澄田こころ（伊勢村朱音）

世界の片隅に命の森という精霊の住まう森がある。 森に暮らす少年セラは精霊が見えるという人と変わった性質を持っていたがゆえ、人々に蔑まれて孤独に生きてきた。 セラはある日、泉の畔…

膨らんだ頭。飛び出た目玉。金魚はどこか、夢の世界の生き物のように思える。 水の中、夢の世界のことである。その秘密を、私は知りようもない。

　過去五件、盗品の絵画ばかりがある人物によって奪い取られていた。 　犯行現場に残されるのは決まって「深緋のホウキギ」のひと枝。「こきあけのコキア」であることから、マスコミを始め警…

恋の駆け引きが恐怖のホラー体験になる平安時代編。 どんなにモテない女子でも愛され女に変身させる。姫の必勝法！　ハウツーの現代編。 恐怖と笑いが同居して、最後は感動のハッピーエ…

カクヨムコン８の「映画、映像化賞」で講評をいただきました。 菱沼。飯塚。小田切。 当時、陸軍研究所で青春を過ごしてきた三人も、今では九十歳を超える高齢者に。 同じデイサービス…

ある日、母と歌舞伎町を歩いていた私は、母にとんでもない敗北をする。 「全て貧乳が悪いんだ……」 貧乳で損した事得した事、私の貧乳ライフハックがここに────！！ （＊こちらはカク…

【第９回角川文庫キャラクター小説大賞　最終選考作品】 人よりも高い知能と技術を持つ魔物と、病により50年ほどしか生きられない人間が共存する世界。 貧民街の旧市街に、住民の心に灯…

第8回カクヨムWeb小説コンテストの観察、作品紹介など。 特別賞受賞→書籍化失敗しましたが、別作品でデビューしました。

全３話の予定です。 「おい蘭丸。蒙古の者どもは、じつに美味いのう」 今回は歴史にかこつけた、島根県の隠れた人気店の紹介です。 山陰においでの際はぜひ。（笑） 〇ノブナガ 　ネ…

ネット小説いくつも読んで、ちょっと惜しいな…と思うことをまとめてみました。 もう少しいろいろな人に読まれたい、文章そのものをよくしたい、という人に向けて、一助になれたら幸いです。…

日本人の母とベトナム系オーストラリア人の父を持つ、オーストラリア生まれの真衣は、憧れの東京に移り住む。 「私たちは二人で一つなんだ」と思えるような、運命的な恋に落ちるのだけど………

９５歳のお人好しジジが異世界で無双。いや、ちがうって。この世を去ったら、いきなり変な部屋に通されただけでさ。 覚悟もなんもない、いっそ怠けたい。 しかし、そこで待っていたのは、…

1章　投稿を始めるに当たって受賞は「運」＝「確率」で決まる。確率である以上試行回数を増やせば受賞できるはず、と考えました。なので内容をそっちのけでいかにたくさん効率的に書いて投稿…

　石の上にも三年ならぬ、カクヨムに投稿して五年で書籍化作家のスタートラインに立てました！ 　初めての書籍化作業で学んだこと、ふだん小説を書く時に気をつけていること、フルタイム二…

　新人賞で受賞したくありませんか――!? 「新人賞で選出され、受賞作でデビュー」……それが作家になるための王道！ 　インターネット上で無限にも思えるほど小説が書かれるようになった…

最近WEB小説書く時間がないので、実はこういうことしています的な言い訳。もといエッセイです。

米国で溺死体を引き上げる男。 夫の不倫に悩み相談に来る女。 香港から日本、米国にまたがる不可解な連続溺死事件。 美しく魔性の男の存在。 ──すべての因縁は、かつて中国王朝で栄華を…

雪うさこのエッセイ第二弾です。 バツイチ、子ども二人を育てる主婦でもあり、仕事を頑張る会社員でもあり、BLをこよなく愛する乙女（？）であったり、雑食だけれども音楽大好きなヲタ…

いまいちPVの上がらない小説や、脱力系のエッセイをカクヨム に上げてるWeb作家の日常。 人生も創作も行き当たりばったりですが、それをだらだら読んで楽しもうというコンセプトのエ…

【三題噺の競作】「島」「薙刀」「廊下」に向けて書いている短編です。連作時代劇『青海剣客伝』のスピンオフ小説。筆が遅くて、チャンバラを経ていよいよ最終盤。完結目指して頑張りますので…

これは、夫と妻の喧嘩ではない。戦いだ。 離婚危機を迎えた夫婦の真の原因は「夫源病」、それこそが根本にある。

美桜はお姉ちゃんである舞花の机を漁るのが日課です。悪趣味ですね。なので喧嘩が絶えません。 でも姉妹だから、誰にも秘密にしておきたいことは、小さいときからいつも二人で分け合ってきま…

『ミュゲ書房』、2021年3月に出版されました。カクヨムから一般文芸で書籍化した比較的珍しいケースだと思うので、「へーカクヨムで一般文芸っぽい作品書く人の中には、こんな感じでやっ…

昨年、縁があり編集プロダクションから依頼を受け、ライトノベルの編集をすることになりました。 いわゆるフリー編集者ですねー。 まだまだひよっこでぴぃぴぃいう生き物ですが、かろうじて…

