こちらは作者様の下記作品の二部目に当たる中華ファンタジーの続きものになります。やはり、一作目から読んでいただきたいと思います。
昊国秘史〈巻一完結〉
~元皇太女、敵国皇太子に嫁入りす~
https://kakuyomu.jp/works/16817330669250683815
感想としてはしっかりしたキャラ付けや作り込まれた設定など本当に素晴らしいのですが、作者様の豊富な知識に裏打ちされた、美しさすら感じる表現がそこかしこに散りばめられており、読んでいて勉強になると同時に嫉妬の気持ちも芽生えてきます。
引き込まれるようなお話を探されている方に是非オススメしたい作品です。
本作は下記小説のつづきです。
昊国秘史〈巻一完結〉
~元皇太女、敵国皇太子に嫁入りす~
https://kakuyomu.jp/works/16817330669250683815
本作で起こるすべてが上記のネタバレになりかねません(笑)
ですので、基本的には巻一を先に読むことをお勧めします。中国の歴史を参考にした重厚な世界観のなかで紡がれる壮大な物語です。ぜひ、巻一から順番に楽しんでください。
そんなわけで「ここから先に書くレビューは巻一のネタバレになるかも?」と前置きして、レビューを書きます。
周貴妃一派の一掃後。
ヒロインの皓月のもとに、実家である颱から使臣がやって来ます。そして、彼女の母である颱帝が行方不明だと知らされます。
母を探そうと皓月は玄冥山にむかいます。しかし、浩の皇太子で夫でもある旣魄が皓月のあとを追って来て――
個人的にですが、巻二の見どころは皓月と旣魄の関係性の変化だと思います。巻一では重厚な世界観や事件を楽しみ、皓月にとって旣魄は敵か味方か分からないところを楽しみました。そういう巻一での交流のなかで、皓月と旣魄はお互いの人となりを知ったんだと思います。そういう人間関係の変化があり、巻二は巻一よりも皓月と旣魄が打ち解けているように感じられて、すごくキュンキュンする場面が多いです。
旣魄のほうが皓月を追いかけてて、皓月はそれに気づききれてない感じがいい!
ふたりの関係は、これからも少しずつ変わっていくはず。今後どうなっていくのか、とっても気になります!