80万字になる超大作中華風異世界ファンタジーです。
神・神子・不死・龍族・獣人族・人・妖魔・業魔・悪神が、活躍し暗躍します。正確には数えていませんが、登場人物の名前は100に近いような。名前のつけられた地名も50は超えているような…。それでもわくわくと読み進めてしまうのは、作者様が練りに練って造られた世界観が素晴らしいからでしょう。テンプレが大流行りの異世界ファンタジー小説の中にあって、ファンタジー小説の面白さの真髄は、作者さまが緻密にそして丹念に造りあげた世界観にあると気づかされます。
この大きな世界観と多数の登場人物から派生した外伝もいくつかありますが、作者さまの頭の中には、まだまだ書かれていない物語もあることでしょう。深く深く極まれて、一大叙事詩が完成する日を楽しみにしています。
まずは完結おめでとうございます。
全231話。約80万文字(すごい!)。そんな、中華ファンタジーの大作がとうとう完結してしまいました・・・涙。。。
~あらすじより抜粋~
舞台は焔皇国。
その国には、神々が存在し、決して、その目で見る事は叶わない不可視の存在。
人々は神々を信仰し、信仰と共に生きていた。
玉座に座るは、神の血を持つとされる炎帝神農。永きに渡り国は平和だった。
ある時から、妖魔が生まれ、更に業魔と呼ばれる存在が人々を脅かす。
神農は、一人の男に命令を下した。
神の祝福により授かった祝炎の力を持つその男は、天命を受けし者、名を姜祝融。
祝融は、仲間と共に災いに立ち向かう。
もう、このあらすじを読んだ時から、世界観好き!ってなりました。あの日から、ずっと読み進め、今、祝融の物語がその終わりを迎えました。しかしながら、この物語は「封印の国」シリーズのひとつにすぎず、その派生が合わせると5作品も!
詳しくは語れないので、読んでのお楽しみ ♪
主人公も、その周りの登場人物たちも、みんな魅力的。なによりそのストーリがたまらなく好きです。
そんなシリーズのひとつ。
中華ファンタジー好きな方はぜひとも堪能あれ!
不思議な事件あり、魔物とのバトルあり、内政モノの政治的駆け引きあり、それにカッコいいキャラが沢山!
物語にあったら嬉しい要素がてんこ盛りの中華ファンタジー!
この小説の一番の魅力は、不死と呼ばれる人々がいる事かなと思います。
焔皇国の国政は、この不死の人々が握っています。
不死というだけあって、通常の寿命はありません。でも、精神の老いによって衰えるという弱点も持っています。
その弱点が、物語に神秘さだけではない深みを与えてくれています。
しかも、そんな不死よりも上位とされる不老不死な存在も登場するんです!こちらもなかなか興味深い存在だと思います。
緻密に作りこまれた世界観の物語を読みたい人におススメのファンタジー作品です☆