美大の食堂『プラタナス』を訪れる学生とメニューの群像劇(?)。どれもこれも大変美味しそうで風情があります。特徴的なのが、『プラタナス』側の人間はまったく出てこず、料理を供しながら謎解きしたり、人生相談したり、お説教が始まることもない。ただただ学生が食べ、お喋りして、時に悩み、それがとても清々しく好ましいのです。季節とともに移ろうメニューと人間関係。キャンディボックスからひとつずつ摘み取るように、楽しみに一話一話読み進めましたが、とうとう箱の底に行き着いてしまいました。続きをお待ちしております。
注文コーナーでお願いしたら、美味しそうなミルクレープが出てきました(^_^)これから、ミルクレープ食べるのがこの人たちの恒例行事になっていくのなら、ますます嬉しいなまたリクエストしたいな最後の☆は完結したときに、もう一回レビューを書けるように保留しているだけで、ほんとうは☆30個くらいつけたい気持ち
人間関係が程好く絡まっていて続きが気になります。この食堂で働いて、こっそり観察していたい!
いやあどれをとっても美味しそうでした。みなさん指摘されている通り食べ物の描写もさることながら、話が進むごとに主人公の人間関係がすこしずつ展開していくのもいいですね。いまのようにほのぼのもいいですが、ドラマチックな展開も少し期待してしまいます。
どこか飄々としたライトな雰囲気の語り口ですが、食堂で出されたメニューの描写は無駄なく凝縮され、視覚や味覚、嗅覚、触覚、ときには聴覚までも刺激します。読んだらきっとあなたも食べたくなるはず。美大の食堂が舞台というだけに個性豊かな登場人物たちがお客さんです。まるで自分が彼らの隣のテーブルで蜂蜜レモンパフェ(←私のお気に入り)を食べながら、彼らの生き生きとした会話に聞き耳を立てているような気さえしてきます。これから登場するメニューも楽しみにしております♡
たんたんと静かに流れていく日常の中、幾多の食べ物がその一瞬を鮮やかに浮かび上がらせます。あえて抑制をきかせた文体、食べ物、味を説明する的確な表現、透明感のあるキャラクター達。もうそれだけで独特の世界をかもしています。やっぱり食事は人生の基本だと思うわけです。何を食べるか、誰と食べるか(もちろん一人だってかまわない)、そしてどう食事を楽しむか。この物語を読んで今晩の献立を考えてはいかがでしょうか?(ちなみに家はすき焼きです。奮発しました)
コーヒーとホットドッグを試しに注文したら、本当に作品に出てきて驚きました。それにしてもソーセージの見た目や温度、噛んだ時の感触の表現はものすごく五感に訴えます。だけどゴテゴテと飾りつけてはなく、サラッと当たり前のように書いてあるのがまたなんとも。もしプラタナス食堂を読まれたら、食べたいものや飲みたいものを注文してみては如何でしょうか。きっと感動します。
どのお話も美味しそうです。食欲を刺激してくれます。食欲がなくなる今の時期にぴったりです。さらに近況ノートに注文のオーダーもできるようです。至れり尽くせり。ただ第一話のお話の続きが読みたい。続きがないのが残念です。和装倶楽部の活動が見てみたい。惹きつけられるキャラクターがもったいない感じがしました。
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