語りが凄い。連載が現在424話更新中で、当然、登場人物もごまんといる。なのに読んでいて、「こいつ、誰だっけ」とはならない。その点について作者は相当気を使っているはずだ。
綴る言葉もリズミカルでスラスラ読めてしまう。連載初めは技術を駆使していたって感じだけど、今や作者固有のスキル、いや、“芸”まで昇華している。
ストーリーも少年紙を思わせる造りで、戦いがあって、終わったら大団円、ヒキがあって新たな強敵。そして、それに伴う主人公の成長。敵より弱い状態で敵に挑んで、最後にはその敵を上回る。
かっけー。マジでエンターテーメント。しかも、ほぼ毎日更新でストレスを感じさせない文字数。通勤中、通学中、合間時間に、何もかも忘れて楽しめる作品。
先ず最初に思ったのは登場人物が多くて中々難解な世界設定だということでした。ですがじっくり読んで行けば行くほど、この重厚な世界観に引き込まれて行きます。現代ファンタジーって縛りが多くて自分では絶対書けないだろうなと、圧倒的な差を思い知らされた作品。
残酷描写も多いですが、主人公が地道な努力により成長していく様は心を打たれます。私はレビューコメントを書くのが苦手ですが、この中国の八王の乱を元にした世界観。ユニークな味方キャラが織り成す至極のストーリーにいつの間にか引き込まれて行きました。
是非皆様もこの厳しくも希望溢れるストーリーに触れて欲しい。そして主人公の桃太くんが成長する様を見届けて欲しいです!
この作品の魅力はタイトル・キャッチコピー・あらすじにすべて記載されている通りですね。言うまでもなく、とても面白いです。
なかでも私が魅力的だと感じたのは、やはり戦闘シーンですね。
抜群にカッコイイです。特に「名乗り」の台詞には毎回心が震わされます。
エンタメ的なヒロイックさがありながらシリアスでもあり、絶妙な緊張感がとても良いですね。
また、主人公の真っ直ぐな性格も好印象です。
信頼できる仲間たちも登場するのですが、彼らとのやりとりや個性的なキャラクター性は必見です。私の推しは「サメ」ですね。
和と洋が見事に融合した各種ワードもどれもカッコイイです。
そういった類のものが大好きな病に罹っている、私のような者には特に刺さりますね。
個人的に苦手な「虐め」の要素も含まれているのですが、あまりジメジメした描写はなく、実に爽快に解決してくれます。そういった描写が苦手な方でも大丈夫だと思います。
1話あたりの文字数も抑え目に投稿されておられるので、とても読みやすいです。
まさに笑って泣いて、手に汗握って楽しめる作品ですので、ぜひご一緒に。
オススメです。
僕はとても驚いてしまった。
圧倒的な没入感、ちょっと読むつもりがやめられない。もう誰か助けて! 良い意味でこれはセーブポイントのないRPG。寝不足覚悟て挑まなければいけない作品です。
キャラ、世界観、設定、構成、場面展開、共感性、意外性、表現力、読みやすさ、その他諸々、全方位的に完成度が高い、いや高過ぎる。
でも、僕が感じるのはそれだけじゃない。間違っているとは思うけど、僕はそんな完成度の先に筆者様の並々ならぬ決意を感じた。
面白い作品を、その凄まじい情熱で、断固たる意志を持って、圧倒的に書き抜くんだ、と言う決意。言うのは簡単だけど、これは自分に甘い人間には決して持ち得ない覚悟。
だから僕はこの途轍もなく面白い作品を読んで、魂が震える勇気を貰っています。
その恩義に報いる為に、僕は全力でこの作品をお勧め致します。
最終決戦から始まるプロローグで一気に心を鷲掴みにされます!
そしてプロローグの興奮冷めやらぬうちに、軌跡を読み手と共になぞっていくスケールのでかい作品です。
主人公はいわゆる落ちこぼれ的なスタートをきるわけですが、どん底からの這い上がりストーリーとなっています!
また、設定がとても凝っており、鬼の力を以って戦うというワクワクする設定に加えてさらに・・・。
冷笑系が多い中、この物語の本質は熱さだと思います。
筆力の高さに支えられた描写やセリフがまさにキャラが生きている、ということを読み手に感じさせ物語に引き寄せていく名作です!
寒さの続く時期なので、みなさんもこのような熱い作品で心から燃え上がってみてはいかがでしょうか!