたことを自分の中で消化してフィクションと混然一体になるまで表に出さない、というのが私の理想です(調べ始めてから数年は書き始めません)。でも一方で、史実を創作のように装うことはあってはならないとも思うのです。マイナー分野では、そこがとても難しいと痛感しています。

    編集済
  • ベートーヴェンとシューベルトが交流あったんですね

    作者からの返信

    ベートーヴェンがシューベルトの編曲した「フランスの歌」を演奏したというのは、確か資料で読みました。あとは、ベートーヴェンが亡くなるすぐ前にシューベルトが訪ねて来たというのも読んだ気がします。(後者は多分、下のリンクの「音楽家」の項目に挙げてある本のどれかです)
    https://serimomoplus.blog.fc2.com/blog-entry-78.html?sp

    ですがここは、アシュラが話題になっていることからおわかりの通り、フィクションとなっております。

    こうして解説するのも興ざめにはならないでしょうか。最初に申し上げた通り、好きで調べただけで、系統立てて学んだことはありませんので、知識としては非常に危うく、価値はほぼゼロです。また、小説として書きましたので、根底には嘘が仕込まれています。ご注意下さい。

  • ベートーヴェンが酒に溺れていたとは誰も知らないと思います

    作者からの返信

    お酒に溺れていた、というと、語弊があります。ベートーヴェンはお酒が好きで、非常に頑固だった。主治医の指示を無視するほどに。そういう風にご理解頂きたいと思います。誤解を与える表現がありましたら、お詫び申し上げます。

    何かを伝えるということはとても難しく、危険なことですね。危うくベートーヴェンをアル中にするところでした。

    いつも応援、コメント、ありがとうございます。

  • ベートーヴェンに突然話が移りましたね

    そしてここでも医師が関わります

    医師を通じて物語が絡まり進んで行くのでしょうか?次楽しみです

    作者からの返信

    このお話は、編年体で書きましたので、特に音楽家を登場させてしまったものですから、あちこちに話が飛びがちです。読み手の方におわかりになりにくいかと考えましたが、出来事の時期を追って話を進めた方が、より真実(もしくはフィクションに真実味を持たせること)に迫れるかと考えました。

    いずれ、ナポレオンの没落、フランソワの幼年期、音楽家との交流遍、青年期、と分けてまとめたいのですが、その場合、大トリをどうするか、未だ考えがまとまっていません。というかもう、あれやこれやでてんやわんやでして。あと、革命戦争についてもっと調べたいし。書きかけのもあるし。生きているうちに何とかまとめたいという希望を持っています。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 豹変への応援コメント

    医師にまで調査され、薪での殺害も仄めかしたこの章は目立たないかもしれませんが非常に面白いと感じました

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    ライヒシュタット公は病死ということになっていますが、もちろんそれに異論はないのですが、何もできないまま亡くなったことが悔しく、私なりの抵抗を試みています。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • ブラジルよりへの応援コメント

    この章は本当に読んで良かったですしブラジルの歴史もよく分からなかったので知って良かったです

    この章もTwitterに宣伝します

    作者からの返信

    恐縮です。私も全然、詳しくないです。この部分は、歴史の流れを追うのに精いっぱいでした。レオポルディーネに感謝ですね!(でも、小説としてはいい出来ではありません)

    ブラジルといえば、つい最近、ポルトガル王室のブラジルへの脱出に尽力したのが、シドニー・スミスというイギリスの海軍将校だとわかり、ちょっと興奮しました。彼は、私の別の小説「オリエント撤退」で、ドゼらがトルコとエル=アリシュ条約を結ぶ仲介をした人物です。私好みのかなりの変人です。
    ブログに書き留めました。下のリンクページの真ん中辺で、レオポルディーネの夫の父親が出てきます。あまりにマイナーなので気が引けるのですが、もしよろしかったら。
    https://serimomoplus.blog.fc2.com/blog-entry-238.html


    応援、コメント、本当にありがとうございます。

    編集済

  • 編集済

    ゾフィーが伝えたことへの応援コメント

    これです❣️このシーンを待ってました。
    生き残る為、バイエルンはナポレオンにいち早く同盟し、その後
    ハプスブルク家にも同盟

    どちらもバイエルンの美しい妃を差し出す事で

    そして、二人っきりの部屋で幻の手紙を燃やす
    私が想像する以上にワクワクする設定でした

    残念ながらサイトに飛べず、スクロールしても見れませんでしたが、ご愛嬌です(o^^o)


    失礼しました。サイトに飛べました❗️
    素晴らしいまとめです。家系図ずっと見てられます

    ツィーターに共有します^ ^

    作者からの返信

    ハプスブルク家には、ゾフィーの前に、異母姉のカロリーネ・アウグステが皇帝(フランツの祖父)に嫁いでいますしね。この後、例の美女も嫁いできますし……。

    この部分も想像ですが、フランソワがゾフィーに好意を持ったとしたら、宮廷で孤立している者同士という類似点はあったとしても、その他にもっと大きな理由があったと思うのです。さもなければ、死の間際まで彼女を迎え入れたりしないと感じました。この後、彼を大切にしたゾフィーと彼女の夫F・カールとの交流に焦点を当てて(この件に関しては飛び飛びですが)進行していきます。必ずしも恋愛感情だけではないのです。

    系譜、見れて良かったです。もう少しで急ぎの仕事が終わるので(もうへろへろです)、その後、スクロールなしで直接飛べるようにしたいです。せっかく来て下さった方にワンアククッションさせるのは申し訳なさすぎますので。

    本日は嬉しいお褒めのお言葉、ありがとうございました。いつも本当にありがとうございます!

    編集済
  • 重要な章です
    そしてナポレオン待望論は、後のナポレオン3世に引き継がされますね

    ナポレオンの遺書が印刷され出回っていたのは知りませんでした

    作者からの返信

    この辺り、もう少し自由に書き込みたかったので、「『ドン・カルロス』異聞」を描いてみました。

    アントマルキは、オメラの後任です。ナポレオンの侍医はどうしてどの人も怪しい雰囲気を湛えているのでしょうか。やっぱりイギリスの陰謀か、まともな医者は来るのを嫌がったのか。私は後者だと思いますが。

    いつも応援、コメント、ありがとうございます。

  • プリンスの居場所への応援コメント

    失脚?フランス皇帝から?
    ディートリッヒシュタインは何を狙っているのか?

    作者からの返信

    参考文献のうち、ANDRÉ CASTELOT の本はディートリヒシュタイン先生からパルマのマリー・ルイーゼへ宛てた手紙が主な資料となっており(刊行当時、新たに発見されたのだそうです)、その為、ディ先生の視点が多くなりがちです。気をつけてはいたのですが。
    宮廷の奥深く匿われていたライヒシュタット公について伝わっていることはあまり多くないので、どうしても偏りが出てしまいました。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • いずれ……への応援コメント

    ちょっとダヴーにも通じる(!)人格破綻者のベートーヴェンとアシュラにほっこりしていたら、一方で、ディートリヒシュタイン先生のツンデレも深刻化してますね……w
    ラザンスキ伯爵夫人の、直球気味なツッコミも楽しいです。

    作者からの返信

    ほんとですよねえ。ベートーヴェンのあの変人ぶりといったら、ダヴーといい勝負です(ベートーヴェンはホンモノですが、ダヴーはもしかして、若干冤罪ぎみかもしれません。けれど普通でなかったことは確かです)

    ディートリヒシュタイン先生のツンデレ! まさしくその通りです! 本当は殿下のことが大好きなのに、つい悪口言っちゃうんです(マリー・ルイーゼへの手紙とかで)。でもこれは、彼の愛情表現だと思われます。先生は、教育者ですから。殿下を立派に育てようと燃えているわけですから。

    ラザンスキ伯爵夫人の突っ込みは、当時のウィーン宮廷女性全般を代弁してもらいました。特に(ブラジルへ嫁いでしまいましたが)マリー・ルイーゼの妹のレオポルディーネは、ディートリヒシュタイン先生は厳しすぎると思っていたようです。

    楽しいとおっしゃって頂けて光栄です。ディートリヒシュタイン先生をおちょくるのは私も大好きで、この辺は、とても楽しんで書いています。

    素敵なご感想と、応援も、本当にありがとうございます。とてもとても嬉しいです。

  • ディートリッヒシュタインはフランツをフランス皇帝に望んでたのですか?

    作者からの返信

    そうかもしれません。以前申し上げましたが、フランスの復古王政は不安定で、政権が安定するまでは、「ナポレオン2世」に振り子が傾く可能性がありました。

    もちろん、家庭教師や宰相の思惑を裏付ける証拠は残っていません。


    応援、コメント、ありがとうございます。

  • 奥様?への応援コメント

    オペラに行ったんですか?二人は

    良いですね。次楽しみです

    作者からの返信

    ここは自分でも好きなシーンです。いくつかの史実を取り込みましたが、好きなように書いてます。モーリツ・エステルハージとの出会いも、こんな感じだったらなあと思っています。

    いつも応援、コメント、ありがとうございます。

  • 内気なプリンスへの応援コメント

    凄い設定ですが、このアシュラが引き出しを漁ってるのをワザと見つかるようにですか?謎は次に分かるのでしょうか?

