第49話 自分の物語で忙しい。

3年の時が経ちました。

なぜかと言えば、親になったためです。


その前までは自分の生きた証として、物語を書く必要がありました。それが、「我が子がいるから現在過去未来、全て良し」に変わりました。そして必死で「はたらく、くう、ねる」を繰り返し、月日が経ちました。


今もその「嵐」の中にいて、束の間に、ひと息入れて書く時が来たのです。


後悔はありません。だって、自分の人生を描くのに忙しいなんて、最も素晴らしい時間なのですから。


その上なら、日々を丁寧に文字に起こすくらいの時間を作ってもいいかもしれない、と思うのでした。

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きたのあきたの東北記 翠野希 @midorino

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