澄田こころ（伊勢村朱音）

　生後10ヶ月で発達の遅れを指摘され、療育に通うことになった息子。 　これから、この子はどうなるんだろう。 　不安で、苦しくて。 　けれど、あの頃出会った人々や、悩んだ日々のおか…

　２０年前、大陸を統一した『朱棣林（シュ・ディリン）』。その後宮で、序列２位の貴妃として尊ばれる淑華（シューホア）。 　美しく可憐な少女だった彼女は、かつては帝の寵妃であった。…

パリの蚤の市（ブロカント）にはさまざまなアンティークや古道具が並んでいます。 売れない画家のイーゼル。 恋をしたコーヒーミル。 作家の書斎机。 フランス人形の記憶。 閉店する店…

８年以上カクヨムに住んでいます。藤光です。たまに小説を書きます。おもにこのエッセイを書きます。小説や本のことをメインに書きますが、内容はそのときの気分次第。週刊ですらないかもしれ…

民慧党の道祖土幹孝総理は、肥満体の人間を管理する『肥満禁止法』を打ち出した。 BMI25以上の人間は要観察、30以上で健康状態に大きな問題がない人間は強制的に無人島でのダイエット…

　この世界には、圧倒的強者というものが存在する。 　それこそが、世界の超・超・超大国『李皇国』である。 　李皇国の存在に比べれば、どの国も吹けば飛ぶような小国でしかない。 　唯…

【カクヨムコン10長編・全48話完結保証】 　過去四度の犯行により「怪盗コキア」の名前が画壇で知られるようになった。警察と画壇の重鎮が共通点を探したところ、どうやら陰で義統コレク…

『半魂とは、魂の半分を怨念に冒された悲しい血族のことを言う』 【あらすじ（ネタバレ注意）】 　相模湾に面して弧を描いた地形の鎌倉は、丘陵に奥深く入り込んだ谷戸（やと）が多く…

毎週木曜日、夕方五時更新。常連さま、いつもお世話になっております〜。初めての方、お気軽にお越しください。どのエピソードからでも大丈夫です。

　永棠コハルはカグヤ商事で働く筆頭社長秘書である。 　新宿駅で帰宅電車を待っていたとき、不運にも女子高生の投身自殺に巻き込まれてしまう。その結果、異世界に住むカテリーナ王妃に…

遠矢泉、中学2年生。 隣の席になった、教室で孤立している御手洗真。 放課後の理科室で、泉は顕微鏡を覗く真に出会う。 顕微鏡越しに見えた、彼の世界とは。 🔬✨ 誰もが、自分の…

カクヨムコン短編賞参加作 砂漠の田舎町クェーサ―・スプリングス。 町に一軒しかないレストランには、場違いなほど都会的な雰囲気の美女がいた。 少年が抱く憧れは一体どのような結末を…

私は仲良しの男友達ふたりと伊香保温泉へ。 痩身の私、細マッチョの丸田君、巨漢の平沼君の珍道中。 水沢うどんを食べたがいいがバスが無い事件が勃発。 ならば歩くしか……！？ その時平…

小説が書けなくなっ……を書かなくなったカクヨム 作家・藤光の読んだ本、視聴したテレビ、創作に関するメモ、時事ネタなどなど無秩序に書き並べた日記です。コメント歓迎！

よう、こんちは！　オレは立長吉幸。 芸歴２２年になる死体役俳優だ。 思い起こせばこれまでの人生、紆余曲折いろいろあった。 舞台から落っこちたり、マジで怪我したり。全身火に巻かれ…

パリに住む16歳の高校生カリムは、区立音楽院のピアノ科に通っている。プロの音楽家に憧れながらも、アラブ系移民の息子という立場に引け目を感じていた。そんな時、チェリストである友人の…

現代社会で刑事としてシリアルキラーを追い、ビルの屋上から転落した『敏腕刑事（本人評価）』獅子王朔（ししおう・さく）。 目覚めると、そこは中華風後宮。 彼は、皇太子の側室である…

突如、送り付けられた黒いカード。それは『怪人影男爵』からの予告状だった。 ——あなたの大切なものを頂戴いたします。 名家を巡る謎。 怪人影男爵は本当に現れるのか！？ 教…

高校生の美月は早朝の枝垂桜が咲く上賀茂神社で、変わった絵かきに出会う。 彼に惹かれる美月だが、自分は恋をしないと呪文のようにとなえる。 美大を目指す美月は、新任美術教師に進学相談…

【カクヨムコン９参加作品です】 　幼い頃から画家の母の絵を真似していた義統忍（よしむねしのぶ）。 　小学生では絵画コンクールで優勝したものの、母の作品を模写する日々が続いたことで…

20XX年、大豆生田賢治内閣によって『老害対策法』が制定された。 告発された老人は老害審判にかけられ、死刑になるか無罪放免になるかの二択だ。 当初から老害対策法に反対する厚労大臣…

3年ぶりのカクヨム再開 気になった記事、読めないままでいる本 バタバタした日常に落とし続けているもの それらを詰め込んでみたら、多分何かが浮かび上がる とりあえず日付順に詰め…

