八住 とき

　今は滅びたジャポンの末裔の肩書きは、心湧き、美徳に通じると誰もが思う事でしょう。 違うのです。彼は違うのです。 立派な肩書きとは裏腹に、食糧問題の解決と命を張った毒見をもこなさな…続きを読む

　実際、私もその一人です。 実物やミリタリーでは無く、ほとんどゲームや映画での印象しかありませんでした。 悲劇的な情報が流れる昨今。創作に潜む落とし穴を、文章に込め矛盾と正解を教示…続きを読む

　カタカナ表記が、これまた恐怖を煽る作品でした。 実は、『欠落少女は今日も星をばらまき夢を見る』の方を先に拝読してしまったのですが、十分楽しませて頂きました。 かもしれない。そうだ…続きを読む

　もふもふ。犬。この二点で飛びついた物語でした。 犬満載の予知夢。現実での流れが、編み物のように絡み展開される純情一直線のココちゃんの恋の行方が気になって気になって。 　一筋縄では…続きを読む

　美しい悪魔か天使か。戦場を華麗に駆け抜けるマレスちゃんは、普段は生まれも育ちも良すぎるお嬢様。これを忘れてはいけないのです。 鈴香ちゃんとの年相応のショッピング風景は、マレスちゃ…続きを読む

　平凡なのは名前だけの平兵凡介。 そんな彼を異世界の勇者に導くために現れた女神ロゼリア。 ところが、予想を裏切り続ける展開に、スクロールする指がとまりません。 彼が仕掛ける技の数々…続きを読む

　スルリと心の隙間に入る文章は、ドンデン返しの前置きを忘れてしまうほど夢中になって読み進めてしまいました。 この先も、少し知りたい。心の空白までも掴まれてしまいます。 アンバランス…続きを読む

　作者様の近況ノートで、５つのルールを知り襟を正した一人です。改めて拝見し、気遣いやアドバイスに溢れた言葉の数々に恐縮するばかりです。 　書く上でのバイブルとさせて頂きます。 読み…続きを読む

　モノノ怪。七ツ闇クリニック。 並ぶ響きは、血脇肉踊る妖怪奇談の展開を思わせますが、ほのぼのクリニック話です。 いつも懐が涼しい山吹先生が居る、学校帰りの子供達のたまり場。 不思議…続きを読む

　普通の女性が、届かない位置にいる相手に恋をしてしまう。かなり引き込まれる展開の数々。思わぬ天然の駆け引き。 作者様が仕掛けた駆け引きに、私自身が虜になっております。 食事風景、店…続きを読む

　機械に心が宿ると、悲劇が生まれやすい昨今の物語ですが、『明日のガルディアン』は、人と明日へ向かう姿がとても心地よい物語です。 　 　皆が主役。皆が目的のために互いの役割を支え合う…続きを読む

　拝読すると、かなりデリケートな題材が語られ、不安もありましたが、作者様の繊細かつ大胆な展開は、その不安さえ吹き飛ばして下さいます。 　少年はどこまでも純粋にエロく、少女はどこまで…続きを読む

　異種族を織り交ぜた、分かりやすいコンビニ事情の裏側。種族の特徴に沿った役割分担、淡い恋模様に思わずニマニマしてしまいます。 とにかく、エルフちゃんを応援したくなります。悪い子じゃ…続きを読む

　間近に迫る至近未来の日本は、やられる前にやる。 超攻撃的な組織が存在し、作者様の手によって鮮やかな世界が構築され、もう実装されているのでは？ 勘違いしてしまいそうな現実味を帯びる…続きを読む

　頑張れ先輩。励ましながら笑って読ませて頂きました。
作品の会話から溢れる異世界転生事情が分かりやすく語られ、
一気読みしてしまうほど面白かったです。

　数字という明確な表示に、勇気がもらえます。
残るは、区切りを付けた内容を10万文字を用意し、
書いた作品に自信を持つこと。
　
　読めば分かります。背中を襲われます。

