彼女は悪女?可愛い女?それとも……

「片思いのあの人を押し倒して、子どもを授かった」という、衝撃のヒロインの告白から始まるこの物語。計算高いのか天然ボケなのかわからない、ヒロインの淡々としてそれでいてあっけらかんとした楽しい語り口調に、読者はどんどんと引き込まれます。そして最後に、ヒロインの体と心を借りての、作者さまの深い<愛>に気づいた時、おおげさではなく私の心は震えました。

余談ですが、片思いの相手を振り向かせる、これは指南書かも。ぜひ、お試しあれ。ただし、その結果に、作者さまも私も責任は負えませんが。(笑)