オリキャラ裁判

作者 宗谷 圭

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★★★ Excellent!!!

小説を書いていた主人公が、突然呼び出され、「殺人犯」として法廷に立たされる話です。

主人公が一体誰を殺したというのか。
おそらく、書き手さんならば、やったことのあるはずの「殺人」です。
読み手さんでも、多分一度や二度はあるのではないでしょうか。

なかなか考えさせられます。
共感します。

そして、怖いオチが待っています。

一度読んでみて下さい。

★★★ Excellent!!!

読み終えて出た一言が、怖い、でした。
身に覚えがありすぎて、とてもとても他人事とは思えなかったです。
自分の生み出した登場人物は、誰よりも一番深く愛そう。
創作活動をするようになってから、一番大切にしていることなのですが、改めて、それを一番大事にしようと思いました。

★★★ Excellent!!!

これは……うん、なんか怖くなってきた。
私もカクヨムに参戦する遥か古の学生時代、キャラを作っては設定ばかり構想してた者だったので、自分のキャラに作中のような言われをされてしまうとショック死してしまいますね。
ただのホラーではなく、『物書き』に対するホラー。この物語の結末はどんなラストよりも、『物書き』にとっては死よりも辛い物でしょう。面白かったです。

私も自作をエタらせたり、キャラクターを放置しないようにしなくては……(教訓)

★★ Very Good!!

 創作をする人全てに読んでもらいたい作品。
 特にいつもエタってる人には恐怖を感じる程の内容でしょう。

 自分の生み出したキャラに責任を持つ事、無責任にキャラの人生を弄ばない事。創作キャラ達も生きているんだとこの作品を読めば実感出来ると思います。

 創作キャラは物語を動かす為に生まれた存在。彼らの人生を全うさせてあげれば、彼らはたとえどんな境遇でも不満を抱く事はないのです。
 だからこそ物語は完結させなければいけない。軽々しく創作してはいけない……。

 この作品を読んで創作に対する心構えを強く意識しました。
 自分も何作か未完のまま放置している作品があります。彼らの活躍を、物語の続きを書かなくちゃ……。そう、裁判で訴えられる前に。

★★★ Excellent!!!

キャラを生み出すだけ生み出しておいて、結局出番を作らないまま……。物語を書く人ならば、よくあることをこうして短編のお話にするなんて、作者様のセンスと発想力に脱帽です!

自分が生み出したキャラに判決を下されて罰せられる、想像しただけで恐ろしい……色々と考えてしまう作品でした。

★★★ Excellent!!!

やっぱり、物語は最後まで書き上げないとダメだね☆
Web小説をいろいろ見ていると、序章の悲劇だけ書かれていて、あとはエターナル状態みたいな作品をよく発見します。
キャラたちの悲劇が報われるシーンを見てスッキリしたいものですね。もちろん、ちゃんとしたストーリーや動機付けも大切ですけどね。

★★★ Excellent!!!

 本作のラスト、そこに筆者の伝えたいメッセージが最後に強く残されています。『作者がスランプに陥る』という事が、いかに最悪な事態を招くか。本作はそれを見事に表現した名作です。

 スランプを予防する方法・メソッドはちゃんと存在しています。それを勉強・実践せずにスランプに陥り書けなくなる。非常にそれは愚かであり、無責任な態度だという事を、本作は明確に糾弾しています。

 1人の筆者として、非常に背筋が伸びる思いがしました。
 

 

 

 

Good!


創作をする側としては自分が産み出したオリキャラにどう思われているか、なかなか興味深い問題です。どんな設定にしたかより、アフターケアですかね。

世界を運命を神を恨むーーそんな作品ばかり書いている人は特にご注意ください。恨まれてるのは多分作者です。早めにハッピーエンドまでつれていってあげてください。

★★ Very Good!!

「オリキャラ」を用いて物書きをテーマにした作品。
主人公自身の創作物「オリキャラ」を中心に話が進みますがーー
この作品、メッセージ性がかなり強です。
これは創作だけに限らず大体のことには言えるのではないかな……と思いました。
テキトーに、中途半端に物事を投げると、結果に繋がらないことって多いんですよね。
なにより自分自身の為にならない。
自分もその手の人間なので気を付けなければ……。

あと、個人的には簡単な自宅からトンネルまでの風景などの描写も欲しかったような気もします。

一つの事について考えさせられる作品です。

★★★ Excellent!!!

以前別場所でこの物語を読ませていただいたことがあり、今回また改めて読みなおしたのですが、やはりぐさぐさと胸に突き刺さるものがあります……。
自分自身、キャラクター創作というものをやっていて、キャラクターに面白い設定を!と思ってぽんぽん作ったもののそれを活かせないことや話を書かなかったということが多々あったので、主人公の気持ちは痛いほどわかります……
やはりキャラクターを作ったなら彼らにとって『命』でもある物語まで作ってあげたいなあと改めて感じました。

★★★ Excellent!!!

 活躍すべき物語という世界を生み出されないまま、過酷な設定を負って待たされ忘れられてしまったキャラクター。訴えられても文句は言えないな、と感じる一方でそれくらい強い思いを抱いて生きてくれるキャラクターを創ることができたら、と憧れにも似た感情を掻き立てられます。
 物書きはキャラクターにとっての創造主たりうるのか。だとすればどれだけの覚悟と責任感を持って彼らの物語を紡がなければならないのか。

 たとえ全ての物語を書ききれないとしても、彼らと真摯に向き合っていこうと決意させられるお話です。逃げた先に待っているのは二度と「生み出せない」という絶望だと、心しておきましょう……。

★★ Very Good!!

命の大量消費。それが物語における実情だった。
愛を持って生み出したはずの自分のキャラクターは、役目を果たすことなく散っていく。

人の命だけではない。裁判に至るまでの世界は、作者が創造した世界だ。我が国の神話では、やれ棒でかき回して土地を作り、排泄されるものからも命を産み出す。

今日、世界のどこかで、誰かの中に、私が生み出した世界や命は芽吹いているだろうか。わずかな一時の記憶の中だけで、その僅かな生を終えていないか。

本作を読んで、自分の物語を見返す。しかし、そこで縦横無尽の活躍をしていたのは、紛れもない私自身であったし、あまりの無双の活躍っぷりからくる現実とのギャップで昇天したくなる。

すべての作家は、命と世界を産み出す創造主である。その責任のなんたるか、私たちは大量消費に飲まれることなく、省み続けなければならない。