異世界帰りの聖王、休暇を満喫する

作者 hisa子。

105

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★★★ Excellent!!!

ほっこりとした本格的なファンタジーに萌え萌えな猫耳や女装やTSといった流行りを取り入れた中に隠れている壮大な設定。
作者のファンタジーへの造詣の深さがよくわかります。
本物のファンタジーを読みたい方に是非読んでいただきたいのです。

そして魅力的な登場人物は数あれど、どうしても未読の方に伝えたい言葉。

ギシュタークは可愛い!
ギシュタークは最高!
ギシュタークは愛♡

★★★ Excellent!!!

働き方改革が日本で掲げられている中、
異世界での“休暇”とは一体どんなものなのか。
そして、休暇をとるという主が「聖王」!? ということで、興味深い展開が待ち受けられています。

イシュナグの旅に同行することになったのはギシュタークという、可愛らしい獣人族の男の子。彼が“我、聖王”テンションのイシュナグに振り回されていくのが可愛らしいのです。
イシュナグとギシュタークの、真面目つつも、「ん!? 可愛いっ!」となるシーンに出会えることが多々あるかと思います。

なんといっても見どころ! は、イシュナグとギシュタークが街中で見る、とある歴史が舞台にされていたシーン。
このシーンには、「すごい!」と驚かされる絡繰が秘められており、その作者様の技量に脱帽致しました。
そして、異世界(日本)での知識がイシュナグ達の世界でやりとりされるシーンは、思わずふふっと、微笑んでしまうことでしょう。
微笑むこと多々有り、そして、最後は――。きっと、誰もが感動による鳥肌がたつことでしょう!

イシュナグとガラム。いろいろと、楽しみでなりません。
イシュナグ達との素敵な休暇を、一緒にいかがですか?
是非、ご一読を!

★★★ Excellent!!!

日本人が異世界に行く話は数多くある。
魔王を倒す戦いの「その後」を描いた話もまた数多くある。
しかし、未だかつてあっただろうか、日本という名の異世界から帰ってきた聖王様が、その制度にならって休暇を取ろうとする話なんて……!
斬新な発想と優しい文章で紡がれる、笑えて少しためになる異世界「その後」ストーリー。

★★★ Excellent!!!

……何言ってんだって思うでしょ?
でも事実なんですよ!!お願いします、信じてください!!

とにかく、最初から最後まで「なんやて……」ってなります(笑)
我らが異世界(ニホン)からご帰還なされた聖王さまが、我らの素晴らしき文化に触れて影響され、まーいろいろとやらかしてくれるわやらかしてくれるわ……
そう、この作品、「異世界転移」の「後」の物語なんですよ。目の付け所がシャープでしょ……??
異世界の人々や文化に触れた異世界人は……うん、そうだね、そういうこともしでかすかもしれないね(笑)

でもその先に開けるものは、きっと、光あふれる未来。
聖王さまの奇行にツッコミを入れつつ読み進めていくと、思いもよらない壮大な愛の物語が待っています。
爽やかな読後感は、まさに希望。
笑って、愕然として、呆然として、切なくなって、あったかくなって、最後には元気になれる。
そんな、頭上に広がる空のような作品です。

★★★ Excellent!!!

異世界である二ホンから戻ってきた聖王が、「二ホンのように休暇を取る」と言い出し、少年を連れて人探しの旅に出る。
その旅の模様がたっぷり描かれています。

二ホンのアニメ好き聖王様は猫耳カチューシャ。従者の少年は女装した食いしん坊。さらには危うく本物の女子になりかけ……と、萌え属性がたっぷり詰め込まれた作品で、シーンを想像するだけで楽しくなります。

一方で、作中劇で過去の出来事を振り返ったり、思わぬ謎や見事な伏線回収が見られたりと、読み物としても抜群に面白い。

皆さんも、二ホンでの聖王達の生活を想像しながら読んでみて下さい!

★★★ Excellent!!!

本来であれば、物語のエンドマークの向こう側。
そこから始まった、聖王さまの休暇の物語
その休暇は短いように思えたけれど――


女装萌え萌えや、突如始まる聖王様の日本のサブカル語り、そして……もう変えることの出来ない過去。
盛りだくさんで楽しませて頂きました!
ありがとうございます、楽しかった!


