異世界帰りの聖王、休暇を満喫する

作者 hisa子。

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★★ Very Good!!

 どこの世界でも君主というのはわがままなもので、どこの国でもやりたい放題。イギリス王室を見れば、それは明らか。エドワード8世などかわいいもので、何かしらトラブルを起こしている。男性ならば女性問題は、標準装備なのかと思うぐらい。

 とある世界から帰還した聖王も、君主のわがままを発揮して、突然、旅に出る。臣下は呆然。
 諸国漫遊記なのかと思い、読み進んでいくと、思わぬ展開が待ち受けている。聖王は明快な目的があって王宮を離れたのであり、それは彼自身が内面に抱えている問題ともつながる。気になって、つい読み進んでしまう。

 ファンタジーなので、設定は多岐にわたるのだが、巧みに本編に織り込んでいて、強く意識することなく理解できる。劇中劇の使い方は見事。

 登場人物も魅力的。ギシュターク、かわいい、かわいいよ。

 実は、ものすごく長い話のではと思うのであるが、いきつく先が楽しみでならない。

★★★ Excellent!!!

この物語は、100年間の沈黙を破って聖域へと帰って来たはずの聖王が、人探しのために無理矢理休暇をとって旅に出てしまうというマンパワー溢れる物語である。

そして始まる、イケイケドンドン聖王と、拉致された獣人族の子ども、ゆるかわケモ耳ギシュたんとの珍道中っ!
時に切なく、時に優しく、時にちょっとセクシーな?ドタバタ劇は必見!

なのではあるが、それだけではない。獣人族や翼人族をはじめ、様々な種族が入り混じり、多種多様な世界を我々に魅せてくれる。
特に四大諸侯らの会合は、緊張感もありながら落ち着きもあり、重厚さえ感じさせる。

ライトな語り口が中心で非常に読みやすいが、それだけではない。しっかりと読み手に届くストーリー構成は白眉。
これからも、聖王とギシュたんの珍道中を、そして諸侯らをはじめとした深い世界観を楽しみに、私は何度も物語を訪れる。

★★★ Excellent!!!

発想良し、文章良し、テンポ良し。
キャラ良し、萌え良し、ケモミミ良し!!

と今のところ、僕の中の6部門において他の追随を許さない良作です。特にケモミミ部門においては戦闘力53万を越えています。

とまぁ、今はこんな感じで、読みやすさに特化されているのですが、そのバックグラウンドには壮大な物語が存在していそうです。聖王様をはじめとする魅力あるキャラクター(濃い。濃い。濃ゆいっ)たちが、コミカルな描写の裏に垣間見せる過去の邂逅。そして多くの種族が生きる世界ならではの、避けては通れない確執。そういった深みが徐々に紐解かれ、読者の心を掴んで離さない作品。

ケモミミを追いかけて、どこまでも。
気付けば、私も深い森に迷い込んでいそうです。

★★★ Excellent!!!

あれ、話終わった?といきなりビックリ。
逆転の展開からはじまるこの物語は、いろいろ面白い。
異世界、と書いてニホン、と読んでみたり、妙な習慣を持ち込んでみたり。

色々な嗜好の読者層(意味深)に向けた配慮が見られる魅力的なキャラ設定は秀逸。作者の愛が感じられます。
個人的(私は歴史専門のはずだったのですが)には、ハチャメチャになり切らず、しっかりと筋道と規範のある、作りこまれた世界観と設定が好みに合いました。

笑いも、勇気も、軋轢も、悲しみも、全部盛りにした、王道の、そして逆説のファンタジー。
それこそ、すなわち、面白きもの。

素直に、ギシュたん頑張れ、聖王落ち着いて、と、ガラにもないことを、心の中で叫んでしまっています(笑)

面白い!!

★★★ Excellent!!!

物語は唐突に始まり、「終わり」からスタートする。

異世界を満喫した聖王が、じぶんの治めるべき世界へと帰還したとき、すでに長い年月が経っていた。臣民たちは皆、聖王の帰還を待ち望み、新しい時代がやってくるかと思いきや――。

異世界(ニホン)で覚えてきた「色んな知識」を、とくに内政に向けることなく放蕩する聖王さま。従者ギークの先行きが思いやられます。


まだまだ始まったばかりですが、賑やかな作品になりそうです。

★★★ Excellent!!!

最初の章を読み終わったところだが、非常に読みやすく同氏の作品では、もっともワクワク感を味あわせてくれる展開となっている。
ファンタジー世界の雰囲気たっぷりに、我々人間の世界で学んだ王たちが、自分たちの世界を変える旅にでる……ということなのかもしれない?
いや、単に自分勝手に動いているだけかも?

これからの展開にも期待したい!

★★★ Excellent!!!

この作品に関しては、正直なところ、連載が始まる前から楽しみにしていた。
作者がツイッターで、連載を始めますよ、という予告ツイートをしていたのだ。
それが上手かった。
おっ、なんか面白そうだぞ。と読者の興味をひいたので、連載が始まるのを心待ちにしていた。
本文が0文字の段階から既にコンテストの勝負は始まっているし、面白い作品とそうでない作品はその時点で既に差がついてしまっているのだ。

そして、いざ連載が始まってみると。
現代日本から異世界に転生~~というありがち路線かと思いきや、異世界の聖王が現代日本に転生して、更にそこから帰ってきた、というひねった基本設定。
この時点でもかなりインパクト強力ではありますわね。
本題の物語はいかがかというと、、、序盤の段階だと話も進まないしそこまで面白さは見えてこないだろう、と思っていたら。宣伝ツイートで面白そうだと期待していた要素を惜しげもなく投入してくる。
序盤から飛ばしているなあ。

そうこうしているうちに、小説の技術的にすごく上手い部分が出てきて、おののいた。
私一人だけではなく、多くの読者が感嘆していた。冷静に考えれば、決して珍しい手法ではないのかもしれないが、その使い方がぴったりハマっていて、溜息しか出てこなかった。

そんな感じで。
この作品には、本文が始まる前から、やられっ放しという感じがする。
だが、さすがにこれ以上やられっぱということもないだろうからたぶん、物語的にはまだ序盤という段階なのですがこのへんでレビュー残しておきます。