やっと! 完結しました! ……いや、してないか。
みなさん。まだ完結してません、この物語。あくまで、「朧月夜」の章が終わっただけなんです。
もう読んだ方は「えぇ? こんなところで?」って思っているかもですが、続きがあるようですよ。楽しみですね!
と言うことで、ここでは朧月夜編だけのレビューになりますが……。
本当に、すごい物語です。
一気読み! っていう感じよりは、じっくり読んでいきたい物語ですね、僕的には。最後は一気読みしちゃいましたけど(笑)
平安時代の情景が本当に上手くて、またこういう政略とかも良く出来ています。話の成り行きがすごい違う世界でもお見事です!
本当に光る光源氏という、また考えた男が登場しますが、実際にみなさんが思っている光源氏とだいぶ違うのが面白い。
そして、それに対峙する女性は、実際の物語には書かれていない、書かれているはずがないルーツを持っています。
さぁ、その二人の対決と平安の貴族の激動はいかに――?
これまでとは別事件の源氏物語の始まりはじまり!
作者様はどうして朧月夜の尚侍を、主人公に据えたのか?
紫式部は源氏物語に「女子たちこんな男に気をつけてね!」と言う意図を隠したとも言われていますが、このお話はまさにその意図を汲んだ物語です。
そんなお話の主人公に据えて遜色ないのは誰でしょう?
空蝉には荷が重すぎる、紫の上では違和感あり。
朧月夜が適任と古典ファンなら納得するでしょう。源氏物語好きならば納得と満足を得られること間違いなし!
古典は難しそう…という人にはも大丈夫、賢くも元気な女の子のスカッと活躍ものとして楽しめます。
そして、もちろん、皆が満悦するステキなラブロマンスも。
読み終えるのがもったいないくらいのお話です。ぜひご一読を。
作者さまがカクヨムで発表された作品の数々、追いかけるようにずっと読んできました。笑い転げるドタバタコメディー・ドラゴンが登場する本格ファンタジー・現代を舞台にしたシリアスミステリーと、発表されるたびに作風が違うという作者さまの才気にはいつも驚かされています。それでも今回の<発光する光源氏>という発想には、度肝を抜かれました。
あの有名な『源氏物語』が作者さまの手にかかると、誰も考えつかない<発光する光源氏>となります。そして女たらしの彼に、賢い朧月夜が一矢報います。ほんと、この展開を原作者の紫式部に読んで欲しい…。(笑)
ただ、とても面白かったぶん、謎を含んだままの終わり方はあまりにも残念。アメさま、続きを書かれる日を首を長くして待っていますね!
クラスメイトを名乗る謎の男の策略により、『源氏物語』の中に転生させられた主人公。
推しの光源氏に会えると喜んだのも束の間、愛しの君は解釈違いで物理的に発光していた上、我が物顔で宮中の女を食い散らかすとんでもないクズ男だった!
帝の後継を巡る、えげつない権力争いの世界。
『朧月夜』こと六の姫に転生した主人公が心惹かれたのは光源氏ではなく、彼の腹違いの兄である優しく誠実な東宮。
はたして彼女は、原作ルートである光源氏との恋愛フラグをへし折りつつ、原作通りに失脚させられるのか?!
これぞまさに『賢いヒロイン』というべき、非常に魅力的な主人公です。
したたかで頭の回転が早く、冷静な駆け引きもできる強い女性。原作の筋も把握しているため、周囲の動きを裏読みしつつ最良の手段を選んでいきます。
優秀な側近の女房・筑紫とのやりとりが軽妙で楽しい。
普段あれだけ冷静でありながら、東宮さまのこととなると臆病になってしまう人間らしさが愛おしい。
大事な人を守るため、運命に抗って、強い意志で光源氏に戦いを挑む姿がたまらなくカッコいい!
本当に面白いです。六の姫が大好きです。
『源氏物語』を詳しく知らなくても楽しめます。詳しい人なら、もっともっと楽しめるでしょう。
多くの人に読んでほしい作品です!
源氏推しの女子高生が、クラスメートを名乗る男によって源氏物語の世界に転移させられた。それも物語最大の悪役「弘徽殿の女御」の妹、朧月夜(おぼろつきよ)にである。(本作紹介文より)
やっと読みに来れました!面白くって一気読み!
主人公を平安時代、それも『光源氏』の物語の中に転移させたのは何とクラスメイト?!
──俺は、お前のクラスメイトだ。そして、俺は、おまえを愛している。
そのクラスメイトを名乗る謎の男と主人公の掛け合いのシーンが私のお気に入りです!謎の男一推しかもしれない私はドMだろうか。
魅力的な登場人物。
まさに賢いヒロインな主人公!
この先の展開が気になります!
そして、光源氏は……。
「発光してるのだ!」
光る光源氏。その設定に大爆笑です!
ああ、光源氏様。光っていたら暗闇の♡♡♡も丸見えじゃないですか?!
ラブコメ要素もたっぷりのこのお話!
是非ご一読を!
意識が『源氏物語』の中に転移して、朧月夜になってしまったJKの奮闘ストーリーです。
ただ……ただ単に源氏物語の中に入ってしまったわけではなく。
大分雑な性格の主人公が平安貴族の朧月夜になっちゃったってだけでコメディー要素に溢れてるんですけど、その恋のお相手『光源氏』がガチで発光してる。要は光ってるっていうのがね。このお話、どうなるの!? ってなりました。
作者【雨杜和】様はコメディーからミステリーまでお書きになる幅広い方なんですが、今回は平安という時代物でかつコメディー。かつて明智秀光でコメディーをお書きになった作者様の真骨頂がここにあるのかな? とも思います。
着物をたくし上げてどたばた走る朧月夜、ヒステリックでヤバい奴の弘徽殿の女御。そして発光する光源氏に、主人公をこの世界に転移させた謎の同級生。
この先どうなるのかさっぱり読めないです。でも面白いんです!!