志麻子さんと言えば、反省をするTVで素敵なコスチュームを着ていたご婦人という認識しかありませんでした。志麻子さんの作品を初めて読みましたが、「小説とはこう書くのか」と感じました。方言が美しく入っていて、何を言っているのかわからないのに音の響きだけで面白いです。また、私にとって田原総一朗さんは「朝までやっている某番組のMCを何十年もやっている」という程度の認識ですが、そのモンスター感が生かされた設定が素晴らしいです。ホラーなのにどこかコミカルで愛情にあふれた作品、大好きです。自分もこういう小説を書くことを目指します。