きたのあきたの東北記

　小生が大好きな作家様は、宮城出身の方が多いです。東北の中では宮城は一目置かれている存在だと思ってきましたが、こうしてみると東北は個性豊かだと気付かされます。「東北は眠ったふりをしている」と表現なさったのは、確か恩田陸さんだったと思います。この一文を拝読した時、言い得て妙だと思った記憶があります。
　そして現在小生が住んでいるのも、東北です。小生が小説を書き始めた頃、様々な土地を題材に書かなければならないという義務感のような物がありましたが、この作品を拝読すると、「東北でも表現できる」という気持ちになります。
　東北に一度踏み入れたことのある方には、必読の一作です。

著者様の感じる東北秋田の情景が優しい文章で綴られています。

東北出身の方は懐かしく思うのではないでしょうか？私もその1人です。

日本にいいところは沢山あります。東北も、いいところですよ。

今は離れていますが、私の父方の郷里は山形県です。秋田、仙台、福島――幼い頃、幾度となく訪れた土地です。
拝読すると、あの大きな空が、つめたく澄んだ風が、おそろしいほど濃い木々の緑が、眼に浮かびます。

　東北、何かと不便が多い地域ですが四季の美や情緒があり見る人の感性を刺激します。
　未来日記、つけたことないですが、有言実行してみたいものです。