光源氏が発光人間だったとは!!

 作者さまがカクヨムで発表された作品の数々、追いかけるようにずっと読んできました。笑い転げるドタバタコメディー・ドラゴンが登場する本格ファンタジー・現代を舞台にしたシリアスミステリーと、発表されるたびに作風が違うという作者さまの才気にはいつも驚かされています。それでも今回の<発光する光源氏>という発想には、度肝を抜かれました。
 あの有名な『源氏物語』が作者さまの手にかかると、誰も考えつかない<発光する光源氏>となります。そして女たらしの彼に、賢い朧月夜が一矢報います。ほんと、この展開を原作者の紫式部に読んで欲しい…。(笑)
 ただ、とても面白かったぶん、謎を含んだままの終わり方はあまりにも残念。アメさま、続きを書かれる日を首を長くして待っていますね!

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