桜枝　巧

　空を染めあげる、という一風変わったお仕事和風ファンタジー。空模様が心情表現として時折用いられるように、空はたくさんの想いを抱えているもの。作者はそれを、鮮やかで綿密な描写を以て見…続きを読む

　以前から未言、という存在を存じ上げております(し、使わせて頂いています)者です。……が、正直拝一読しましたところ、その氷山の一角すら見えていなかった様子。申し訳ない。 　よく我々…続きを読む

ボーイ・ミーツ・ガール、と同時にガール・ミーツ・ボーイ、或いは。 完結ありがとうございます。ひっそりと追っていた物語でした。読み終えて、もう1度読み返して、暫くの間ずっとぼう…続きを読む

いつかあるかもしれない近未来の話。最後まで読んで、「やられた！」と思いました。最初のアレはそういう意味だったんですね…。まずは御一読を、と人に勧めたくなる作品です。

何だこれ。何だこれ何だこれ。ファンタジー物はあまり読まないのですが、これは非常に読みやすく、しかも面白かったです。弾むような文章に、カーソルが止まらなくなります。異世界から帰ってき…続きを読む

　新しいタイプのヴァーチャルリアルゲーム・ノベル。個性あふれる主人公が造語「未言」を操り、困難に立ち向かう。 　読みやすくも練られた文章、透明感のある造語「未言」に、貴方も酔いしれ…続きを読む

最後まで行きついた瞬間の脱力感。うぉぉ……。
作者様の発想力に、完敗です。
なんか、もう、読んでください、としか。

久しぶりにカクヨム作品を読みましたが、そのクオリティに驚いております。綿密に編み込まれていく描写、寿命とは、生きるとは、幸せとは、と様々に語りかけてくるストーリー。これぞＳＦ、とい…続きを読む

読み終えた後、大きく息を吐きました。呼吸をすることを忘れてしまうような、そんな物語の洪水。「錆」というあまりないテーマ、個性の強いキャラクター達。物語の奔流に、あなたも飲まれてみて…続きを読む

さて、本当はどうであったのか。どちらにしろ、爪楊枝というチョイスがいい。地味に痛そう。

　発想が面白いな、と思いました。ネタバレを避けるために詳しくは書きませんが、うん、いいよ、くしゃみ。 　ちょっとテンポが早いかな、とは思いました。短編ですし、一日、もしくは一瞬だけ…続きを読む

すっと体の熱を奪い、そしてまた溶けて行ってしまうような、不思議な感覚に襲われる作品。しかしそこには、確かに作者の優しさがあふれている。描写も美しい。ライトノベルのテンションに疲れ、…続きを読む

短歌で回文に挑戦（しかも一首二首ではなくすべて）というのは、もはや新たなるジャンルだと思いました…作者様に拍手。そこはかとなく漂う怪しさも好きです。

ぼく　に　10まん　の　だめーじ！ ……漆茶碗様の話は毎回僕の心（とちっぽけな自信）をへし折ってくんだよなぁ…… 　まず登場キャラクターたちが素敵すぎる。愛しすぎる。ネタバレ防止の…続きを読む

　此処からどうなるかによりますけれど、ぽんぽんと読んでいく感じではよかったですよ？　書くこと大事。
　…次、わくわくしながら待ってます。

そう言いたくなるような、でも不思議と読み返したくなる作品。
確かに、ジャンルは「その他」…ですね。

僕も文芸部です。
部活は楽しんだもの勝ち！　
後もう一つ。天然くんがかわいすぎる（ほめ言葉）っ…。

同じにおいがするぜ！　と読んでみた作品。大正解でした。「暗闇に光を灯す。」がお気に入り。

世界観、一つ一つの言葉遣い、描写。細い迷路のような路地をさまよっているような、そんな気分になる。こんな作品に出会えるのだから、全くもって世の中と言うのはおもしろいものです。

次は何が出てくるのだろう？　とわくわくしながら箱を開けていく気分でした。さらっと読み流すつもりが、しっかり最後まで読んでしまいました。この会社のヘルプデスク…僕には無理そうな仕事で…続きを読む

…なんで評価されてないんだろう？

としか言いようがないです。

なんていうか、もう……文明の機器的あいつが最初に登場した時点で吹いてしまった。参りました。

おめん屋におめんはならぶ　ドラえもん・仮面 ライダー・オレ・お母さん これがお気に入り。ふっと思った違和感をそのまま言葉に表しているような、そんな感覚。そもそも、短歌ってそういう…続きを読む

もっと食べたい。
もっと読みたい。
ふふふ……（恐ろしげに）
お気に入りは「行き先ボタンを押してください」。

　面白い！　その一言に尽きる。
　絶対読むべき。

　誰もが子供のころ一度は恐れたメリーさん。かく言う僕も幼いころは急にかかってくる電話におびえた一人。 　主人公とメリーさんの会話劇。テンポがよく、読みやすい。 　……一言、言わせて…続きを読む

うわあ。うわあうわあ。
とりあえず、今から自分が今まで作ってきたキャラクター達に謝ってきます。

一つ一つの言葉が優しく心にしみます。
　小さな子供のために母親がつくったおかゆを、そっとスプーンですくって飲み込むような、そんな感覚。
　ありがとうございました。

まず感じるのは、その描写力の高さ。青く、自分以外誰もいない湖の中に、静かに、ただ静かに沈んでいくような、そんな感覚。
　素敵な物語に出会うことができました。

　よく練られた構成、うねるような描写。 　一文目から吸い込まれるような感覚に陥る。今まで、それなりの本を読んできたつもりだけれども――僕はこれまで、ここまで鳥肌の立つ作品には出会っ…続きを読む