他の人のレビューを見ると様々な感想が書かれています。詩は短いだけに言葉選びや発想で傾いたり広がったりしますからね…物語のような起承転結がないため(かどうかは分からないが)、相性がありますよね。ちなみに自分は大好物です。「未来」の短歌でも、現代の人たちにも面白さが伝わります…え、自分だけじゃないはず。
「もしオレが樹木だったら紅葉の中にみどりを維持するだろう」いろいろな声を吹き飛ばすには、この一首だけで充分でしょう。うまく言語化はできないけれど、歌に配置された語句のもつ直截的な意味を超え、その向こう側に、何か非常に微妙だけれど、すこん、と落ちるような感覚を覚えます。その感覚が、癖になります。「“未来”の短歌」、私は好きです。
おめん屋におめんはならぶ ドラえもん・仮面ライダー・オレ・お母さんこれがお気に入り。ふっと思った違和感をそのまま言葉に表しているような、そんな感覚。そもそも、短歌ってそういうものじゃありませんか? ふとした一瞬を切り取るということ。新しいながら、ここには短歌というものがきっちりと詰め込まれていると思うのです。 もどき風情がいろいろと語りましたが、僕は、そう思います。 単純に、好き、と思える言葉たちでした。 ありがとうございました。
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