概要
その国には、神々が存在する。
決して、その目で見る事は叶わない不可視の存在であったが、人々は神々を信仰し、信仰と共に生きていた。神が存在し、その神威が国を守るとされ国を外界から遮断し、封じ込めていると伝えられていた。
神の力によって封じられた国には、神の力を顕現する存在が国を支えていた。国の政の中心を担うは、不死と呼ばれる人々だ。永く生き、寿命を持たない彼らの知性により、国は栄えた。
そして、玉座に座るは、神の血を持つとされる炎帝神農。一代で千年以上の時を治め、永きに渡り国は平和だった。
だが、ある時から、妖魔なるものが生まれ始めた。生命漲る山の陰より生まれ、人を襲う。更には、業魔なる陰の存在が生まれ出でる。
国は、混沌の最中へと引き摺り込まれんとした時だった。神農は
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!驚愕と感嘆!!
80万字になる超大作中華風異世界ファンタジーです。
神・神子・不死・龍族・獣人族・人・妖魔・業魔・悪神が、活躍し暗躍します。正確には数えていませんが、登場人物の名前は100に近いような。名前のつけられた地名も50は超えているような…。それでもわくわくと読み進めてしまうのは、作者様が練りに練って造られた世界観が素晴らしいからでしょう。テンプレが大流行りの異世界ファンタジー小説の中にあって、ファンタジー小説の面白さの真髄は、作者さまが緻密にそして丹念に造りあげた世界観にあると気づかされます。
この大きな世界観と多数の登場人物から派生した外伝もいくつかありますが、作者さまの頭の中には、まだま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!重厚な物語でありながら、読み進めてしまう面白さ!
まずは完結おめでとうございます。
全231話。約80万文字(すごい!)。そんな、中華ファンタジーの大作がとうとう完結してしまいました・・・涙。。。
~あらすじより抜粋~
舞台は焔皇国。
その国には、神々が存在し、決して、その目で見る事は叶わない不可視の存在。
人々は神々を信仰し、信仰と共に生きていた。
玉座に座るは、神の血を持つとされる炎帝神農。永きに渡り国は平和だった。
ある時から、妖魔が生まれ、更に業魔と呼ばれる存在が人々を脅かす。
神農は、一人の男に命令を下した。
神の祝福により授かった祝炎の力を持つその男は、天命を受けし者、名を姜祝融。
祝融は、仲間と共に災いに立ち向かう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔物退治だけでなく内政モノとしての面白さもある中華ファンタジー!
不思議な事件あり、魔物とのバトルあり、内政モノの政治的駆け引きあり、それにカッコいいキャラが沢山!
物語にあったら嬉しい要素がてんこ盛りの中華ファンタジー!
この小説の一番の魅力は、不死と呼ばれる人々がいる事かなと思います。
焔皇国の国政は、この不死の人々が握っています。
不死というだけあって、通常の寿命はありません。でも、精神の老いによって衰えるという弱点も持っています。
その弱点が、物語に神秘さだけではない深みを与えてくれています。
しかも、そんな不死よりも上位とされる不老不死な存在も登場するんです!こちらもなかなか興味深い存在だと思います。
緻密に作りこまれた世界観の物語を読みたい…続きを読む