ともかくですね。読んでほしいのです。何が起きるの?どうなるの? って読み進めていくと…………えええー!?日常の中に横たわる非日常。あなたの隣にも、あるかもしれない……というお話です。怖いーー!
今は夫婦、当時カップルだった2人のとある出来事。当時彼氏さんだった「おいたん」さんの性格というか冷静さがいい味出してるというか……。こういう経験はなかなかない?!テンポよく読み進められるエッセイです。これだけでなく全編を一冊にして欲しい。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(182文字)
最初、読み進めていたときは強盗のお話かな? と思ったのだけど、違った。これは社会への問題決起でもあるのです。恨み言の一つも言えずに、去っていたもの。彼らの頑張りはどこまで伝わるのか。それを受け止める私たち自身にも問題があるのかもしれません。もし、何かを抱え込んでいるのなら、警察や市役所などで相談に乗ってもらってください。様々なサービスがありますから。もちろん、心療内科とかに行かれる方がいいのです。日々の疲れを癒やすなにかを、趣味を見つけて、人生楽しく過ごせるといいな、と思いました。
人生は、些細なことの連続です。天気のいい日は釣りに行く。テナガエビを釣る、ハゼを釣る、おいしく頂く💛それだけの時間が、驚天動地の事件に変わる。ひとは、想定外のことに直面した時にこそ、本性が出る、と申します。腰が抜けそうな事件に遭遇して、作者・無雲はどうしたか。テンポよく笑いながら読み進んできて、最後にハタ、と考えます。『自分が、あの場にいたら何をしただろうか…?』無雲の繰り広げる笑いの波に乗って読み終わったとき。あなたは、小さな自問の種を受け取るでしょう。小さな種です。しかし。大事な種です。
作者さんが遭遇した、あるとんでもない事件のことを書かれたエッセイです。是非、御一読を。そして、読み終わった後、ほんの少しでもいいから、自らを省みてはどうでしょうか。大勢の人達と関係を作りながら生きていくこの社会で。他者を思い遣るとは、どういうことなのでしょうか。作者さんが出会った事件、周りの人達の反応が違っていたら、作者さんの思い出も、もっと違ったものになったのかもしれません。
作者無雲さんが、実際にであった衝撃の出来事をエッセイにまとめています。これは……。ある川には、とても怪異なことが多い。その理由は、ネタバレになるので、ここまで。ただ、これだけは書けます。新聞ニュースなどで、第一発見者は釣り人。お読みください。
作者様が彼氏(現旦那)と釣りにいきます。いつもの釣りポイントに到着するちょっと手前で、無雲は土手に妙な人を見た気がいたしました。そこでの彼氏さんのツッコミがうけます。作者様との会話のテンションの違いも面白いです。このエピソードをここまで笑えるように紹介できるとは!
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