繋がる夢の先に、すべての答えがある。


浩の“引きこもり”皇太子・水適に嫁いだ、颱国の元皇太女・皓月。その身を隠して生きる皇太子との対面は果たしたものの、宮中を騒がせる連続殺人事件の真相究明のため、超多忙の皇太子と顔を合わせることもない日々が続いていた。

そんな中、外交の為に祖国から訪れた使臣団に紛れていた悪友・皞容から、母帝が失踪したことを知らされる。母帝に確かめたいことがあった皓月は東宮からの脱出を試みる。が、あっさり皇太子に見つかってしまう····。

“魄”一族終焉の地・玄冥山を巡り、颱と浩、廬梟、それぞれの思惑が錯綜する第二部。昊国秘史〈巻二〉は、第一部よりもさらにこの地の核心に迫る物語となっており、四神や過去の出来事、新たな敵との邂逅、そして皓月と水適の関係性にも大きな変化が。

過去にこの地で起こった大事件の裏に、現在が繋がっているという伏線も素晴らしいラストも含め、前回の巻一をこえる大作となっております。

巻一を読んだことがない方はまずはそちらから。
すでに読了済みの方は絶対にオススメの巻二。
本格中華ファンタジーが好きな方には、この作品が刺さらないはずありませんよね?

オススメの作品です✨

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