よいか、民のために休まぬ余は、ニホンでは【社畜】と蔑まれるのだぞ!
聖王イシュナグと魔王ガラムは長きに渡る因縁に決着を着けるため、激しい一騎討ちを繰り広げられました。
その一騎討ちのさなか、二人の王は忽然と姿を消してしまわれたのです。
あれから、百年。
異世界《ニホン》より帰還を果たした聖王イシュナグは、こうおっしゃいました。
「余にも、休暇を得る権利があると、異世界《ニホン》で学んだ。よって、これより余は休暇を満喫することにする」
呼び出された諸侯らは、びっくり仰天さあ大変!
ケモミミ従者とともに、聖王さまの休暇のはじまりはじまり〜。
そう、これは聖王イシュナグの休暇の物語。あるいは――。