★★★ Excellent!!! 作家にとって大切なこと 繕光橋 加(ぜんこうばし くわう) 2016年公開、今は2022年。 時が経っても、ずっと忘れず、僕の心の中に残っていた、お気に入りの作品です。 これはある日本人思想家が言ったこと。 「例えばそれが仕事だからと言って、ミステリー作家が頭の中で“面白い人の殺め方を無際限にバンバン考えている”とき、彼の魂は救われるだろうか?」。 時は上に立つ指導者によって、戦火がくすぶる時代。さも大義はあるのだろう。さも覚悟もあるのだろう。無辜の民の事情を全く考慮しなかったわけでもないかもしれない。 …でも、だからこそ、市民である私たちが、または書き手である私たちが、携えておくべき心は何か。「現実で損なわせるのは悪だけれど、空想の中で傷つけるのは良かろう…」、本当にそうだろうか?戦乱立ち込める“今”だからこそ、改めて見つめ直したい優れた作品。大好きです。 レビューいいね! 0 2022年4月23日 11:05
★★★ Excellent!!! メタホラーの一種の極致。 灰槻 誰でもやってそうな点が怖いですよね。 しかも誰もこの現象が起きる可能性を否定しきれない...。 レビューいいね! 0 2018年8月20日 22:52
★★★ Excellent!!! 創作論×ホラー 崩紫サロメ 小説を書いていた主人公が、突然呼び出され、「殺人犯」として法廷に立たされる話です。 主人公が一体誰を殺したというのか。 おそらく、書き手さんならば、やったことのあるはずの「殺人」です。 読み手さんでも、多分一度や二度はあるのではないでしょうか。 なかなか考えさせられます。 共感します。 そして、怖いオチが待っています。 一度読んでみて下さい。 レビューいいね! 0 2018年2月17日 18:14
★★★ Excellent!!! 最後怖すぎ! 無月弟 告白します。私も大量虐殺をしました。 書き手としてとても痛いところを突かれた気がします。特に最後のオチは恐怖そのものでした。 一応考えたキャラにはそれなりに愛はあったつもりなので、何とか見逃して下さい。 レビューいいね! 0 2017年6月12日 13:02
★★ Very Good!! 忘却の彼方へ… 登月才媛(ノボリツキ サキ) キャラクターに逆襲されるのも怖いけれど、なんといったって 作品の構想自体が消え去るのは絶望的悲劇以外の何物でもない… 物書きの恐怖をつづった、シリアスギャグストーリー! レビューいいね! 0 2016年10月23日 16:11
★★ Very Good!! 最大の罪と罰 二石臼杵 ラストの一文を読んで「確かにホラーだ」と思いました。対岸の火事では済みません。私のところにも出頭命令がきませんように。 レビューいいね! 0 2016年10月19日 00:05
★★ Very Good!! 「いまのところセーフ!」と思ってしまった自分 北乃ガラナ 「おい、思い出せよ!」「思いだしてよ!」 って、おまえたち誰だよ! おまえたちなんて知らないぞオレ となること請け合い。 そう、カクヨムで書いている人達は……きっと。 レビューいいね! 0 2016年10月12日 21:33
★★★ Excellent!!! 物書きにとっての最大のホラー 奔埜しおり 読み終えて出た一言が、怖い、でした。 身に覚えがありすぎて、とてもとても他人事とは思えなかったです。 自分の生み出した登場人物は、誰よりも一番深く愛そう。 創作活動をするようになってから、一番大切にしていることなのですが、改めて、それを一番大事にしようと思いました。 レビューいいね! 0 2016年10月10日 20:42
★★★ Excellent!!! 愛情を持ってキャラを創らねば…… ししゃもマヨ いい加減な設定を考えられなくなりそうです((((;゜Д゜)))) 脇役にも配慮を…不幸に救いを 彼らは物陰から私を見ているんですね… レビューいいね! 0 2016年10月9日 05:29
★★★ Excellent!!! 唸りました 星名柚花 もしもこんなことが現実に起これば、私は何人のキャラクターに謝らなければならないのか… 面白かったし、考えさせられました。 レビューいいね! 0 2016年10月9日 00:26
★ Good! 怖すぎる笑 家財道具 面白かったです! 私もよく登場人物だけを考えておしまいになってしまうことが多いので、身につまされるというか・・・・・・笑 裁判にかけられてしまう前に消化できるよう頑張ります!! 素敵なお話をありがとうございました! レビューいいね! 0 2016年10月8日 20:47
