キャッチーなタイトル通りの内容なんですが、私には可愛らしく思えました。 短い言葉の羅列で、嫉妬心が如実に表現されていて、うふふと、笑みがこぼれてしまいます。 ご馳走様でした。
でも続きが気になります
その一言。 詳しい内容を書き連ねないのが、さらに狂気を連想させます。
細かい描写もなく、真相も隠されたまま、ただ淡々と彼女が彼氏の太ももに爪楊枝を刺し続ける。そんなお話です。どんな彼氏でどんな彼女なのか。彼氏は本当に浮気をしたのか。爪楊枝の刺し方は優しめか、それともかなり深く、出血するくらいぶっ刺しているのか。それらの情報は全て読者の頭の中にあります。ちなみに私の中では、彼氏は実際に浮気をしたけれど、彼女は結局それを許し、結婚したあとは、彼氏は二度と浮気をすることなく幸せに暮らすという、ほのぼのした感じのストーリーが展開されました。それと、爪楊枝を刺されながらも抵抗せずに言い訳を並べる彼氏に萌えました。
さて、本当はどうであったのか。どちらにしろ、爪楊枝というチョイスがいい。地味に痛そう。
はたして本当に妹だったのか、浮気だったのか。気になりますね
どっちの味方につくべきか。ここから「実は…」のどんでん返しか、ひたすら爪楊枝で刺されるのか。がんばれ、彼氏。
なんだか、ホラー気味のラブコメ。淡々と論理的に笑う彼女が怖くも、だけれどいとおしくもあるような、そんな掌編。 あまり見かけない語り口調であることも、お話の雰囲気を形作っていて、一貫されたストーリーの「感じ」がのめりこむポイントでしょうか。 ぜひ、続きを。
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