二ツ木線五

淡々とした語り口調で進められていく悪夢のような展開。 けれどそれが物語全体に漂う怖さを助長していて、それでいてストーリーもしっかりしているから次へ次へと読んでしまう。 怖がること…続きを読む

人間と神との戦いをマクロ化するとこの形に収まるのかも。
そのぶん、戦いの程度も下がるのですが、その下がりっぷりがまた面白い。
こういうパターンのストーリー展開もあるのか。

介護の仕事を見たことはないのですが、そんな光景なんだろうな、と思わせるリアルな描写。 それだけに、この光景からどんなホラーにつながっていくのか？ と興味づけられた点に、星を付けさせ…続きを読む

男だてらにときめいてまいましたよ。 飛紗ちゃん可愛いなぁ！ 「甘えたりへん」とか、美人だって言ったのに気にもせずに友達のこと褒めたりとか。 乙ちゃんに撃ち抜かれる浦ちゃんの気持ち…続きを読む

他の誰かに価値を見出してもらえないなら、自らが自分に価値を付ける。 その行為が、どれほどの意義があるのか。 回答はいくつかあるはずで、この作品ではその一つを扱ったように思います。…続きを読む

頭上を通りすぎる場所に、もう一つの世界がある。その人たちと交信することができたら。出会うことができたら。 ワクワクするようなストーリーに、個性あふれる人物、説得力のある文章。 僕…続きを読む

視界の隅に入ったもの、なにか気配を感じたもの。薄暗い所で一人になると、何も無いのが分かっていてももう気をそらすことが出来ない。 その最たるものが視線だと思います。 物語の視線が何…続きを読む

いつ滅んでもおかしくない世界で、人間はそれでも異種との共存を拒否するのか。 という、追い込まれた選択肢の中で、一人の少女がとった一つの行動が、世界にどんな影響を与えるのか。 結末が…続きを読む

この文体、文調、何を勉強すればこんな自然なレトロ感を出せるのでしょうか。
世界観とマッチして、だから背筋にゾワッとくるものがあります。
こういう作品、好きです。

初心じゃないか、あなたの言ってることは！ そうなんだよ、書くのが楽しいんですよ！ なのに、星も気になる。レビューが気になる。 ホントはそんなのよりも、書くのをなにより楽しみたい。 …続きを読む

小説は自分のやりたいことを書き連ねるのではなく、やはり物語を丁寧に語っていくのが大事だと思うのです。 『また会えるよね…… 』は、ラストをちゃんと見すえて物語が書かれている、と感じ…続きを読む

怯えながら読むのがホラーの醍醐味だと思いますが、ほっこりなラストを迎えるホラーも意外にアリなんだな、と思わせてくれる作品です。

あるばぁ、というあだ名もうなずける、現代っ子なのに少し古風を感じさせる語り口。それだけでこの物語が暗いラストにはならず優しいストーリーになることを予感させてくれます。 頑張れ、或美…続きを読む

徐々に終焉を迎える世界では、たぶん自分たちもこんな心境になるのだろうか。
そんなことを思わせます。
どんなラストを迎えるのか。気になります。

まるで四コマ漫画のように展開していく。 とにかく作品の題名通りに進んでいくストーリー？は、いろんな意味でなにも考えずに読み進められます。 こういう作品は、なかなか大事だと思います…続きを読む

世界観、キャラクター、セリフ回し、どれもが鋭いハードボイルドでついつい先へ先へと目を進ませてくれます。 このレビューを読んだ方は是非この作品を。 あと、個人的に鹿児島とは少しの縁…続きを読む

どこにでもありそうな学校の風景に、何かが起こりそうな違和感。
ここからどう転がっていくのでしょうか。

僕の好きな雰囲気が漂う小説です。
丁寧な文体で分かりやすく、どういうお話なのかはっきりとしていて読む人の感情移入を大切にしてくれます。
もっと評価されていい作品だと思います。

文体の雰囲気、無駄のないストーリー運び、あえて答えは見せない終わり方。
短編という長さの中で、気持ちいい読後感が味わえました^_^

記者と蒸気機関とアヤカシで織り成される世界観。大正時代あたりを想起させる独特の舞台ですが、それを支えているのが、丁寧に積み重ねられている文章だと感じています。 web小説で文体が簡…続きを読む

「この人物、あいつに似てるなぁ」みたいな、現実から離れない距離に落ちてる笑いをすくいあげてるような、そんな印象を受けました。
派手な物語が苦手な人は、ぜひ。

どっちの味方につくべきか。
ここから「実は…」のどんでん返しか、ひたすら爪楊枝で刺されるのか。
がんばれ、彼氏。