あ、あと、もちろん『彼女』は、きっと……絶世の美女ですよね?!
きっと美女に違いない!!
だってだって――

★★★ Excellent!!!

ニホンのオタク文化に染まったどこかおかしな聖王と、萌え萌え男の娘ギシュたんのゆるーい旅のお話、と思いきや、何やら色々事情があるようで......過去の謎を色々と想像しながら、ほっこりと安心して読めるお話です。初めはぶっ飛んだ色物話(失礼)かと思いきや、意外と壮大な話で、王道ファンタジーの息吹を感じました。きっと長い人生、たまには寄り道も必要なのでしょうねー。

★★★ Excellent!!!

「聖王」と呼ばれる人って、どんな人物を想像します?
僕はやはり博愛精神に溢れた立派な人で「人類皆兄弟、仲良くしなきゃなりませんぞ、おっほっほ」みたいな人物を想像しました。

でも、今作に登場する聖王様は違います。

まず、現代日本の、とりわけオタク文化に毒されたのかネコミミカチューシャを愛用し、魔法少女アニメのオープニング曲を口ずさんじゃったりします。
かなり想像と違います。
先日、「スター・トレック」のカーク船長役ウィリアム・シャトナーが 「ラブライブ!」の推しを聞かれ「海未」と即答したというニュースを聞いて驚いたのですが、それと同じぐらいの衝撃でした。

さらに世界を統べる聖王様、百年ぶりに世界へと戻ってきたというのに「休暇を取りたい」などと言います。
おまけにそれを諫める諸侯らを無視して、密かにお忍び休暇旅行へと出かけてしまいます。
ぶっちゃけ、やりたい放題です。暴れん坊聖王です。

そんな聖王様、無理矢理従者にした獣人の少年を女装させ、あろうことか萌えを感じてしまいます。
同性愛に対して寛容なフランシスコ法王もびっくりな男の娘愛好志向、正直なところ、この時点で僕はかなりこの聖王様に親しみを感じておりました(ぁ

そしてお忍び休暇旅行が辿り着いた真実、そこで語られる聖王様の嘆きに、きっと多くの男性読者は「聖王様、今夜は朝まで呑もう。奢るぜ!」って言いたくなるに違いありません。
ええ、シンパシー半端ないです、聖王なのにそんなん普通あらへんやん、聖王ハンパないわぁって感じです。

きっとあなたもこの聖王様に親しみを感じるはず。今作はそんな物語です。

★★★ Excellent!!!

異世界転移、そう聞くとやれやれまたかと顔をしかめる、小利口な方もいるでしょうが暫し。
これは、【その後】の物語。
例えば、異世界転移アニメの、感動のエンディング。笑顔で手を振り自らの世界へと戻る主人公、心を動かす歌声に背を押されるように流れるスタッフロール。
そう、【そのあと】。
自分の世界の日常から離れた彼が、戻った世界で何を為すか、そんなお話です。

そして。

それに(強制的に)付き従う従者には、ヒトには言えない(強制的された)特徴が……。

必見ですよ!

★★★ Excellent!!!

聖王の従者が可愛い。
とてもかわいい。
しかし男である。
……いや、この物語において、そういうことは些末なことかもしれないが。

この作品は、どこかノスタルジーを感じるファンタジーだ。
紡がれるセンテンスは美しく、優しく、楽しい。

最後の怒涛の展開も見ものである。
ファンタジーらしいファンタジーを読みたい方に、是非お勧めしたい。

★★★ Excellent!!!

異世界《ニホン》から帰るなり、臣下たちの反対を押し切り、ケモミミもふもふ少年ギシュタークを引き連れて、休暇と称して人探しの旅に出た聖王イシュナグ。
身分を隠すため、自分は猫耳カチューシャ着用で、そしてギシュたんには無理やり女装させて(とても重要なポイント)

軽妙なテンポで進むドタバタ珍道中ですが、時おりちらほらと陰謀の影が垣間見え、気付けばすっかり物語に惹き込まれておりました。

特筆すべきは、聖王さまの異世界サブカルかぶれっぷり。
常時装備の猫耳カチューシャを始め、冷静に思考を巡らせながら魔法少女アニメの主題歌を口ずさんだり、「薄い本」をヒントに巻物を製本してみたり。
重くなりがちな話も、ところどころニヤリとできるネタが仕込まれていて、絶妙なスパイスとなっています。

従者ギシュたんの、異常なまでの可愛らしさも忘れてはなりません。
びくびくおどおど、すぐにお腹空いちゃう、女装が似合いすぎちゃう、お姉さまたちに追いかけ回されちゃう。
ケモショタの素晴らしさを引き出す要素が、これでもかと言うほど盛り込まれています。

丁寧に張り巡らされた伏線が回収されていく終盤の展開は、爽快そのもの。
温かな余韻と少しの切なさを残して、希望が輝くラストでした。
面白かったです!