    失礼しました^_^

    作者からの返信

    これを書き始めたの4年前で、調べたことはさすがに覚えているのですが(ただし出典は忘れがちで、それはご質問を頂く毎に調べ直しています)、フィクションは忘れてしまう箇所もあるのだと、初めて知りました。そういえば、殿下を外で遊ばせて差し上げたいと思ったんでしたっけ。ローマの休日、ウィーンver.というか。(にしては下品ですけど)

    アシュラが引き出しを漁っていてフランソワに見つかったのは、わざとです。彼の身の回りを探る役に抜擢されたとフランソワに知らせる為です。
    のつもりで書いたのですが、どうお読み頂いても構いません。

    応援、コメント、ありがとうございます!

  • スペルミスが多い事をネタにするとは
    面白かったです^ ^

    作者からの返信

    誤字脱字は他人事ではありませんので……。

    "embrasser" は、マレンゴ勝利の夜、ドゼの死を知ったナポレオンが、「今宵彼をembrasser できれば最高だ」、と言った、思い出深い言葉です。そういえば、ここで使ったと思い出しました。

    嬉しいコメント、ありがとうございます!

  • ゾフィーの続きかと思ったのですが、アシュラに場面転換
    この後は重装な展開が期待です

    作者からの返信

    アシュラは視点人物兼、レポーターなので。ここで少し肉付けしましたから、以後はフランツに専念できます。ただし彼には宮廷のことまではわからないのが、難しいところです。

    お読み下さってありがとうございます。応援、コメント、感謝申し上げます。

  • ゾフィーと呼んでへの応援コメント

    ゾフィーを待ってました😀

    それにしても毎度ながらディテールをよく調べられてる

    犬の芝居、皇帝の病気

    次の展開楽しみです‼️

    作者からの返信

    ゾフィーは、ここから先に、もう少し踏み込んで書いています。彼女の登場回はやはり場が華やぐせいか、書いていて楽しかったです。

    犬の芝居は、ビーダーマイヤー時代、本当にあったそうです。あと、舞台で大砲をぶっ放すとか。自由で楽しい町の生活と、窮屈な宮廷での生活が対称的でした。庶民の方が、楽しかったのかもしれません。

    皇帝は平癒されてなによりでした。平癒の折の顔見せの際、ウィーンの人々は大喜びしたそうです。皇帝の乗った馬車を取り囲んでの大騒ぎもあったとか(若干やりすぎたようです)。人々に愛される皇帝の姿は、殿下に大きな感銘を与えたことと思います。ならば、ナポレオンへの執着が薄らいだのならよかったのですが。

    楽しみと言って頂けて嬉しいです。どうか失望させることがありませんように。
    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 主な登場人物への応援コメント

    ついにナイペルクも心情的にフランツ派になってw
    と思っていたら新章、いよいよ主人公としての、物語の開幕ですね!
    引き続き、楽しみにさせていただきます。

    作者からの返信

    お調子者のナイペルクは深く反省したことと思います。払った犠牲は大きかった……。悔い改めたナイペルクはこの後も出てきますので、どうぞご期待を!

    新章では、多量の史実に、少量のフィクションを混ぜて進行していきます。嘘を見破られない為のテクニックのつもりだったのですが、完結してから思ったことは、もっと大胆に変えてもよかったかな、と。その方がエンタメ寄りだったかもしれません。書いている時は、殿下の健気さ、ナイーヴな優しさを知って頂きたく、その一心でした。

    お読み下さって、本当にありがとうございます。私は本棚に殿下の画像をプリントアウトして飾っているのですが(ひ、引かないで下さい!)、その殿下が、心なしか優しい表情になったような気がしてなりません。日本で有名にして差し上げます! と誓った割に何もできていない不甲斐なさを、少しはお許し頂けたかと。

    心から感謝しております。引き続き、少しでもお楽しみ頂けますように……。

  • 優しい子 2への応援コメント

    アシュラという架空設定にここまで掘り下げるとは

    作者からの返信

    アシュラは、視点人物であると同時に、外の世界へ出られないライヒシュタット公に代わって、移り変わる世の中についてレポートしてもらおうと考えています。町の少年なので、あちこちへ行けるのが、彼の強みです。

    お返事遅れて申し訳ありません。せっかくコメント頂けて……それも既に完結済みなのに、そして私にとってとても大切なお話です……とても嬉しいのに。心から感謝しております。どうぞお見限りなくお読み頂けますように。

    オフラインの作業をしておりますので、またパソコンを開けた時に、お話しさせて頂きます。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 優しい子 1への応援コメント

    微妙な経済格差の要因とナポレオン戦争の関係を把握する必要があります

    作者からの返信

    フランスでは大革命で、貴族階級は財産を剥奪され、また、王に忠誠を誓った者は国外亡命を余儀なくされました。国内に残った貴族も革命政府に従うことを余儀なくされ、亡命貴族の家族は困窮を極めました。帝政に入ると、大分緩和されたようですが。

    それに比べると規模は小さいのですが、ドイツにも似たような貧困があったのですね。要は、新しい体制についていけないと、落ちこぼれてしまうというか。それは今の世の中でも同じ気がして、では自分に何ができるかと考えると、非常に心許ない気がします。昔から今に続く家柄は、やっぱりすごいということでしょうか。

    急な仕事が入ってしまい、HPは復旧させることしかできませんでした。インデックスをつけたり、上からスクロールではなくてワンクリックで目的の場所に飛べるようにしたかったのですが。なんかもう、後手後手で、本当にすみません。
     https://serimomo139.web.fc2.com/franz.html

    コメント、応援、とても励みになっています。ありがとうございます。

  • 軍務への道への応援コメント

    いろいろとほだされた(笑)ディートリヒシュタイン先生も、孫の憧れを好意的に解釈する皇帝も、立場と責任が許す限りの愛情を持ってフランツに接している、そんな描写に受け取れます。
    フランツの方も、幼年期はともかく、成長した後は知性でそれを理解してくれていたら良いな……と願ってしまいます。

    作者からの返信

    ディートリヒシュタイン先生も皇帝も、仰る通りだと思います。家庭教師と祖父(父親の役割を兼ねてもいました。皇帝はナポレオンより1つ年上です)の立場から、時には立場を超えて、精一杯の愛情を示していたような気がしてなりません。

    ディートリヒシュタインはカタブツで、皇帝もまた、それに輪をかけた事務的な人間でした。でも、特に皇帝は家庭的な人でしたし、長女のマリー・ルイーゼをそれはそれは愛していました。その愛は、きちんとフランツにも向けられていたと思うのです。

    フランツもきっと、わかっていたと思うのです。ただ彼の不幸は、父親のことを忘れられなかったことだと思います。軍務に就いたこともまた、父への憧れからでしたし。(オーストリア軍とフランス軍ではだいぶ違いますが)

    時々思うのですが、オーストリア軍にドゼやダヴーのような人がいたら、フランツももっと楽しかったのではないか……、一方で、オーストリア軍に入隊した瞬間に、二人もまた、しゃちほこ張った将校に変貌してしまったかもしれない、とも思うのです。

    お読み下さって、本当にありがとうございます。自分の文章を読み返しつつ、時々地面に掘った穴に頭を突っ込みたくなっていますが、どうかご寛恕の上、少しでもお楽しみ頂けますように。

  • 地獄で待っているへの応援コメント

    クレメンスの本は読みたい時期があったのですがAmazonではとても高価で諦めました

    きっとせりもも様はクレメンスについても相当調べられたのではないでしょうか?

    そのクレメンスがフランツを娘に感染した結核を毒として殺そうとしたという事ですネ

    メッテルニヒが何故もっと早い段階で危険なフランツを殺さなかったのか?疑問だったのでこの章は面白かったです

    作者からの返信

    昨日は失礼致しました。急いでいたので近況ノートに載せてしまいましたが、後から見たら小さくて見づらいですね。すみません。図表はやっぱりHPに載せた方が自由度が高く、パソコンやタブレットでなら大きく見えるので、週末になったらトライしてみます。って、すぐに週末ですね……。

    私がメッテルニヒについて知りたかったのは、家族、夫婦関係、愛人、住居の所在など邪道な面ばかりでしたが、特に日本の本は外交・政治思想等、専門的な内容が多く、猫に小判、豚に真珠状態でして。

    「のどに刺さった棘」と揶揄されつつもメッテルニヒがナポレオンの息子を温存していたのは、フランスの政権が安定しなかったからだと思います。隙あらば「オーストリア皇帝の孫」をフランス王(皇帝)に……の夢が捨てきれなかったんじゃないでしょうか。そんな風に思います。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • シューベルトの子守唄 2への応援コメント

    図が見えなかったですネ😅

    この章は推理小説の種明かし的な雰囲気もあり格好良いと思います

    作者からの返信

    わあ、すみません! そして、教えて下さってありがとうございます!

