この物語には、メジャーな妖怪の名前はありません。
それでも、愛しき妖怪はいます。
ある事がきっかけで、偶然巻き込まれた女の子と、何故いるのか分からないおじさんが、愛しい妖怪を探す物語です。
巻き込まれるのは、女の子だけではなく、読む我々も作者様が操る言葉と、思わず突っ込んでしまいたくなる言い回しに引き込まれ、解決に至る結末を追う事になるでしょう。
読み終えると、必ずお気に入りの妖怪が見付かります。
念を押して言わせて頂けるなら、
妖怪はいます。身近な場所に。忘れ去られた場所に。
ついでに言うと、幽霊もいます。
愛しき妖怪と出会えて感激しました。
素敵な物語を、ありがとうございました。
・・・私は、ツチニョロンが大好きです。