概要
――滅び行く世界で、それでも明日を信じた若者と老人とロボットの物語。
流浪の技師を自称する青年シエルは、ガルディアンの防衛システムを修理するため、荒野を越えてビブリオの町へと訪れる。道中、戦争が残した負の遺産、自動機械オートマタに命を狙われたシエルは、間一髪のところを、パワードスーツを駆る少女ソレイユに救われるのだった。――ガルディアン。それは、人間がこの星で生きていくために必要な一切を引き受ける、人工知性体である。
※本作は「小説家になろう」にも掲載されております。
※本作は「小説家になろう」にも掲載されております。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!荒廃した星の世界観がとにかくたまらない
主人公のシエルが荒廃した世界で危険な旅をしている感じや、訪れた街の生活感がすごく丁寧に描かれていて、読んでいてずっと頭の中に情景が浮かんでました。
また、町はどこかのどかだけど、それは危うい平和だってことを常に意識させられて、いつこの日常が壊れるのかドキドキしました。
キャラクターも魅力的で、元気で活発なヒロインや、自分の無力さと向き合いながらも旅を続ける主人公はもちろんのこと、街で暮らす人々の一人ひとりがしっかりとキャラとして存在感を出していて、細部に至るまでこだわって練り込んでいるのだと思わせられました。
バトルではない部分でも静かだけど熱い展開が用意されていて、読後感もとてもよかったで…続きを読む