    お盆休みにホームページを組み直し、その際に、古いデータを全部消したことを忘れていました。取り急ぎ、ここの図だけを、「近況ノート」に載せました。
    https://kakuyomu.jp/users/serimomo/news/16817139558423912626

    ついでに、トップページはこちらです。
    https://serimomo139.web.fc2.com/

    HPにあまりに人が来ないので、図版はブログに乗せるようになり、次いで「近況ノート」に画像が入れられるようになってからは、ホームページに図を載せたことはすっかり忘れていました。

    教えて下さって助かりました。本当にありがとうございました。

  • シューベルトの子守唄 1への応援コメント

    あれ?家庭教師も実は?

    ここんとこ有名音楽家が出て華やかです

    作者からの返信

    先日も申し上げた通り、この辺りの人間関係は史実です。

    ベートーヴェンやシューベルトがもう少し長生きしてくれたらよかったのですが。モーツアルトは既に亡くなっており、サリエリは接点がなく、ポーランド問題は無関係ではないのですが、ショパンも表立っては出せませんでした。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。


  • 編集済

    年寄りの気むずかし屋への応援コメント

    ディートリヒシュタイン先生が健気に見えますw
    みんな、自分が認識できる範囲の最善を尽くしているので、客観的にはフランツも、不幸の底というわけでもないのですが……難しい境遇ですね。

    作者からの返信

    健気……ディートリヒシュタイン先生が聞いたら、大喜びするでしょうね! お堅い先生ですが、結構父性らしいところを見せてくれるところもあって、私もこの先生が大好きです。けれどボナパルニストの間では、彼はその硬直した教育によって、ナポレオンの息子の知性や可能性を「刈り込んでしまった」と、大層評判が悪く、幾重にも気の毒なポジションにいらっしゃいます。

    そうなんです。決してひどい扱いを受けていたわけではないのです。ただ、自由がなく、ナポレオン関係の情報が遮断されていたことを除けば。それも一重に、彼自身の身の安全と、オーストリア貴公子としての地位保全の為で……。実際、オーストリアの人々に、これ以上の何ができただろうと思うと、考え込んでしまいます。

    でも、フランツには満たされないものがあったと思うと、仰る通り、難しい境遇ですよね。

    お読み頂けて、本当に嬉しいです。このお話はナポレオン戦争後のお話なので大きな動きはないのですが、少しでもお役に立てればと、祈るような気持ちでおります。
    応援、コメント、心からありがとうございます。

  • 魂の飛翔について 3への応援コメント

    フランツの死に迫る伏線でしょうか?

    しかもベートーヴェンの言葉が

    作者からの返信

    先の楽しみ? を削ぐといけませんので、伏線についてはノーコメントを通させて頂きます。

    死は、まだずっと先です(通常よりは早すぎる死ですが)。青春と呼ばれる時期が彼にもちゃんとあったことを、やりたいことや理想、普通の若者としての人生がそこにちゃんと存在したことを、拙い文章ではありますが、汲み取って頂ければ嬉しいです。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。
    急な仕事が入り、返信が遅れて申し訳ありませんでした。まとめてのお返事でありますことを、お詫び申し上げます。

  • 魂の飛翔について 2への応援コメント

    こんな伏線の回収とは❗️
    ベートーヴェンが耳が一時良くなったのは史実ですか?

    面白かったです❣️

    作者からの返信

    伏線については何も言えないのですが……。この時ベートーヴェンがバーデンに招かれたのは事実で、なら、ライヒシュタット公に会った可能性もあるな、と思ったものですから。実際には、子どもにとって音楽会は退屈だったかもしれませんし、彼は「第九」の演奏会にもあまり興味を示さなかったとディートリヒシュタインが書き残しています。音楽は鼓笛隊の演奏以外は嫌いというのは、本当だったようです。ナポレオンは音痴だったそうですし。

    ベートーヴェンの耳は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、次第に聞こえなくなっていったようです。なお、ここに書いている治療法は、実際に彼が試したものであるといいます。きっと、藁にも縋りたい思いだったんでしょうね。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 魂の飛翔について 1への応援コメント

    シューベルトにヴェートーベン
    予想外に華やかですね

    推理小説好きなのですネ^ ^

    作者からの返信

    この二人の音楽家は、ライヒシュタット公と繋がりがあるものですから。

    シューベルトは、家庭教師のディートリヒシュタインに「魔王」を献呈しています。また、もう一人の家庭教師コリンの詩に曲をつけています。

    ベートーヴェンは、同じくディートリヒシュタイン伯爵の家で演奏をしたことがあります。また、ベートーヴェンの主治医だったうち2名が、後にライヒシュタット公の主治医として採用されました。

    はい、元々はミステリを書いていました。

    応援、コメント、ありがとうございます!

  • ママ・キューの帝王教育への応援コメント

    ローマ王、いじらしいですね。
    ナポレオンもロシアで懲りて、マイホームパパに転身していれば、もう少し軟着陸できたのでしょうか……。

    作者からの返信

    本当にいじらしくて愛らしくて。お判り頂いて、とても嬉しいです。

    ナポレオンは、ロシア皇帝アレクサンドル一世の若さに嫉妬していたのだと、セント・ヘレナ島で言っています(8つ年下です)。対フランス戦で実際に活躍したロシアの将軍は、ナポレオンよりずっと年上だったのですが。

    この後、計算高いメッテルニヒさえ敵に回してしまうことになりますので、仰る通り、ここが最後のチャンスだったことは間違いありません。しかし彼は、「撤退は自分を失うことだ」と言っていたくらいですから……。

    ナポレオンは戦争に淫していたとよく言われますが、戦争による世論の高揚と経済効果、そして、勝利による一層の民意高揚(もちろん、敗戦国からの賠償金収入を含みます)は、自分の人気に不可欠だと、わかっていたのでしょう。

    マイホームパパに転身するイメージ戦略……妻はハプスブルク皇女だし、子どもはこの通りとても可愛いし……意外とアリだったかもしれませんね!

    お読み頂いて、とても嬉しいです。また、丁寧なコメントも感激です。
    ありがとうございます!!

  • 喉に刺さった棘 2への応援コメント

    何か物騒になって来ました

    作者からの返信

    ですよね。
    私はもともとミステリを書いていたので、どうしてもこちらの方向に寄っていきます。謎とどんでん返しが大好物でして。しかし、歴史ファンの方にとっては邪道かも。

    応援、コメント、本当にありがとうございます!

  • 喉に刺さった棘 1への応援コメント

    シューベルトの記載からフランツへ筋が移る
    紋章を隠した馬車で

    ちょっとピリッとしました

    作者からの返信

    実際に紋章を隠した馬車というのはあったようです。ライヒシュタット家の馬車ではありませんが。

    ちょっとこの辺、もたもたしていますね。いろんな人の伝記を継いでいるからだと思います。時間を合わせるのがややこしくて。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • そこに魔王がいる 4への応援コメント

    驚く事実が最後に

    魔王がこんな風な伏線だったとは❣️

    昨日の私の感想が案外的を得てます。そう思いませんか?(o^^o)

    紹介された曲聴いて見ます‼️

    作者からの返信

    この辺りは、某貴族の家の音楽会を場として借りていることと、ディ先生が「魔王」作曲の引き金になったこと(年代的にはもろもろ合わせてます)以外は、ほぼ史実通りです。(もちろんアシュラのパートはフィクションです)

    伏線についてはあまり言えないのですが、魔王は物語全体のテーマの一つでもあり、従って……。

    コリン先生作詞の曲は、現代人の私には少し、趣きが違い過ぎるように感じました。オルタンスのは、へえぇぇぇ……という感じでした。感想になってなくてすみません。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • そこに魔王がいる 3への応援コメント

    シューベルトが耳から離れません^ ^

    バックに魔王が流れてるかのよう(o^^o)

    彼に優しくする人は死んでいき
    魔王から守ってくれる筈の父との記憶も失っていく

    作者からの返信

    YouTube でかつての宝塚にいらした姿月あさとさんの「魔王」を聞いて、夢中になりました。やっぱり日本語はいいな……。カラオケで歌おうとして失敗したのは、コロナ前のいい思い出? です。

    母親や叔母のレオポルディーネ、大叔父のライナー大公など、自分の味方をしてくれた人は皆、自分から離れて行ってしまう。優しく接してくれた最初の侍医のフランク医師や家庭教師のコリン先生のように、悪くすれば死んでしまうのだと、子どもだった殿下が思ったとしたら。

    その辺りを立脚点として書きました。
    仰る通り、父の記憶は薄れ始め、周囲の人は父を悪鬼のように噂します。さぞや心細く、辛かったでしょう……。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • そこに魔王がいる 2への応援コメント

    魔王聞きました‼️

    聞いて読むべきです。この章は‼️


    この章は凄い発想で脱帽です

    作者からの返信

    お褒め頂き、ありがとうございます。
    小説を書いている時期は、皿洗いをしている時間に「魔王」と「冬の歌」を聞くのが楽しみでした。

    応援、コメント、本当にありがとうございます!