★★★ Excellent!!! おぉ、怖…… 角鹿冬斗 これは……うん、なんか怖くなってきた。 私もカクヨムに参戦する遥か古の学生時代、キャラを作っては設定ばかり構想してた者だったので、自分のキャラに作中のような言われをされてしまうとショック死してしまいますね。 ただのホラーではなく、『物書き』に対するホラー。この物語の結末はどんなラストよりも、『物書き』にとっては死よりも辛い物でしょう。面白かったです。 私も自作をエタらせたり、キャラクターを放置しないようにしなくては……(教訓) レビューいいね! 0 2016年10月7日 17:06
★★ Very Good!! これは……ホラーですね。 にゃべ♪ 創作をする人全てに読んでもらいたい作品。 特にいつもエタってる人には恐怖を感じる程の内容でしょう。 自分の生み出したキャラに責任を持つ事、無責任にキャラの人生を弄ばない事。創作キャラ達も生きているんだとこの作品を読めば実感出来ると思います。 創作キャラは物語を動かす為に生まれた存在。彼らの人生を全うさせてあげれば、彼らはたとえどんな境遇でも不満を抱く事はないのです。 だからこそ物語は完結させなければいけない。軽々しく創作してはいけない……。 この作品を読んで創作に対する心構えを強く意識しました。 自分も何作か未完のまま放置している作品があります。彼らの活躍を、物語の続きを書かなくちゃ……。そう、裁判で訴えられる前に。 レビューいいね! 0 2016年10月1日 12:21
★★★ Excellent!!! 物書きにはあるあるだけに、面白い作品 風嵐むげん キャラを生み出すだけ生み出しておいて、結局出番を作らないまま……。物語を書く人ならば、よくあることをこうして短編のお話にするなんて、作者様のセンスと発想力に脱帽です! 自分が生み出したキャラに判決を下されて罰せられる、想像しただけで恐ろしい……色々と考えてしまう作品でした。 レビューいいね! 0 2016年9月29日 22:49
★★★ Excellent!!! そこの作家さん、自分のキャラをテキトーな酷い目に遭わせていませんか? ゴッドさん やっぱり、物語は最後まで書き上げないとダメだね☆ Web小説をいろいろ見ていると、序章の悲劇だけ書かれていて、あとはエターナル状態みたいな作品をよく発見します。 キャラたちの悲劇が報われるシーンを見てスッキリしたいものですね。もちろん、ちゃんとしたストーリーや動機付けも大切ですけどね。 レビューいいね! 0 2016年9月29日 21:21
★★★ Excellent!!! 身に覚えがあるだけに、刺さる 阪木洋一 キャラ設定を考えるの、楽しいですよね。 書くわけでもないのにキャラ増やしてって、でも、使わないままお蔵入りになるケースも多々あります。 そういう現状を客観的に見直しただけに、使ってないキャラをいくつか設定変更して、どんな形でもいいから出して行きたい、と思わされます。 レビューいいね! 0 2016年9月25日 15:14
★★★ Excellent!!! 『スランプになる』という事が、いかに罪深いかを説いた名作。 湊風紳 煌騎 本作のラスト、そこに筆者の伝えたいメッセージが最後に強く残されています。『作者がスランプに陥る』という事が、いかに最悪な事態を招くか。本作はそれを見事に表現した名作です。 スランプを予防する方法・メソッドはちゃんと存在しています。それを勉強・実践せずにスランプに陥り書けなくなる。非常にそれは愚かであり、無責任な態度だという事を、本作は明確に糾弾しています。 1人の筆者として、非常に背筋が伸びる思いがしました。 レビューいいね! 0 2016年9月25日 12:05
★ Good! 汝の判決や如何に 叶 遥斗 創作をする側としては自分が産み出したオリキャラにどう思われているか、なかなか興味深い問題です。どんな設定にしたかより、アフターケアですかね。 世界を運命を神を恨むーーそんな作品ばかり書いている人は特にご注意ください。恨まれてるのは多分作者です。早めにハッピーエンドまでつれていってあげてください。 レビューいいね! 0 2016年9月24日 16:09
