さあ、始まりました。そして、明らかになり驚き、モヤモヤがスッキリしました
壁 コリン医師でしたでしょうか?ベッドを変えなさいと言ったのは?陰謀に気がつきそうになったのは?
医師が物語のキーになった事が繋がりました❗️
さあ、始まりました❗️
作者からの返信
すっきりされましたか? ごめんなさい、仰る通り、始まりに過ぎません。
何ともまどろっこしくて申し訳ないです。時間を追って書いた弊害がこういうところで出るのだなあと反省しきりです。ミステリ部分を切り離してまとめたこともあるのですが、そうすると謎を追うことが主眼となって、物語のおいしい部分(フランソワの可愛らしさとか、ライヒシュタット公のイケメン度とか……)を切り捨てねばなりません。また、ゾフィー大公妃はじめ、他の人々との交流がちぐはぐになってしまい、不満が残ります。
お忙しいとは存じますが、お暇な折にお読み頂ければ幸いです。
文明の成熟度も考えれば、メッテルニヒの分析は、ほぼ正確に思えます。
革命(とそれに続く恐怖政治)は後世に美化されるほど自由でも平等でもなく、博愛精神も欠如した、民衆の暴力でしょう。
「平和は偉大な君主の善政の下にこそ」も当時はその通りで、そこまで機械のように冷徹でも、最後に、ライヒシュタット公が民衆を御して善政し得る「偉大な君主」になる可能性、を排除してしまうのが、ナポレオン恐怖症とも言うべき心理偏向、人間要素を感じられて、おもしろいですね……!
作者からの返信
君主の善政について、たとえば江戸期の庄屋が私財を擲って治水工事に尽力する……などの形で日本にもあったものを、このような形で表現してみました。マリア・テレジアからの流れは、メッテルニヒにそのような考えを抱かせるに十分だったでしょうし、彼は、主である皇帝フランツに最後まで忠実でしたので。
革命と恐怖政治について、本当にその通りだと思います。フランスでは、同じ国民同士が争う内戦にまで発展し、革命戦争・ナポレオン戦争と併せ、フランスの人口が激減するほどの打撃となり、現在に至るまで充分な回復ができていないと、本で読みました。民衆の暴力は、自分達にも向けられてしまったといえます。
ライヒシュタット公が「偉大な君主」になる可能性……すごく心強いお言葉です。メッテルニヒが彼を恐れていたのは、たぶん、本当のことです。まさにナポレオン恐怖症というお言葉通りで、ライヒシュタット公の可能性を排除したメッテルニヒの心理まで読み取って頂けて、とても嬉しいです。
ライヒシュタット公が生きていて、フランス王への道を歩んでいたら、世界はどう変わっていたかについて、ライトノベルで実現できればいいのですが。歴史に縛られないぶっ飛んだお話を読んでみたいです。
丁寧にお読み下さって、感謝申し上げます。コメントも頂けて、すごく嬉しいです。ありがとうございます!