    編集済
  • 懐妊への応援コメント

    拝読しています。
    この辺りは、それなりに幸福オーラが感じられますね。
    ナポレオンもさるモノですが、カロリーヌの傍若無人っぷりもおもしろいです!

    作者からの返信

    ドゼとダヴーに続いて、こちらにまで……本当に感謝です!

    幸福オーラ……仰る通りです。マリー・ルイーゼについては、ライヒシュタット公(私は「殿下」とお呼びしています)の母上であられるので、あまり悪口は言うべきではないのですが、あんなに嫌い恐れていたナポレオンとの新婚生活にあっさりなじみ、しかもそこそこ幸せというこの状況に、なんといいますか、俗物? 的なものをついつい感じてしまうのです……。

    ナポレオンに関しては、もう、20歳以上も年下のトロフィー・ワイフを貰って有頂天、という状態ですね。自分でもそう言ってます。

    カロリーヌはこの先、夫を焚きつけて(可哀想なのは夫のミュラです)ナポレオンを裏切ったりもするわけですが、彼女に関しては、悪気があったようにはどうしても思えないのは、天真爛漫さがあったからでしょうか。一番下の妹の役得、というか。

    1章2章辺りまでは、わりとメジャーな内容を扱っており、また史実に則してもいますので、安心してお読み頂けると思います。その後は、殿下がハプスブルクのとばりの下に入ってしまわれ、調べきれなかった空白をフィクションで補って参ります。

    お読み下さって、またコメントも賜り、本当にありがとうございます。どうか少しでもお楽しみ頂けますように……。

  • そこに魔王がいる 1への応援コメント

    ゲーテの詩にシューベルトが曲をつけた魔王
    聞いて見ようかなあ?

    作者からの返信

    ぜひぜひ。
    本当にこの曲は、殿下の為の曲としか思えません。
    そして、ゲーテです。メフィストファレスです。ゲーテが亡くなったのは、殿下の数ヶ月前で……と、繋がりました。

    応援、コメント、本当にありがとうございます!

  • シューベルティアーデ 1への応援コメント

    おおっ シューヴェルト登場
    彼の知識はゼロです😅

    この年代なのですネ
    どう絡むのか?😀

    作者からの返信

    年齢的にはベートーヴェンはナポレオンの世代(ナポレオンより1歳年下です)で、シューベルトはそれより遥かに若く、フランスの革命が過去のものとなりつつある時代に青年期を迎えた人です。

    何が残念かって、ベートーヴェンもシューベルトも、割合早く亡くなってしまったことです。前者は殿下が16歳、後者は殿下が17歳の時のことでした。歴史小説でなかったら、是非とも、二人に長生きさせたいところでした。また、二人の接点があるようでないような、かといって全くないわけでもない……といったところももどかしかったです。

    コメント、応援、本当にありがとうございます!

  • ゾフィーの結婚 2への応援コメント

    良いですね。このシーン
    恐らくですがせりもも様の説は私の説と同じのような気がします

    この後の展開楽しみです

    作者からの返信

    そうですね。ディートリヒシュタイン先生に甘えるシーンは、評伝からヒントを得て書きました。実際にこのような質問をしたことがあると、ディ先生が書き残しているようです。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • ゾフィーの結婚 1への応援コメント

    ゾフィーとフランツの展開楽しみです‼️

    作者からの返信

    私は私なりの答えを出しまして。

    この長編の内容をまとめたものですが、「ライヒシュタット公とゾフィー大公妃」という短編があります。何度か質問をお受けしたので、最終話に「史実と虚構の間」として、その結論を導いた理由を記しておきました。いつか気が向かれた時にでもお目通し下さい。短編の本文は長編内にちりばめてありますので、お読みにならなくても大丈夫です。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • いずれ……への応援コメント

    この章は後に展開する嵐の前の不気味な静けさと感じました

    昨日ご送付ありがとうございます
    iPad もPCでも閲覧出来ます

    しかしせりもも様に感想は送信出来ませんネ
    せりもも様の丁寧な詳細なる返信は大変勉強になり刺激的で楽しみなのですが
    こればかりは仕方ないですネ(TT)

    作者からの返信

    コリン先生の死をどう扱うかが、この辺りのポイントです。フィクション部分に入っていますので、滅多なことは言えないのですが。
    ラザンスキ伯爵夫人は、マリー・ルイーゼの結婚の時についてきた、そして、途中でモンテベッロ公爵夫人に追い返された女官です(結婚のプロトコル2)。マリー・ルイーゼが子どもの頃からのお世話係だったようですが、どうやらパルマへは同行していなかった模様なので、ディートリヒシュタイン先生の話し相手として登場してもらいました。彼女ならきっと、殿下の味方になってくれたでしょうから。

    小説はどうしても捨てる箇所が多く、そうしたところを、コメントを頂いた時にお返ししています。全ての人について伝記を書くわけにはいかないといいますが、人の数だけお話があるのもまた、事実だと思います。とはいえ、メジャーでないお話なので、あまりお役には立たないかと危惧しております。

    応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 少年が世界を震撼させる日への応援コメント

    さあ面白くなってきました❣️

    10月からは基本閲覧は不可だと思います
    抜け道有れば良いのですが😀

    作者からの返信

    そう言って頂けると嬉しいです。
    前半は、ライヒシュタット公のオイゲン公への憧れをカスタマイズして場面を作りました。フランスのキャラモン大使のレポートは、この内容で残っています。ブルボン王家(フランス政府)が、ナポレオンの息子を危険視していたのがよくわかります。

    そしてこの頃、コリン先生が亡くなります……。

    暑い中、お読み下さり、ありがとうございます。いつも本当に励みになっております。

  • 敵は身近にへの応援コメント

    敵はこれから出てくるのですよね?

    作者からの返信

    これはフィクション部分に関するネタバレに通じるので、あまりお話しできないのですが、史実に関して言えば、ベートーヴェンのファンはなぜ、マルファッティ医師に寛大なのでしょうか(一時期ベートーヴェンの主治医を務め、ケンカ別れしてます)。やはり、ベートーヴェンがあまりに奇矯な性格なので、全ての非はベートーヴェンにあると思っちゃうのでしょうか。私の中では、マルファッティは真っ黒です……。

    いつもコメント、応援も、本当にありがとうございます。

    ところで、10月から行かれるお国では、通信遮断状態のスマホ等の持ち込みは可能でしょうか?

  • 魔王
    伏線ですね❣️

    作者からの返信

    ふふふ。
    超ロングパスです。伏線回収の頃には、大半の方は忘れていると思います(無理もないです。いくら何でも長すぎました)。

    しかし魔王の生みの親はゲーテ、ゲーテはベートーヴェンと親交があり、そのゲーテが亡くなった(1832.3.22)のが、殿下が亡くなる(同年7.22)ちょうど4ヶ月前とあらば、これはもう、強引にでも魔王に登場願わねばいられなかったというか……。完全に自己満足ですね。でも、満足です。

    本作では、魔王繋がりで、さらにシューベルトにも登場頂いています。


    伏線、気づいて頂けてとても嬉しいです。長くなっても削らなくてよかったです。
    丁寧にお読み頂き、心から御礼申し上げます。

  • メフィストの誘惑への応援コメント

    ベートーヴェンってこんなだらしなかったんですか?知らなかったです

    作者からの返信

    残念なお知らせですが、フィクションを並べた立てたここでは、ベートーヴェンの生活習慣だけが本当です……。

    あともう一つ、楽聖の生活の特徴として、ビンボーが挙げられます。「なくした小銭への怒り 」というとても愛らしい曲があって、私は大好きです(貧乏は好きではありません)。

    すごく立派な交響曲がある一方で、愛らしい小品が多いのも、ベートーヴェンの特徴だと思うのですが、いかがなものでしょうか……。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます!

  • 秘密警察への応援コメント

    音楽 楽譜に暗号を忍ばせていたのは事実でしょうか?

    メッテルニヒの検閲逃れには、そう言う事もあったかと納得してます

    まさかベートーヴェンがこんな形でストーリーに忍ばせるとは意外でした。

    面白かったです

    作者からの返信

    その疑いがあったようです。この辺りは、『秘密諜報員ベートーヴェン』(古山和男 新潮社 2010)から知りました。私個人としては、ベートーヴェンが本当に諜報員であったという説にはあまり与していません。性格の奇矯さから、秘密警察官の目を引いた、というに過ぎないのではないかと。ただ、ノエに語らせましたが、音楽を使って大衆を扇動する危険性は充分あったわけで、その辺りを警戒されていたのではないかな、と思います。

    楽譜に暗号を、というのはわりとよくあったようです。スパイとかそういうのではなく、ちょっとした頓智、しゃれのような使い方がサロンでされていたいいます。「ミ」を「me」とか、そんな感じで、わかる人だけが、ああ、と思ったようです。
    暗号、私も作ってみようと思ったこともありましたが、未だにできていません……。

    面白かったと言って頂けて嬉しいです!
    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。大変励みになっております。

  • 黄金の籠の高貴な囚人への応援コメント

    風雲急を告げる件ですね

    作者からの返信

    虚構の人物アシュラをライヒシュタット公に近づけるべく、作者である私が、ぐいぐい押しまくってます。アシュラの上司のノエという人物は、当時秘密警察官として実在の人物でした。珍しい響きの名前ですが、どこの国の出身だったのでしょう……。もう少し後に、彼の活躍(?)が出てきます。

    応援、コメント、いつも本当にありがとうございます。大変励みになっております。

  • 1824年 第九初演への応援コメント

    ちょっとビックリする内容でした
    創作とは思いますがベートーヴェンは官憲から目をつけられてたのでしょうか?