★★★ Excellent!!!

いや、あの。

聖王様が、異世界の影響を受けて、猫耳つけて、「休暇を……」っていうのがまずツッコミどころで。

「あんた、異世界で休んでたんちゃうんかい!」って。

そんな聖王様がギシュたんを……。

愛でる愛でる!
愛ですぎ危険! (TS的な方向等において)

とにかく、ギシュたん推し!

★★★ Excellent!!!

何だこれ。何だこれ何だこれ。ファンタジー物はあまり読まないのですが、これは非常に読みやすく、しかも面白かったです。弾むような文章に、カーソルが止まらなくなります。異世界から帰ってきた聖王が、人探しのために「休暇」をとる――というだけでも面白いのに、その従者とのやり取りが秀逸。可愛いよギシュターク。モフモフは正義、を王道で言っている感じが好き。フラグも伏線も美しい。一気読みしてしまいました……続きがとても気になります。

★★ Very Good!!

 どこの世界でも君主というのはわがままなもので、どこの国でもやりたい放題。イギリス王室を見れば、それは明らか。エドワード8世などかわいいもので、何かしらトラブルを起こしている。男性ならば女性問題は、標準装備なのかと思うぐらい。

 とある世界から帰還した聖王も、君主のわがままを発揮して、突然、旅に出る。臣下は呆然。
 諸国漫遊記なのかと思い、読み進んでいくと、思わぬ展開が待ち受けている。聖王は明快な目的があって王宮を離れたのであり、それは彼自身が内面に抱えている問題ともつながる。気になって、つい読み進んでしまう。

 ファンタジーなので、設定は多岐にわたるのだが、巧みに本編に織り込んでいて、強く意識することなく理解できる。劇中劇の使い方は見事。

 登場人物も魅力的。ギシュターク、かわいい、かわいいよ。

 実は、ものすごく長い話のではと思うのであるが、いきつく先が楽しみでならない。

★★★ Excellent!!!

この物語は、100年間の沈黙を破って聖域へと帰って来たはずの聖王が、人探しのために無理矢理休暇をとって旅に出てしまうというマンパワー溢れる物語である。

そして始まる、イケイケドンドン聖王と、拉致された獣人族の子ども、ゆるかわケモ耳ギシュたんとの珍道中っ!
時に切なく、時に優しく、時にちょっとセクシーな?ドタバタ劇は必見!

なのではあるが、それだけではない。獣人族や翼人族をはじめ、様々な種族が入り混じり、多種多様な世界を我々に魅せてくれる。
特に四大諸侯らの会合は、緊張感もありながら落ち着きもあり、重厚さえ感じさせる。

ライトな語り口が中心で非常に読みやすいが、それだけではない。しっかりと読み手に届くストーリー構成は白眉。
これからも、聖王とギシュたんの珍道中を、そして諸侯らをはじめとした深い世界観を楽しみに、私は何度も物語を訪れる。

2018/1/9読了。完結に寄せて。

中盤から後半にかけての種族間、そして性別さえ越えてゆく愛憎劇は必読!
すべての謎は解けながらも絡まり、深まりながらも青の空間へと溶けてゆく。
そして、驚き?!のラストまで――、やっぱり、聖王とギシュたんの珍道中は終わらないっ?!

★★★ Excellent!!!

発想良し、文章良し、テンポ良し。
キャラ良し、萌え良し、ケモミミ良し!!

と今のところ、僕の中の6部門において他の追随を許さない良作です。特にケモミミ部門においては戦闘力53万を越えています。

とまぁ、今はこんな感じで、読みやすさに特化されているのですが、そのバックグラウンドには壮大な物語が存在していそうです。聖王様をはじめとする魅力あるキャラクター(濃い。濃い。濃ゆいっ)たちが、コミカルな描写の裏に垣間見せる過去の邂逅。そして多くの種族が生きる世界ならではの、避けては通れない確執。そういった深みが徐々に紐解かれ、読者の心を掴んで離さない作品。

ケモミミを追いかけて、どこまでも。
気付けば、私も深い森に迷い込んでいそうです。

★★★ Excellent!!!