　この物語には、メジャーな妖怪の名前はありません。 それでも、愛しき妖怪はいます。 　ある事がきっかけで、偶然巻き込まれた女の子と、何故いるのか分からないおじさんが、愛しい妖怪を…続きを読む

　現地の食事に触れたからこそ語れる、 教科書には無い世界事情を、確かな語り口によって異文化に対する感想は述べられていますが、 決して否定する事の無い文面は心地よく、 また、同席され…続きを読む

　私には二つの謎がありました。 紅茶の「ティーバック」なのか「ティーパック」なのか。 アールグレイは、何故に飲みにくいのか。 この二点は、作者様のコラムで解決しました。 昨今は、ネ…続きを読む

　掛け算に、そんな法則があったのかと恥ずかしながら関心して読んでおりました。 　数字や法則から見えて来る重箱の隅をつついて、まくし立てるセリフが軽妙で、オチまでストンと読めました。…続きを読む

　一途に強くなる女の子の話ですが、 痛い、怖い、オシャレに気を遣う姿は、年相応の女の子。 ちょっとした秘密があるとすれば、 彼女は何度も死んで、何度も呼び覚まされる事。 死んだ先で…続きを読む

　掛けられた言葉は、いつの日か使うために用意されていて、どこかに残っている。

　そんな言葉が、ここに、温かくにじみ出ています。

　ごもっとも。 他の誰かが居なければ自分の姿は分かりません。 　嬉しい。腹が立つ。悲しい。楽しい。 それを与えてくれるのも、他の誰かが居ればこそ。 　私は、この作品が好き。 それ…続きを読む

　ふと、そんな風景が浮かぶ作品。 　もちろん、 その後は勇者自らが架ける橋を渡るのでしょうが、 冒頭からの、女神様のノリの軽さと、勇者の腰の重さの差に 色々なモノを掴まれました。…続きを読む

　目を引かれたのは、タイトルに花が添えられている事でした。 それは作者による献花なのか、季節に沿っているのか、読み解かせてくれる作品です。 　魂と、人の思いの境界を、作者の言葉と柔…続きを読む

　MMORPGの理想郷がここにあります。 ただただ、ゲームは面白い、楽しいだけでは無く、境界を損なうと現れ想定される危機も書かれていて、 MMORPGの取扱い説明書小説として採用す…続きを読む

　PV10000達成、おめでとうございます。 赤裸々に、または読者のためのアドバイス、日々の積み重ね、経験談を盛り込んだ軌跡は、まさにバイブルです。 バイブルから生み出された作品の…続きを読む

　一見、無関係な登場人物が落とす影が交錯する話や文章表現に 作品の世界観が込められています。 場面が切り替わり、時間軸が変化しても、「彼」を探さずにはいられません。 　ついに完結…続きを読む

　ホラー特有の生々しい表現や設定ではありますが、
その奥に、過去からの悲痛な絶叫が突き抜けます。
　「忘れてしまえ」と。「忘れないで」と。

　まず、目を奪われたのは、セリフに込められる息づかいでした。躍動し、悲痛を叫んで、束の間の安堵に宿る息。 細かな描写は読む側の想像力を掻き立てられ、主役のギルと共に死線をかいくぐる…続きを読む

　言葉、品物、時代が移ろい変化しても 見えない場所に思いを馳せるのは、隙間への興味と恐怖。 日常にある、ふとした現象にあるのかもしれない 怪異の気配。 読む者を引き寄せ、読む者は…続きを読む

　諦めた時に、夢は夢と消える。
諦めなければ、必ず前進する。
いくつになっても、夢は持っておきたいと勇気付けられました。

　記憶がこぼれ落ちても、忘れない誰かがいるから そこに居場所がある。例えどんな形の命だろうと。 可能性と思いが平行している世界に引き込まれました。 　将来は、必ず交差して欲しいと期…続きを読む