    作者からの返信

    この部分では、官憲から目をつけられていたところだけは本当です。偏屈のあまり、誤解を受けた面も多分にあったとは思いますが。ここをもっと掘れば、面白いミステリーになったことと思います(そういえば、ベートーヴェンが探偵役の小説を読んだ気が……)。でも私は殿下オンリーで頑張りたいと思い、初志貫徹しました!

    暑い中、お話は、いよいよ暑苦しくなっていきますが、どうかご無理のない範囲でお楽しみ頂けますように。いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。とても励みになっております。

  • 主な登場人物への応援コメント

    ベートーヴェンも出て、架空の人物も出る
    そしてゾフィーもいよいよ登場ですね!

    楽しみです

    作者からの返信

    ベートーヴェンは、ほんの一瞬、ライヒシュタット公と繋がりがあっただけですが、この人には「英雄」に関するナポレオン関連のエピソードもあり、私には運命のように感じられました。

    あまり著名人ばかり出すと尻尾が出そうですが(私はタヌキではありませんが)、ウィーンは音楽の都、許されるのではないかな、と思いまして。お陰でまた、一段と話が長くなってしまいましたが、お楽しみ頂ければ幸いです。

    ゾフィー、やっと登場です。夫君のF・カール大公ともども、宜しくお願い致します。

    楽しみと言って頂けて嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。

  • 最愛のジョイアへの応援コメント

    カールに焦点を当てたのは良かったと思います

    当時ナポレオンに唯一勝利した将軍としてウィーンで人気があったと聞きます

    マリーテレーズがパリに戻った時
    市民はビビったのではないでしょうか?

    復讐の処刑が始まるのでは?と

    作者からの返信

    ありがとうございます。カール大公は、ウィーンでは英雄だったようですよ。きっと今でもそうだろうと思っています。

    マリー・テレーズがパリに戻った時、人々は大歓迎したといいます。でも、彼女は顔色が悪く、着ていたドレスの襟のせいで、集まった人々にあまりいい印象を与えなかったとか。緊張していたのだと思います。南部の王党派の強い土地柄の人々は、ナポレオンの百日天下の折も、マリー・テレーズに味方しましたし。それも軍の兵士ではなく、民間の人々だったといいます。ビビったのは、タレーランとかフーシェとか、あの辺りでしょうねえ。

    彼女はネイの妻の助命嘆願に耳を貸さず、ボナパルニストから大層評判が悪いのですが、後に、ネイの活躍を知っていたら減刑に応じたのにと言っていたそうです。

    明日からまた暑くなるそうです。暑い時に、益々暑くなるようなお話をお読み下さって、本当にありがとうございます。

  • アスペルンの勝者への応援コメント

    この部分の歴史の記述は一般的には1行費やされるかどうかでしょう

    作者せりももさんの意図とは違うかも知れませんが詳細な戦いの顛末とカール目線の描写に堪能しました‼️

    作者からの返信

    カール大公は、殿下にとてもよくしてくれたので、頑張って調べました。ナポレオンとの友情も否定せず、けれど決して兄帝を裏切らず。もっと評価されるべき人だと思います。息子のアルフレッドは、私はあまり買っていませんが。

    戦闘については、本当はもっともっと臨場感のある描写をしたかったのです。けれど武器とか軍服とか隊形とか調べが及ばず、さらに戦場の地形についても、ついていけてるかどうか、不安が残ります。指揮官ではなく、傭兵や歩兵などの目線で描きたかったのですがとても無理で、満足とはほど遠い結果になってしまいました。ここがきちんと描けていたら、戦闘系ライトノベルから読者さんを引っ張って来れたのに、と、歯噛みしています。

    お褒め頂き、大変恐縮です。
    温かいコメント、本当にありがとうございます!

  • タンプル塔を出てへの応援コメント

    このスピンオフ面白いですよ❗️
    マリーテレーズは父母を処刑され弟も病死
    どう言う気持ちか興味ありましたから

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この時点ではまだ、弟の死はわかっておらず、しかしいろいろな偽情報とかが届いて彼女の心は傷つき、そのうちやっと諦めた……こんな気の毒な経緯を辿って行きました。

    けど、この女性は強いですよ! ナポレオンが失礼な褒め方をしていますが、文句なしに強く気高い女性です。

    ただ、革命とか市民階級とか、そういうものに憎しみを抱いていたとしても、それは仕方のないことかもしれません。後から歴史を眺めているだけの私には、何も言うことができません……。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。
    少しでもご興味を引くことができたのなら、とても嬉しいです。

  • 1805年 屈辱への応援コメント

    ガラッと変わって大物の会話

    見応えありましたヨ

    そしてマリーは確かにカールに身を寄せていたのですね。一時期でしょうが

    次回も楽しみです

    作者からの返信

    恐縮です。
    ここからです。(殿下のお話を書き終えた後)革命戦争へ流れて行ってしまったきっかけは。カール大公のライン河方面での戦いの詳細を知りたいと、なぜか思ってしまって……沼に嵌りました。

    マリー・ルイーゼはお人形さんのような女性だと、確かどなたかが言っていたような……。当時、オーストリアも、まさか正面切ってナポレオンの悪口は言えませんからね。豪華な結婚に向けて次第に気分が盛り上がり、フランスの従者に渡された時に最高潮に達したのではないでしょうか。

    若干意地の悪い見方をしてしまいがちですが、この夫婦はどうも、どちらも打算でいっぱいな気がして、そして誰が犠牲者かと言うと、それは殿下に他ならなく……。


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。
    酷い暑さが続いておりますが、どうか御身お大事にお過ごし下さい。


  • 白い軍服への憧れへの応援コメント

    後から資料が見つかり矛盾が出る
    あるあるですね😀

    私が興味あるところに次から入るのですね
    大人編楽しみです

    作者からの返信

    殿下にとって軍務は神聖でしたので、なおざりにはできなくて。最初に読んで下さった方には、不自由を強いてしまいました。反省です。とはいえ、きっとまたやるでしょう……。

    サイドストーリーは、少し時代をさかのぼって、1805年のナポレオン戦、さらに遡り革命戦争に触れてから、1809年の対ナポレオン戦に飛びます。マリー・ルイーゼがフランスに嫁ぐのは、この翌年です。本当は革命戦争でのカール大公の白馬の王子ぶりを詳述したいのですが、それをやるともう混乱の極みなので、控えました。

    いよいよフィクションを混ぜていくわけですが、史実を損なわないよう、慎重に、まずは少年時代からです。お時間の許します限り、お付き合い頂けたら嬉しいです。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 体調大丈夫でしょうか?
    ご返信も律儀にされる必要はありませんよ

    ナイペルクに焦点を当てた記載は他にないのでは?

    この人物の視点で別の面が見れたと思います

    作者からの返信

    とんでもない、頂いたコメントが心の支えでした!! とはいえ、本当にたいしたことではないので、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。

    ナイペルクについては、塚本哲也『マリー・ルイーゼ』『メッテルニヒ』に記載のあるレベルでしか、わかりませんでした。殿下の評伝の作者はナポレオンびいきの人が多く、ナポレオンからマリー・ルイーゼを取り上げたナイペルクについては、大層冷たい扱いでしたし。

    興味深かったのは、geneee.org というユーザーの先祖や血筋を調べるサイトで、ナイペルクの前妻を発見したことです。俄かに、ナイペルクの存在を生々しく感じた瞬間でした。そして、妄想が……いえ、ほぼ塚本氏の記述に沿ってます。
    https://geneee.org/theresa/pola+de+treviso?lang=f

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。暑い中、どうか御身お大切になさって下さい。

  • ブラジルにてへの応援コメント

    個人的にはレオポルディーネの事を知りたかったですね(^ ^)
    もしかするとこの章は伏線かも知れませんが

    作者からの返信

    レオポルディーネ、人気がありますね! もっと殿下のそばにいて欲しかったです。彼女については、「黄金の檻の高貴な囚人」中の短編「もう一人の売られた花嫁」がございます。ブラジルから死までのエピソードも入っています。

    https://kakuyomu.jp/works/16816927619976738092/episodes/16816927859098656278
    (さりげなく何度も宣伝、すみません)

