概要
対テロ戦が現実となった日本。そこに燦然と咲き誇る一人の美少女がいた……
二〇三九年、東京。
対テロ組織、防衛省内閣安全保障局特務作戦群の沢渡和彦は人事計画課の山口の依頼でイタリアの富豪の孫娘であり、新たな要員候補でもある霧崎マレスという名の美しい少女に出会う。家族という、自分の居場所を航空機テロ事件で失った彼女は二年のうちに『ブラッディ・ローズ』という二つ名を持つ凄腕のPMCオペレーターとなっていた。
翌日、二人は人工知性体の『歩く電子戦兵器』クレアと共に、マレスが家族を失う原因となった航空機テロの首謀者と思われる『レディ・グレイ』搜索に乗り出す。和彦とマレスの戦いの行方は……
対テロ組織、防衛省内閣安全保障局特務作戦群の沢渡和彦は人事計画課の山口の依頼でイタリアの富豪の孫娘であり、新たな要員候補でもある霧崎マレスという名の美しい少女に出会う。家族という、自分の居場所を航空機テロ事件で失った彼女は二年のうちに『ブラッディ・ローズ』という二つ名を持つ凄腕のPMCオペレーターとなっていた。
翌日、二人は人工知性体の『歩く電子戦兵器』クレアと共に、マレスが家族を失う原因となった航空機テロの首謀者と思われる『レディ・グレイ』搜索に乗り出す。和彦とマレスの戦いの行方は……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!戦場に染まる白薔薇は、やがて恋に染まる華と知る。
間近に迫る至近未来の日本は、やられる前にやる。
超攻撃的な組織が存在し、作者様の手によって鮮やかな世界が構築され、もう実装されているのでは?
勘違いしてしまいそうな現実味を帯びる数々のシステム。
銃器の深い造詣から、命を無残に引き裂く描写はありますが、
深いからこそ語れる、命の重さを際立たせる展開は必読です。
戦場の血生臭さと、真相に至る駆け引き、もしもの世界の住人達が疾走する『ブラディー・ローズ『血染めの白薔薇』』。
意外にも、作者様の趣味満載の日常や食事風景、趣味、建造物の様子も多く、陰鬱となりがちな主題にとらわれる事なく読み進めることが出来ます。
読み終えた時、『ブラディー・ロ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おまわりさんこの人公務員です
近未来の日本を舞台とした戦う公務員たちの物語。そう聞くと身内同士の足の引っ張り合いや、法的に制限のあるなかで窮屈に戦う彼らの苦悩が主題になっていそうです。
だがしかし、この作品にそんなものはありません。報復(正義)執行機関の名の元、テロリスト絶対殺すマンと化した公務員のお兄さん方が政治的にも物理的にも暴れまわります。バイクの改造など日常茶飯事、道交法を気にするそぶりも見せず、果てはサイボーグを生身で解体し始める。拳銃の口径が大きすぎる気がするがこまけぇこたぁいいんだよ!
お仕事には友人関係も恋愛も自己実現も全部詰まっている、そんな感じのハイスピード公務員アクションはこちらです。
ところで…続きを読む