昊国秘史〈巻二〉~元皇太女、幽迷宮の残夢に眩惑す~

◆巻二 主な登場人物◆(※登場人物が増える毎に更新)

風皓月ふう・こうげつ

武藝に秀で、“抜山虎女ばつざんこじょ”と称されるたいの元皇太子。19歳。妹・皦玲きょうれいの代わりに浩の皇太子・せきに嫁ぐ。


水適すい・せき

浩の皇太子。字は璧志へきし。銀の髪、銀の瞳、銀の爪を持つ美貌の青年。平時は優雅で穏やかな風貌だが、皇太子としては冷厳に振る舞う。旣魄きはくと名乗ることも。読書が趣味。


風皦玲ふう・きょうれい

皓月の異父妹。淑やかな雰囲気の美姫。皓月と入れ替わり、颱の皇太子となる。


月靈げつれい

皓月の相棒白虎。兄のような存在でもある。誇り高く、近寄りがたい雰囲気ながら意外と面倒見が良く、颱では子ども達にも親しまれている。


浧湑えいしょ

皇太子・水適(旣魄)の青龍。落ち着いた主とは対照的に、直情的で頑固。白虎を敵視する。


幽寂先生ゆうじゃくせんせい

皓月の師・太子太傅。様々な学問・教養から武術まで一通りを教え込む。年齢・出身・本名・性別に至るまで、全て不詳の謎めいた麗人。茶を愛し、“茶仙”を称する。


巫澂ふちょう

本名は祁瀏客き・りゅうかく。皇太子の腹心。承命宮の巫官。兼太子師巫(皇太子の相談役)。当代一の禁気術の遣い手として名高く、学識も高い。


鄧敬義とう・けいぎ

宰相府の次男。颱の皇太子の腹心。


風燕支ふう・えんし

颱帝の妹・斌王ひんおうの子。皓月の従妹。18歳。ふんわりおっとりした雰囲気ながら、辛辣なことを平然と口にする。弓の名人で狩りが得意。皓月の侍妾として、ともに浩へ。称号は良娣りょうてい。男嫌い。


風皞容ふう・こうよう

颱帝の妹・廉王れんおうの子。皓月の従姉。21歳。鋭利で凛々しい風貌から男によく間違われる。裏表のないおおらかな性格。武術に優れ、幼い頃から皓月とともに修練に励んできた仲。学問は苦手。


高剣掃こう・けんそう

宜王。見た目は華やかだが、性格は実直な努力家。皦玲の父と目されている。かつては側近として颱帝に仕えていたが、ある時、王に冊封され、実質遠ざけられた。

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