    レオポルディーネの夫の、次の妻は、ナポレオンの養子ウジェーヌの娘で、二人の間に生まれた娘が、ハプスブルク家のマクシミリアン(殿下の子どもだと噂されています)の最初の、叶わぬ恋のお相手でした。これは、歴史の用意した伏線でしょうか。


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。今回はお返事が遅れ、大変申し訳ありませんでした。

  • ヴェローナ会議 2への応援コメント

    マリールイーゼ
    子供を忘れたんですネ

    作者からの返信

    マリー・ルイーゼのナポレオンへの心情は、

    〔結婚前〕恐怖・嫌悪
    〔婚姻中@パリ〕?(愛ではないと思います。若い女性の一過性の何か。敢えて言うなら父親の代理)
    〔オーストリア逃避後〕正義感 with 戸惑い(フランス人従者がいたので)→恐怖(ナイペルクとの関係)→嫌悪(何度も手紙)

    と移り変わっていったと私は推理しています。彼女にとって子どもは結婚の結果に過ぎませんので、結婚中もオーストリアへ来てからも、あまり愛情は感じていなかったのかもしれません。でもそれは若い女性にありがちのことですから。ここから母性を獲得していくべきだったのですが。


    お返事が遅れて申し訳ありませんでした。コロナではないのですが、熱が出てしまって。やっと平熱に下がったかな、という感じです。

  • ヴェローナ会議 1への応援コメント

    フランツとアレキサンドル1世が出会ってたのですね

    この章は今後の展開に重要だと感じました
    こうしてバイエルンから妃が来たのですね

    作者からの返信

    アレクサンドル1世との二度目の出会いです(一度目は、アレクサンドルがランブイエに尋ねて来たのですが、幼かった殿下は会えたかどうか……)。アレクサンドル帝は、ちょっとよくわからない所もあるけど、男気のある、極めて人間臭い人でした。こういう人が今のロシアの中枢にいればよかったのにと思ったりしています。

    フランツ帝の4番目の妃は、「おいで、フランツェン」でご紹介していますが、今回は同じ三人称であっても、ウィーン宮廷を出てマリー・ルイーゼ寄りの視点になっていますので、もう一度、おさらいさせて頂きました。

    この章が重要というご指摘につきましては、殿下が世界と関わった最後、という意味で、仰る通りです。物語として、ここの章を起点に広げていくと楽しかったと思います。私としては、殿下の運命に寄り添ってしまい、そこが、想像力に欠けてしまったと反省している所以です。


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • ナポレオンの死への応援コメント

    フランツは父の死を伏せられてたと思い込んでました

    悲しもうが平然としようがフランツはどうしようもなかったでしょう

    だったら平然とした方が得かも知れない

    しかし事実は父の死を受け止め悲しいんだのですね

    作者からの返信

    伏せられていた方がまだ、良かったかもしれませんね。ナポレオンの死に対し、ウィーン宮廷は、全くの平静を保ち、その冷たさが、幼い子どもには追い打ちになったような気がしてなりません。

    私も、顔も忘れかけていたであろう父親の死を、ここまで悲しんだ殿下が少しだけ、不可解です。反面、「ナポレオン」こそが、彼の存在意義だったのかもしれないと思い当たり、その寄る辺なさが悲しくて仕方がありません。

    ただ、天敵だったはずの家庭教師たちが、殿下に寄り添ってくれたことだけが救いだったと思われます。ディートリヒシュタイン伯爵などは、ボナパルニストの間で大層、評判が悪いのですが。


    お忙しい折、また、不穏なお天気でもあります中、いつも本当にありがとうございます。御無理のないようにお楽しみ頂ければとても嬉しいです。

  • 息子へ……への応援コメント

    知らない事ばかりだけでなく
    手紙は感動しました

    息子に授けた貴重な数々は現代も残ってるのでしょうか?

    作者からの返信

    【歴史なのでネタバレ云々はいいですよね?】

    やっぱり父親なんだなあ、という遺書ですよね。ですが、マリー・ルイーゼは、あの父親はガラクタばかり遺して、財産は何も遺さなかったと不満だったらしいですよ。そう言いながら彼女は、フランス国内に残ったナポレオンの私有財産に対する、息子の相続請求手続きを、父親のオーストリア皇帝に丸投げしています。もちろんルイ18世は一切認めず、フランツ帝もあっさり諦めて、孫はオーストリアのプリンスとして育てました。

    で、そのガラクタですが、メッテルニヒによりオーストリア本国への持ち込みを拒否された遺言執行人たちは、ナポレオンの母、レティシアの元に届けました。現在は、ナポレオン公(ナポレオンの末弟ジェロームの子孫)の所有となっています。(5章で触れています)


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。とても励みになっています。

  • フランク医師の死への応援コメント

    Mは嫌われてたんですネ^ ^

    作者からの返信

    ええ、それはもう。特に(これから売られる)レオポルディーネには。ですが、ブラジル独立の折は、彼女もメッテルニヒに助言を求めていたようで、なかなか一筋縄ではいかない人間関係です。

    お忙しい中、温かい応援を本当にありがとうございます。いつも大変感謝しております。

    編集済
  • 軍務への道への応援コメント

    これは驚きの展開です
    メッテルニヒは危険な賭けをしたのですね

    作者からの返信

    この件に関し、メッテルニヒがどう述べたか、反対したか否かは不明です。なにしろ幼い孫のことです、皇帝が孫の意見を尊重し、極めて家父長的な立場から彼の意志を優先させたと私は解釈しました。

    ただ、当時、大公が軍務に就き、国を護ることは極めて当然のことだったので(司教になった皇帝の弟ルードヴィヒは体が弱く、早くに亡くなっています)、ライヒシュタット公にもこうした考えが適用されたのだと思います。

    だいたいにおいて、メッテルニヒは皇帝に逆らうことはありませんでした。


    暑い中、応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 母と過ごす夏 2への応援コメント

    フランス語忘れたのですね
    流石に

    しかし父の事は忘れない?
    次楽しみです

    作者からの返信

    忘れたでは済まされないのが、フランス語でして。当時のヨーロッパの公用語はフランス語でしたから。家庭教師の猛特訓が始まります。

    父親の記憶も次第におぼろになっていったのではないでしょうか。それが、彼の焦りにも繋がったと思います。忘却は救いなのに。

    余談ながら、本日7月22日は、殿下が祖父の皇帝より「ライヒシュタット公」の称号をもらった日であり、その14年後に逝去された日でもあります。

    楽しみと言って頂けて嬉しいです。いつも本当にありがとうございます。

  • 母と過ごす夏 1への応援コメント

    え?フランツはパルマに行った?
    母が呼び寄せたのですか?

    作者からの返信

    いえいえ、殿下がパルマへ行ったことはありません。少しわかりにくかったですね。母親がオーストリアを訪ねてくる形でした。マリー・ルイーゼは(ナイペルクとのことがあるので)、多くはシェーンブルンやラクセンブルクなど、郊外の離宮に滞在することが多かったといいます。

    余談ですが、殿下はウィーンから一歩も出してもらえなかったとよく見かけますが、実際は、母や祖父と共に、上記シェーンブルン周辺の離宮を旅したり、また、1830年の叔父フェルディナンドのハンガリー王即位の折は、どうやらハンガリー城にも足を踏み入れているようです。

    ですが、ご自分に与えられた領土ライヒシュタットはじめ、皇室を離れた移動は全く許されませんでした。

    ちなみに最後の日々、彼はイタリアへ行きたがっていましたが、それはパルマではなく、ナポリでした。明日は、殿下の御命日です。


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • これも史実が元ですか?それほど可愛いかったのですね
    肖像画通りに

    作者からの返信

    概ね史実通りです。殿下のお言葉もその通りでして。本当に彼は可愛かったらしいですよ。私もそう思います。ただ最近思うのは、なぜナポレオンの息子なのか……と。調べれば調べるほど、父親はとんでもないやつだと思えてなりません。敢えて言うなら、革命を台無しにしたのはナポレオンだと言えなくもないのでは……。

    母親の方も結構アレですし。

    殿下は、ご両親ともに尊敬していらしたので、私が悪口を言ったらいけないのですが。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。蒸し暑い日が続きます。どうかご自愛下さい。

  • パパは今…… 3への応援コメント

    ドイツ語の”Helena” の発音は、”Elend” (みじめ、貧困)

    は凄い設定だと思います。

    皇帝もメッテルニヒも彼をどうする予定だったのか?
    殺すなら早くすべきであり、やはり利用しようとしてたのでしょう

    若しくは統治下であったフランスの民衆の動向を見てから決断しようとしていたのでしょうか?