ド田舎の祖国から花の都の第一王子へ嫁いだエリーゼ。 大都会の王子クリスは、世界中を虜にする超美形で、気遣いも完璧な非の打ち所の無い夫のはずだった。 ところが結婚初夜のベッドで、王…

落ち込んでいるときや、辛いとき、ふっと行きたくなる食堂『まどか』。 そこに登場する人物たちが抱える等身大の悩みと、ふつうのご飯の物語。 一作二万字程度の短編を、視点を変えて五つお…

　梅雨時。湘南にある県立進学校に季節外れの転校生が編入してきた。沓鵞路二（くつわしじに）通称ジニ、十八歳。 　暗い目をした、感情の失せた美しい少年だ。 　彼は過去に婦女暴行事件…

夜空に消える一閃の花火に人生を象徴させた作品。角川文庫『舞踏会・蜜柑』所収。※角川ソフィア文庫『芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編』に則り、歴史的仮名遣いを改め、漢字表記を現…

　小説の本流は、今や紙の書籍からＷｅｂ小説へと移っています。 　そんな中で、いかにして小説投稿サイトとくに『カクヨム』で読まれるようになれるのか。 　「小説の書き方」コラムの作者…

かわいい高校生ラブコメが書きたいのです。

　貧民窟のドブ川で拾われたシャオロン。 　彼女を育てたのは、その一帯を治めるボスのヘンス。幼い頃から、彼に鍛えられて育った彼女は、１８歳になったとき、南煌（ナンフォアン）王国に…

ランカスター公爵家の公子ハル（12歳） オックスフォード大学に親戚のコネで在学中 趣味：賭博、ギターン演奏 特技：走ること　ケンカ 苦手：フランス語 オックスフォード寮生であり…

海外へ行くことが決まったナツは、幼馴染のハルを思い出す。 タイムマシンに乗らなくても、過去が変わることがある。 ナツとハルの思い出と、ほんの小さな奇跡の物語。 ５話完結８００…

《カクヨム・ディストピアジャーナル》は混沌とした創作界隈をサバイブするために有益な情報を、検閲を受けることなく報道する独立系メディアである。 だが、ここは創作界隈を陰から牛耳る世…

主にエッセイ（日記かひとりごとのようなもの）を書いている藤光の考えてることを読んで「ふうん」と思ってもらうのがコンセプトです。 カクヨムで書きはじめて、７年目に入りました。カ…

　光源氏推しの女子高生が、クラスメートを名乗る男によって源氏物語の世界に転移させられた。それも物語最大の悪役「弘徽殿の女御」の妹、朧月夜（おぼろつきよ）にである。 　私は光源氏…

飛騨から信州へと向かう僧が、危険な旧道を経てようやくたどり着いた山中の一軒家。家の婦人に一夜の宿を請うが、彼女には恐ろしい秘密が。角川文庫『高野聖』所収。 （※キャッチコピーは本…

角川文庫『檸檬』所収 （※キャッチコピーは本文抜粋）

「堕ちること以外の中に、人間を救う便利な近道はない」。第二次大戦直後の混迷した社会に、かつての倫理を否定し、新たな考え方を示した随筆。角川文庫『堕落論』所収。

聖女の護衛騎士エドは彼女を愛していたが、聖女の命はあと数日で尽きようとしていた。 自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」に参加しています。 https://kakuyomu.…

自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」第二回についての詳細をまとめています。 参加作品に対して、フィンディルによるごくごく簡単な感想も載せる予定です。 企画ページ https…

フィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」参加作。 すこーし東向きに振ってみました。

初めての連載が打ち切りになった新人漫画家のリナは、担当編集者との関係が終わることに耐えられなくて、復讐を決心した。 五千文字弱、一話完結の物語です。 以下の企画に参加しています…

コロナ後遺症で養生中のできごとを書いてます。

変わり果てた世界で。 何処であってもいい。この先どうなっても構わない。 このまま、どうか。君と一緒に。

　推し活を創作に活かした有名人といえば、かのドイツ三大Bのひとりに数えられる作曲家ブラームスがいます。 　クララの夫・シューマンが亡くなって以降、なんと４０年もの長きにわたってブ…

時は1802年、処はウィーン。 音楽界の頂点に登りつめたアントニオ・サリエリと彼の一番弟子ベートーヴェンが登場する物語。 一世を風靡した大作曲家であるサリエリが秘密にしている趣…

意外と知られていないのですが、カクヨムのコンテストランキングは読者選考の状況を表していません。 なぜなら公開日の新しい作品ほど上位にくる通常のランキングロジックをそのまま流用して…

カクヨムのコンテスト関連や、あれこれ思いついたことどもを記載します。 近況ノートよりも実のあるアウトプットとして。

30代の会社員・真二郎は、昇進祝いにと錦糸町のおかまバーに連れて行かれる。だがそこには思わぬ再会が待っていた。女装して出迎えた「ママ」は、15年前に家出した双子の兄、礼一郎だった…

心に闇を抱えた息子を持った母親の責任の取り方とは……。 ※※※ ある日を境に、長男である昌也が引きこもりになった。 心配する妹に対し、昌也が取った行動は──。 そして、昌也の闇を…