★★ Very Good!! 作品を創りたくなる作品。 猫田芳仁 昔つくったキャラクターを忘れたり、忘れているわけじゃなくても使わなかったりというのは創作者あるあるでしょうね。最近使っていないあいつとあの子で一本書いてみようか、と思えました。 レビューいいね! 0 2016年9月19日 13:02
★★★ Excellent!!! 刺さる。心に刺さる 結葉 天樹 命の大切さを訴えながら、作者の自分は作ったキャラを実質死なせてしまっているという現実…… 痛い、心が痛い! ちゃんと書き上げてあげるのが供養? 救ってあげられるのも自分なんですね…… レビューいいね! 0 2016年9月19日 12:01
★★ Very Good!! 蛇口を閉め忘れる感じ 梅田 つばめ 「オリキャラ」を用いて物書きをテーマにした作品。 主人公自身の創作物「オリキャラ」を中心に話が進みますがーー この作品、メッセージ性がかなり強です。 これは創作だけに限らず大体のことには言えるのではないかな……と思いました。 テキトーに、中途半端に物事を投げると、結果に繋がらないことって多いんですよね。 なにより自分自身の為にならない。 自分もその手の人間なので気を付けなければ……。 あと、個人的には簡単な自宅からトンネルまでの風景などの描写も欲しかったような気もします。 一つの事について考えさせられる作品です。 レビューいいね! 0 2016年3月27日 12:58
★★ Very Good!! 簡単に人を殺す世界 ころりころん 多分物語を作る人は特に、死に対して敏感になっていないといけないんだと思う。自分の生み出したものの面倒をきちんと見ていかないと、いつか生み出したものに復讐されるんだと思った。 レビューいいね! 0 2016年3月16日 10:25
★★★ Excellent!!! "彼ら"の『命』を奪ったのは誰だ? 桃月ユイ 以前別場所でこの物語を読ませていただいたことがあり、今回また改めて読みなおしたのですが、やはりぐさぐさと胸に突き刺さるものがあります……。 自分自身、キャラクター創作というものをやっていて、キャラクターに面白い設定を!と思ってぽんぽん作ったもののそれを活かせないことや話を書かなかったということが多々あったので、主人公の気持ちは痛いほどわかります…… やはりキャラクターを作ったなら彼らにとって『命』でもある物語まで作ってあげたいなあと改めて感じました。 レビューいいね! 0 2016年3月7日 23:34
★★★ Excellent!!! 物書きとしてキャラクターといかに向き合うか、という命題 ☃ 活躍すべき物語という世界を生み出されないまま、過酷な設定を負って待たされ忘れられてしまったキャラクター。訴えられても文句は言えないな、と感じる一方でそれくらい強い思いを抱いて生きてくれるキャラクターを創ることができたら、と憧れにも似た感情を掻き立てられます。 物書きはキャラクターにとっての創造主たりうるのか。だとすればどれだけの覚悟と責任感を持って彼らの物語を紡がなければならないのか。 たとえ全ての物語を書ききれないとしても、彼らと真摯に向き合っていこうと決意させられるお話です。逃げた先に待っているのは二度と「生み出せない」という絶望だと、心しておきましょう……。 レビューいいね! 0 2016年3月7日 23:31
★★ Very Good!! 向き合って出てきたのは無数の死体だった さるさ 命の大量消費。それが物語における実情だった。 愛を持って生み出したはずの自分のキャラクターは、役目を果たすことなく散っていく。 人の命だけではない。裁判に至るまでの世界は、作者が創造した世界だ。我が国の神話では、やれ棒でかき回して土地を作り、排泄されるものからも命を産み出す。 今日、世界のどこかで、誰かの中に、私が生み出した世界や命は芽吹いているだろうか。わずかな一時の記憶の中だけで、その僅かな生を終えていないか。 本作を読んで、自分の物語を見返す。しかし、そこで縦横無尽の活躍をしていたのは、紛れもない私自身であったし、あまりの無双の活躍っぷりからくる現実とのギャップで昇天したくなる。 すべての作家は、命と世界を産み出す創造主である。その責任のなんたるか、私たちは大量消費に飲まれることなく、省み続けなければならない。 レビューいいね! 0 2016年3月7日 19:11
★★★ Excellent!!! 物書き志望の、地獄 桜枝 巧 うわあ。うわあうわあ。 とりあえず、今から自分が今まで作ってきたキャラクター達に謝ってきます。 レビューいいね! 0 2016年3月6日 16:44