    次楽しみです

    作者からの返信

    本当に、子どもの発想とは凄いものだと思います。彼の場合は、急に会えなくなった父親のことをそこまで心配していたのだと思うと、いじらしさが募ります。

    皇帝とメッテルニヒ、主従の思惑は、1830年の7月革命の収束、その後、ルイ・フィリップ王朝の安定まで続きます。(小説的には)息の長い陰謀が絡んできます。


    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。ツイッターで秋からのご予定は拝見しておりました。貴重なお時間を私のお話にお付き合い頂いて、感謝してもしきれません。申し訳ないほどに思っております。

  • パパは今…… 2への応援コメント

    この場面は登場人物フォレスチ先生は後の伏線があるのでしょう

    こう言う会話を子供時代に在ったなら、精神の屈折はなかったのでしょうか?
    先楽しみです

    あとせりもも様の毎回の意を尽くされたコメントもとても興味深く勉強になります

    作者からの返信

    フォレスチ先生は、ディートリヒシュタイン先生と共に、最初から最後まで、彼の側にいました。堅苦しいディ先生よりも、生徒に寄り添う先生であったようです。私は、フォレスチ先生のお墓の写真を見たことがあるのですが、ぽつんとしていてとても寂し気でした。この方は、結婚していなかったのではないかな、と感じました。また、オークションに出されたフォレスチ先生の鞄の画像も見たのですが、ライヒシュタット公に関する書類が入っていたと説明がありました。フォレスチ先生は人生の後半を彼に捧げたのではないかと、私は解釈し、人物を造形してあります。

    こちらこそ、毎回、このように熱心なコメントを頂き、恐縮しております。調べたこと以外は知らないことが多いので、どこかで大嘘はついてないだろうなと、我ながらとても心配です。

    いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。

  • パパは今…… 1への応援コメント

    フランツを皇帝はどうしようとしていたのか?楽しみです

    作者からの返信

    特にライヒシュタット公の死に接した時の皇帝の様子は、さまざまな疑念を抱かせずにはいられません。それを、私なりに解きほぐし、解釈して、先のお話に反映させてみたのですが……。
    いずれにしろ、宰相の存在がクローズアップされてきます。

    楽しみと言って頂き、嬉しいです。
    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • フランソワ皇帝に馬をへの応援コメント

    父の事を忘れ無いという意志
    更に父のように軍人になると言う

    これは危険でしょう
    良く暗殺されずに済んだ

    いやそれも難しい、彼自身もそうですが周囲の大人の対応 判断が楽しみです

    作者からの返信

    先生方は、さほど深刻には捕えなかったようです。幼児の記憶力に呆れ、感心さえしていました。ディートリヒシュタイン先生はぶつぶつ言っていましたが。やがて祖父の皇帝は、彼の希望を尊重する進路へ向けて舵取りをします。

    ……これは危険でしょう
      良く暗殺されずに済んだ

    そうなんです。ここに、私の妄想の入り込む余地ができたのです。それで、130万語……、以下の章には、ミステリ要素も含まれています。

    楽しみと言って頂き、心強く感じます。ありがとうございます!

  • おいで、フランツェンへの応援コメント

    実は予想外です
    オーストリアでも愛されていたのですね
    もっと邪険に扱われてると思ってました

    作者からの返信

    特にフランツ帝の4番目の妻、カロリーネ・アウグステは、彼を心から可愛がっていました。ライヒシュタット公の方は、あまり嬉しくなかったようですけど、それは、この時期の男の子特有の感情だったと信じます。ちなみにこの皇妃は、バイエルン王家の出身で、ゾフィー大公妃の異母姉になります。

    もちろん祖父の皇帝も彼を慈しんでいました。ただ、皇帝には皇帝の立場があって、べたべたと可愛がるわけにはいかなかった模様です。また、殿下からナポレオンのことをしつこく聞かれて癇癪を起したこともあったそうです。幼い子どもには、いまひとつ、甘えきれなかったのではないかな、と思います。

    宮廷には大勢の人が出入りして、その中には、ナポレオン戦争でひどい目にあった軍人も大勢いたので、殿下も辛い思いをしたと思います。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • キーーーーーッへの応援コメント

    こうして味方が一人一人離れたんですね

    ブラジルで英雄視されるレオポルディーネとの関係面白いです

    作者からの返信

    本当に、殿下は気の毒でした。ライナー大公もいい人だったみたいですし。

    レオポルディーネはファンが多いですね! ですので、別立てで書いたのですが、単純に殿下の味方についたというだけでも、好感が持てます。

    マリー・アントワネットではなく、予定通りマリア・カロリーナがフランスへ嫁いでいたら歴史は変わったかも、とよく言われますが、私は、マリー・ルイーゼではなくレオポルディーネがナポレオンに嫁いでいたら、悲劇の多くは防げたと思うのです。さすがに、19歳の未婚の姉がいるのに、13歳の妹を娶るような真似は、ナポレオンもできなかったでしょうけど。もっとも、マリー・ルイーゼとの年の差さえ、22歳もあったんですよね。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 不運は打ち負かさなくちゃへの応援コメント

    父の話を周囲が避けている。これが彼の成長に影響がどのような大人になるのか?楽しみです

    全て読み終えればゾフィーは必ず読みます

    作者からの返信

    父の話は、微妙ですものね。皇帝は表立って禁じたわけではないのですが(もちろん奨励はしていません)、幼いうちは避けた方がいいという家庭教師たちの判断です。

    いつもいつも、応援と温かいコメントを頂いております上に、レヴューまで、本当にありがとうございます。
    ゾフィー大公妃については、本編でも触れていますので、お気が向かれたら。

    暑いときにこのようなお話をお読み頂き、感謝の一方で、恐縮しております。ありがとうございます。

    編集済
  • 年寄りの気むずかし屋への応援コメント

    今日も2世は戦ってましたね

    作者からの返信

    今日も殿下は可愛いです。先生方は大変ですが。

    応援とコメント、ありがとうございます。本当に暑いですねえ。どうぞご自愛下さい。

  • プリゾナー・ローローへの応援コメント

    幼いながらナポレオン2世として戦ってたんですね

    次楽しみです

    作者からの返信

    戦い方も、かわいいですよね。先生方にしたら、たまったもんじゃないでしょうけど。

    このような愛くるしい子ども時代に触れることがなかったとは、マリー・ルイーゼが気の毒にも思えます。


    いつもコメント、本当にありがとうございます。そういえば、フランス革命の記念日が近いですね……。

  • お別れへの応援コメント

    こういう事があったのだろうと想像はしてましたが、ここまでディテールに拘り書かれるのは
    凄いです

    ナポレオン2世はフランスを忘れず育った。でも、周囲には忘れたように振る舞っていくのでしょうか?

    よく癇癪をおこしていた健康的な幼児が
    感情を押し殺して静かになる

    成長が楽しみです

    作者からの返信

    お褒め頂き、恐縮です。幼い殿下が、もう気の毒で。ディテールに拘るというよりむしろ、告発? 的な気持ちで書きました。

    父のことやフランスのについて、幼児の頃は、忘れたようには振舞うことはできなかったようです。これから先に書いていきますが、ところどころ、鮮明な記憶が表出し、家庭教師たちを戸惑わせます。けれど次第に、新しい現実に慣れていきます。

    しかし、殿下がもし、セント=ヘレナの父の元へ行っていたら、欧州各国から警戒され、暗殺された可能性が高かったのではないでしょうか。

    それを思えば、覇気のない少年になるくらいなんだ、ということなのかもしれませんが……。


    いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。大変な時代になりつつあるというのに浮世離れしたことを書いていますが、ご理解頂けて、応援まで頂けて、とても嬉しいです。

  • チビナポへの応援コメント

    なるほど、父の敵将を教育者としたんですか
    ナポレオン2世はフランス語を話せずドイツ語教育で育ったと思ってました
    今後も楽しみです

    作者からの返信

    もちろん、ドイツ語で教育されました。けれど、殿下は強情だから。また、当時の公用語はフランス語だったので、皇帝や家庭教師達も、彼がフランス語を使うのを全面的に禁止はしなかったのでしょう。

    ディートリヒシュタイン伯爵は、ナポレオン2世の能力や、彼のフランスへの愛を「刈り込んでしまった」と、ボナパルニストには大変評判が悪いのですが、私はこの先生の記録を元にした評伝が一番好きなので、悪口を言う気にはなれません。非常に味のある先生だと思います。

    暑さがぶり返しまして、そんな中、お読み下さって、本当にありがとうございます。楽しみにして頂けて嬉しいです。

  • ウィーン会議への応援コメント

    3番目の后妃マリア・ルドヴィカにスポットを当ててるのは初めてです
    子をなさない王妃はたいてい歴史上注目されない
    例外もありますが

    なるほどナポレオン2世の生い立ちに影響があるのでしょう。
    勉強になりました❗️

    作者からの返信

    勉強なんて、とんでもないことです。

    画像を見たら、マリア・ルドヴィカって、大層きれいだったので、つい、肩入れしてしまって。ナポレオンが大嫌いだったというのも、ツボでした。自分では子を産まず、王子等の養育(大抵かわいい)に務めるというのは、女性向けライトノベルの人気ジャンルのような気がします。

    この後、皇妃はもう一人出てきて、時間的には、殿下の少年・青年時代に関わってくるわけですが、私は、幼児期に短い間だけ、彼のそばにいたマリア・ルドヴィカの方が好きです。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。


  • 編集済

    強情さは父譲り 2への応援コメント

    皇帝フランツの弟カール
    オーストリアでは人気がある、唯一ナポレオンに屈しなかった軍人

    彼の事を知りたいと思った時期がありましたが良い書籍が見つからず

    まさかまさか、マリー・テレーズとのこんな出会いがあったとは!