あれ、話終わった?といきなりビックリ。
逆転の展開からはじまるこの物語は、いろいろ面白い。
異世界、と書いてニホン、と読んでみたり、妙な習慣を持ち込んでみたり。

色々な嗜好の読者層(意味深)に向けた配慮が見られる魅力的なキャラ設定は秀逸。作者の愛が感じられます。
個人的(私は歴史専門のはずだったのですが)には、ハチャメチャになり切らず、しっかりと筋道と規範のある、作りこまれた世界観と設定が好みに合いました。

笑いも、勇気も、軋轢も、悲しみも、全部盛りにした、王道の、そして逆説のファンタジー。
それこそ、すなわち、面白きもの。

素直に、ギシュたん頑張れ、聖王落ち着いて、と、ガラにもないことを、心の中で叫んでしまっています(笑)

面白い!!

★★★ Excellent!!!

物語は唐突に始まり、「終わり」からスタートする。

異世界を満喫した聖王が、じぶんの治めるべき世界へと帰還したとき、すでに長い年月が経っていた。臣民たちは皆、聖王の帰還を待ち望み、新しい時代がやってくるかと思いきや――。

異世界(ニホン)で覚えてきた「色んな知識」を、とくに内政に向けることなく放蕩する聖王さま。従者ギークの先行きが思いやられます。


まだまだ始まったばかりですが、賑やかな作品になりそうです。

★★★ Excellent!!!

 最初、途中まで読んでレビューを書いた時、タイトルに「別の視点で見る大切さを身勝手な王様が教えてくれる……かも?」と書いた。
 これは読み終わってみても、間違いではなかったと思う。
 ただ、この「別の視点」というものが、なんなのかがわかった。

 それは「否定」だ。

 主人公の聖王は、ある意味で行き詰っていた。
 そんな彼は、最初に兄を否定し、この世界の仕組みや聖王という立場を否定し始め、最後は性別まで否定する。

 しかし、その否定は、どれもが悪い否定というわけではない。
 今までの「そうだと思っていた」という自分の固定観念を否定し、視点を変えて視界を広げるという、非常に建設的な否定の仕方も含まれていた。

 否定という言葉ではなく、もう少し適切に言えば、「疑問をもつ」という思考と言えるかもしれない。
 その疑問から、突破口が見えることもあるのかもしれない。

 行き詰った人に、見方を変えるきっかけを与えてくれる物語になってくれることだろう。

★★★ Excellent!!!

この作品に関しては、正直なところ、連載が始まる前から楽しみにしていた。
作者がツイッターで、連載を始めますよ、という予告ツイートをしていたのだ。
それが上手かった。
おっ、なんか面白そうだぞ。と読者の興味をひいたので、連載が始まるのを心待ちにしていた。
本文が0文字の段階から既にコンテストの勝負は始まっているし、面白い作品とそうでない作品はその時点で既に差がついてしまっているのだ。

そして、いざ連載が始まってみると。
現代日本から異世界に転生~~というありがち路線かと思いきや、異世界の聖王が現代日本に転生して、更にそこから帰ってきた、というひねった基本設定。
この時点でもかなりインパクト強力ではありますわね。
本題の物語はいかがかというと、、、序盤の段階だと話も進まないしそこまで面白さは見えてこないだろう、と思っていたら。宣伝ツイートで面白そうだと期待していた要素を惜しげもなく投入してくる。
序盤から飛ばしているなあ。

そうこうしているうちに、小説の技術的にすごく上手い部分が出てきて、おののいた。
私一人だけではなく、多くの読者が感嘆していた。冷静に考えれば、決して珍しい手法ではないのかもしれないが、その使い方がぴったりハマっていて、溜息しか出てこなかった。

そんな感じで。
この作品には、本文が始まる前から、やられっ放しという感じがする。
だが、さすがにこれ以上やられっぱということもないだろうからたぶん、物語的にはまだ序盤という段階なのですがこのへんでレビュー残しておきます。