毎週木曜日の五時に更新。お気軽に最新話まで遊びにきてください。 すてきなカクトモさんたちとの出会いの場です。

知る人ぞ知る、一部で人気のシリーズ第三弾。トルコ編、ブラジル編につづいて、今回はマレーシア編です。 マレー、中華、インドの三民族が同居し、宗教も料理も文化も多様なマレーシア。 太…

世界を知らなかった姫が、放浪楽士の男に一目ボレをした。彼の歌声は女たちを魅了する魔性の男だった。 政略結婚と控えたランワン王府の麻莉姫は男とともに政変から逃れ、自分の人生を歩き…

【KAC20227】お題「出会いと別れ」 青海剣客伝のスピンオフ短編です。 メインキャラ、絵都と喜十郎、新二郎の因縁について描いています。読んだ人向け、かつ、作者の思い込みで書…

私は今日、顔も知らぬひとのもとに嫁ぐ――。 雨月智世（うづき ともよ）、20歳。婚約者の玄永宵江（はるなが しょうえ）に多忙を理由に結納をすっぽかされ、一度も会えぬまま今日に至っ…

【待望のシリーズ２巻、10/24発売予定！】 牛渕和歌子（うしぶち・わかこ）は前世――源義経の記憶を持つ、鎌倉の神社の娘。 飛び抜けた身体能力を持ち、神社のご神体である刀・薄緑…

明治26年。水害に見舞われたとある寒村の共同墓地に、まるで昨日か一昨日に葬られたような遺骸が横たわっていた。その名も、田原総一朗。わずか数え十歳で葬られることとなった総一朗は、岡…

未来に王国を救うことになるヴィトセルク王の青春時代。 世界は白い降灰により薄闇に包まれていた。 フレーヴァング城から遠い地方の村で、王子の従者アスートの婚約者が行方不明になった…

彼氏が浮気をしているのです。 でも別れることができないんです、だってもうあなたがいないと眠れないから。 シドさんの『sleep』という曲をモチーフにしていますが、ほぼ9割は実話…

公募へ向けて頑張る人の気まぐれ更新エッセイです🐛

カクヨム歴６年、書こうにもなかなか筆の進まない、ちょっと残念なカクヨム作家の、ちょっと残念な日常。堂々完結!!

１月のお題だったのに、二月五日までずれ込みました（苦笑） 『三題噺の競作「温泉」「黄色」「銀河」』のために書いていた短編です。

15世紀フランス イングランドとの長きに渡る戦いに勝利の文字が見えてきた頃… フランス北西部のブルターニュでは、少年が次々に消えるという事件が起こっていた。 領主ジル・ドゥ・レ…

パリ18区にある坂の街、モンマルトル。 下町の風情が残る魅力的な界隈を歩きつつ、有名どころや土地にゆかりの人物を取り上げます。 内容的には19世紀末から20世紀初頭のベル・エポッ…

数年前に離婚調停を経験しました。 これはあくまで私の経験したものであり、私が個人的に感じたものです。 決して離婚を推奨するものではありませんからね！ 世の中には、未知なる世界…

幕末の動乱が影を落とし、多くの民間宗教が渦巻く江戸の市中。参勤交代で江戸羽代藩邸にやってきた弘紀は、始めたばかりの茶の販路獲得や物資調達など、羽代藩の存続がかかる交渉のため江戸市…

無雲とおいたんが晴れて夫婦となった時は無職だった無雲。 やっと入れた企業はブラック企業。 確実にメンタルが削られていく無雲。 しかし、無雲はその会社にしがみつこうとしていた。 …

女性として生まれた私は、男性に恋をするものだと思っていた。同級生の女友達から告白されるまでは。 嫌な気持ちはなく、付き合うことを決めた。その決断が、価値観も人生も変えていく。 …

国際結婚の実態とは？　ユダヤ人ってどんな人？　ついでに、割礼ってなに？ そんな疑問に、超個人的な体験談でお答えします。 国際結婚やユダヤ文化をマクロに語ったものではなく、ものすご…

まだ交際中の時期だった無雲とおいたんはある日釣りに出掛けた。 そこで遭遇したある事件。 釣り人がよく遭遇する『アレ』なのだが、それは遭遇したくもない事象だった。 でもこれもあ…

カクコン短編の参加作品です。 5才だったスマイルは、雨の中を魔女ドーリーに拾われました。 スマイルが12才になったとき、ドーリーは言いました。 「アタシちょっと球根になるわ」 …

大学二年生の国宮僚司は入学時からの腐れ縁の友人、関口涼香がアメリカの田舎の村で療養する母親に会いに行くのに、ひょんなことから同行することになった。道中、よく分からない発言を連発す…

【カクヨムコン7出展作品】 女遊びが好きな男主人公が、とある女性との出会いによって、真剣に向き合うようになる「男主人公」の恋愛小説です。 「カクヨムコン７」恋愛ジャンルに出展…

2025年2月26日、角川コミックスエース様より、和久田若田先生のコミカライズ『迷子宮女は龍の御子のお気に入り ～龍華国後宮事件帳～』第１巻が発売です！ 2024年4月25日、…

「そうか、浩然（ハオラン）は僕が言ってる意味が分かるもんね」 酒村希（さけむらのぞむ）にこう言われた範浩然（ファン・ハオラン）。 浩然は中国生まれの日本育ちで、日本語しか話せな…

カンブン（無雲父）とエイコ（無雲母）は職場恋愛の初々しいカップルだった。 プロポーズ？　されてない。 結婚の話？　すらしたことない。 そんなある日、突然カンブンの父（文一郎）…