    フィクションとしても一時彼女が身を寄せたのは事実でしょうし、こう言ったカールの想いもさもありなんでしょう

    ナポレオン2世の行動が冒頭で効いていて良い章だと感じます

    作者からの返信

    カール大公は、私も大好きな武将の一人です。ここでは駆け足で通り過ぎましたが、「黄金の檻の高貴な囚人」の「カール大公の恋」、また、彼の娘の視点から同じ連作集の「叶えられなかった約束」、さらに最後の「1848年ウィーン革命」でも登場しています。「1848…」以外は、短縮バージョンですが、このライヒシュタット公のお話の中でも触れています。カール大公は、彼にとてもよくしてくれた大叔父君でした。最後の誕生日にも、わざわざテシェンから出てきて、病室を見舞っています。

    カール大公は、1796年のドイツ戦でも素敵なんですよねえ。まさしく白馬の王子って感じで。フランスのライン方面軍から調べているので敵なわけですけど。年配のオーストリア元帥たちの中で、光り輝いて見えます。もっと本なりドラマなりがあればいいのにと、心から思います。私達ファンの布教が足りないんでしょうね、きっと。

    いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。
    今回は殿下以外のお人を熱く語ってしまい、申し訳ありません。

    編集済
  • 強情さは父譲り 1への応援コメント

    もう十分嵐なのですが嵐の予感です^ ^

    ナイベルク将軍への皇帝からの指示が恋に発展する。なるほどと思いました

    作者からの返信

    全ては、メッテルニヒの、そもそもはシュワルツェンベルクの誤解というか、品位の無さ? 日頃の生活態度から来る思い込み? から始まったと思います。

    戦争の後には乱暴で騒然とした空気があったのでしょうが、母親の恋が後々ライヒシュタット公に及ぼした影響を考えると、幼い殿下が気の毒でなりません。ナポレオンは自業自得です。とはいえ彼も、マリー・ルイーゼと結婚したことは間違いだったとセント・ヘレナで嘆いていたといいます。

    まさにこの辺りでしょうね。以前おっしゃっていた、マリー・ルイーゼに人気がない、という理由は。マリー・ルイーゼの立場に立てば……どうなんでしょうね。殿下は母上をそれはそれは大切にしていらしたので、また、現代のステップ・ファミリーの観点からも、あまり否定はしたくないのですが。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。とても励みになります。

  • 登場人物一覧/今後の予定への応援コメント

    大きな発見がありました

    レオポルディーネ

    彼女はマリアルイーゼの妹で、ブラジル独立に貢献しました

    丹念に家系図を見いねばなりません
    次回からも楽しみです

    作者からの返信

    お役に立てて何よりです! レオポルディーネは、冒頭でマリー・ルイーゼらとともに、「悪鬼ナポレオン」と名付けた悪い虫を叩き潰していた姫です。

    もし、ブラジル独立までのスパンでご興味がおありなら、短編集「黄金の檻の高貴な囚人」の2話目「もう一人の売られた花嫁」がございます。カクヨムさんにもありますが、Novel Days さんには画像入りで上げてあります。もしよろしかったら。
    https://novel.daysneo.com/works/episode/02f6b68e149c239822ffb27215655ff0.html

    さり気なく宣伝をしてしまいました。すみません。

    いつも応援、コメントも、本当にありがとうございます。蒸し暑さが収まりません。どうか、ご無理のない範囲でお楽しみ頂けますように。

  • 解任 2への応援コメント

    まさかこのお二人の会話のシーンだとは思わなかったです

    もし舞台化されれば名シーンだと思います
    セリフ セリフの行間含めて名女優が演じれば見応えあるかと思います

    毎回ですが、今回も驚きました‼️

    作者からの返信

    ここ、書きたかったので、お褒め頂き嬉しいです。いがみ合っていた、年代の違う女性二人が、母親という共通点で結びついた瞬間です。

    1章、お読み下さり、ありがとうございました。もう少し、歴史的イベントは続くのですが、扱いは小さくなってしまします。2章では、殿下の子ども時代を、評伝を参考に追っています。お付き合い頂けたら嬉しいです。

    いつも応援、コメント、本当にありがとうございます。

  • 解任 1への応援コメント

    モンテスキュー伯爵夫人との別れ、これに終わらず、オーストリアの秘密警察とのやり取りも表現して居るところが良いと思います

    オーストリアの秘密警察って存在は知っててもここまでリアルにイメージ出来てなかったので勉強になりました

    作者からの返信

    資料を読みながら、殿下がモンテスキュー伯爵夫人を呼ぶ声が、実際に聞こえたような気がしました。もう、かわいそうでかわいそうで。

    オーストリアの秘密警察については、いろいろおもしろいと感じました。とてもまじめなんですけど、なんか、間が抜けているところがあって。特にウィーン会議の頃は、幸い日本語の資料を見つけましたので、あること無いこと盛り込んで、少し先の章で書き込んでいます。

    いつも応援とコメント、本当にありがとうございます。とても嬉しく、また、お褒めの言葉に恐縮しております。

  • かわいそうな小さな悪魔への応援コメント

    一気に進みましたね!

    この辺のマリールイーゼの行動があやふやだったので勉強になります

    確かに彼女は人気がないですね。マリーアントワネットと違って

    作者からの返信

    いやいやいや、大変恐縮です。「うっかり嘘」が混じっていないことを祈ります。

    ウィーン会議から百日天下まで一話でいっちゃいましたものね。ここは、歴史の華ですが、殿下的には無位無官で、祖父の皇帝や宰相にとって、目の上のハレモノ状態でしたので。

    パリにいた頃、マリー・ルイーゼは、ジョゼフィーヌと比べても人気がありませんでした。理由は、引きこもりがちだったから。社交に精を出さず、お気に入りも作らず、従ってお金をばら撒くこともしなかったのがいけなかったようです。オーストリア宮廷から皇妃が来る、と聞いて期待していた人々は、かなりがっかりしたようです。対してジョゼフィーヌは気前が良かったといいます。


    いつもコメント、本当にありがとうございます。早くも酷暑の感を呈してきましたが、どうかご自愛ください。

  • ちっちゃなナポレオンへの応援コメント

    面白かったですネ

    この時はマリールイーゼはナポレオンの事を思ってたんですね

    それにしてもマリールイーゼはウィーンではもっと窮屈に生活していると思ってました

    我が娘とはいえナポレオンの息子も産んでいるし厳しい境遇だったのか?と

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この時期、シェーンブルン宮殿の一角は、まるで(前)フランス帝国の出張所みたいになっていたといいます。大勢のフランス人従者たちに囲まれ、マリー・ルイーゼは、ノせられちゃったんじゃないかな、と私は思います。

    こうした元王妃としての振る舞いに、オーストリア宮廷の人々が目くじらを立てていたのは確かです。しかし基本、父の皇帝は娘に甘く、マリー・ルイーゼも父を頼り切っていました。

    この時期、マリー・ルイーゼがナポレオンのことを思っていたかというと、それは微妙な気がします。父とどちらを選ぶかと聞かれたら、間違いなく父の皇帝を選んだと思います。

    マリー・ルイーゼに対しては、どうも厳しくなりがちです。彼女を擁護できるようになったら、私も一人前なんですが。

    いつもコメント、本当にありがとうございます。

  • 馬鹿なのかしらへの応援コメント

    昨日のせりもも様の歴史的事実に忠実であるべきか?
    いや、小説家として想像力を働かせるべきではないか?
    の言説、葛藤?は答えが無い書き手には重要で根本的なテーマと感じました

    そうしてこの章を読むとウィーンに向かうひきこもごもが良く伝わります

    想像の部分があるとは思いますが、事実だと思わせてくれます

    作者からの返信

    史実とフィクションですが、他サイトで史実と小説を分けて連載しておりまして、そこでは、ばっちり史実です! と銘打った方がよく読まれるのです。一方で、これは一般論ですが、かみ砕かれた小説の方がわかりやすいという見方もあって、私もそう思っていた時期がありました。つまり、信用なんじゃないかな、と思います。私にはまだ、圧倒的に信用が足りていない……。(同時に専門家ではないから、と逃げ道もあるわけです)

    この部分、特に従者たちのやり取りはフィクションです。さすがに彼らの心情までは伝わっていないので。お褒め頂き、恐縮かたがた、嬉しいです。

    いつもコメント、本当にありがとうございます。暑い時期なのに、どんどん暑苦しくなっていきますが、どうぞお楽しみ頂けますように。