第29話 爆弾回避
まるでハードボイルドな呼び名が、天気予報で流れました。
「爆弾低気圧」
二つの低気圧が合わさってできてしまったのだとか。
おかげで秋田は大風、大雪。
だそうです。
と、他人事なのは、冬休みのため仙台に逃げるように帰ってきたからです。
早くも7時前の秋田、駅まで歩く間にもぼったりとした雪が積もるつもる。高速バスから見る外は、真っ白いえ、薄灰色でした。雪の降る空は曇って暗いんです。
しかし、昼の仙台は晴れている。奥羽山脈の力は偉大です。なんだか気持ちも軽くなる。お土産を携えたまま、駅前をぶらぶらしてから、帰路に着きました。
夜になった今頃、窓の外では雪が降っています。街灯に照らされて、雪が薄布のように敷かれているのが見える。
なんだ、ついて来ちゃったか。さすがの爆弾はいないようだけれど。
さあて、冬休みの宿題にひとつ物語を書いて、秋田に戻るとしますか。
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