地獄変

作者 川上 神楽

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Good!

今後の創作活動の糧にして頂くべく文法上の間違いと語法について指摘させていただきます。
まず現代仮名遣いに於ける「ん」を古典文法(文語体)「ぬ」に置き換えて良いのは打ち消しの意味の時のみです。推量の意味合いを含む場合は「む」で置き換えるのが本来の用法です。これに関しては学校にも依りますが中学3年生から高校の間に学べる文法事項ですので、今後の学習で学べると思いますよ。
もう一つは「或る」の語法です。断定(〜である)を表す場合、こちらの「或る」の漢字をあてる事はできません。「或る」を使う場合は、芥川龍之介の著作『或阿呆の一生』の様にいくつかの中から一つを選別する意味合いを持たせる場合のみです。こちらに関してはある程度近代の文学を読んでいれば感覚として掴めていくので、とにかく読むと良いかもしれませんね。
芥川龍之介が斯様な間違いをするとは何たる冒涜かと思いましたがそこに関してはひとまずおいておきましょう。
発想としてはとても面白く、楽しんで読ませて頂きました。廃れゆく現代の文学界に貢献する作品、今後も楽しみにしております。

★★ Very Good!!

面白かったです。書いている内容と格調高い文語体のギャップに笑えます。
朝、出社して、珈琲を飲みながら、これを読んでウォーミングアップすると、丁度良いです。
ところで、芥川龍之介の「地獄変」とはストーリーに共通点が有るのでしようか?私は「地獄変」自体を文庫として読んだことが無いのですが、如何にも芥川龍之介が書きそうなストーリーだと感じます。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。
尚、最後の蛇足文を見て、「歩道橋の音楽」を読んでみようと思いました。

★★★ Excellent!!!

芥川が憑依したというから、文体を真似たのかな? って思ってました。
ちがう。
精神レベルを真似たんだ、と読了して思いました。
お話自体は絵本みたいな世界なのに、こうもすっとぼけて、しかもしかつめらしくしゃあしゃあと書かれると、やっぱり笑ってしまいます。
芥川はエンターテイメントですよね? れ?

★★★ Excellent!!!

新境地です。知らずに開拓されられたみたいな? そんな心境です。フフッ
純文学とは、ぼくの人生において ‘最も’ 縁遠い読み物という認識が…
同じ読み物でも、醤油とガソリンほどの違いがあるように思ってしまうのですが、それは書き手さんの腕でいか様にも変わるのだと勉強しました!
食わず嫌いは、料理するひとの腕ひとつで、食べられるようになるんですね☆
拝読後としては、我ながら変な感想を書いてる自覚はありますが…河上 神楽さんの作風が妙にハマッちゃって…フフッ
お侍さんが、チョンマゲでリクルートスーツ着て闊歩してる―――そんな不思議な光景を見ちゃった気分です。
おもしろかったです♡ ありがとうございました!
 
                                      ―千隼―

★★★ Excellent!!!

いや、最高におもしろかったです。
古めかしい文体に騙されました。この短さで何度も笑ってしまうとは思わなかったです。素直に悔しい!

隠されたものをきちんと少しずつ明かしているあたり、著者様の技量が伺えます。さらっと書いてるように見えますが、すっごく時間かけて完成させたのかも、と思うくらいでした。

★★★ Excellent!!!

読み始めると、うっかりと江戸時代のお話かと錯覚するくらい、現代のほのぼの酔っ払いを描きながらも どこか懐かしい古典落語の響きが耳に残る。 同じ著者の『歩道橋~』で展開された現代版俳句・短歌の世界観がここでは見事に狂言&落語調になっている。この多彩さはなんだ! まだ書き手デビュー間もないってホント? いや、疑うわけではないけれど、あまりの才能ぶりに、ふたを開けたらプロの作家さんがえへへ~と頭掻いて出てきそうなんですもの。参りました。
そして、蝶は動物学的には一頭二頭と数えるが、一般的には一羽二羽、あるいは一匹二匹になると、お陰様で学びました。
もっといろんなお話を読みたくなりました。どんどん書いてくださいね。楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

一応、芥川龍之介は全集で揃えて通読しているぐらいには、個人的に好きな作家の一人です。
それでこの掌編なのですが、正直二十一世紀のWeb小説投稿サイトでこういう作品とお目にかかれるとは思いも寄りませんでした。
キャッチコピーで『地獄変』とも比較されていますが、まさに芥川作品でも初期から中期に差し掛かった頃のそれを髣髴とさせる味わいですね。

★★ Very Good!!

小五だんすぃ「やきとりたべたいっ!」
小五メガネ「人を疑うな……でしょうか」
悟り「男子ってバカね……」

何故だろう、そんな情景が浮かんだ。


タイトルやキャッチコピーの重さに騙されず挑んで欲しい。
怪文書のように感じる文体も、気が付けば一夜干しのシシャモのような、そんな味のあるモノだと感じるはずです。

個人的には歌丸師匠に音読して読んで貰いたいですね(笑)