今は滅びたジャポンの末裔の肩書きは、心湧き、美徳に通じると誰もが思う事でしょう。
違うのです。彼は違うのです。
立派な肩書きとは裏腹に、食糧問題の解決と命を張った毒見をもこなさなければならない過酷な任務に身を投じる軍の少尉様です。
正体不明のグラスホッパーのオヤジをはじめ、エドモンド少尉に降りかかる困難と不条理の数々が、コミカルに綴られる物語。
やがて、天命と言う名のトラブルの神に導かれ、
エドモンド少尉は物語を旅し、読者に心地よい笑いを提供してくれます。
桜雪さま。ありがとうございました。
私は、『食べ物を探す簡単なお仕事です。』に出会えて良かったです。理想の作品の一つに巡り会う事が出来ました。
第一話、もしかしたら現実に起こり得るかもしれないという描写から始まり、その200年後へと物語は跳躍する。そこでは居合の業を持ちながら『食料調達部隊』に配属されてしまう、悲しい主人公がいた――。
まず、毒見係=吸血部隊という異名が笑えます。そして、一体このあとどんな食料を調達するのだろうかと、嫌でも期待しちゃいます(⌒∇⌒)
その食料ですが、ワライダケ(焼きキノコ)、どじょう、バイアグラ、黒いナニカが入っている焼きそば、ラムーネ――とバラエティが豊富っ。とゆうか、一部食料ではないものが混じっているようですが、この物語のノリで言うならアリですね(*^^*)
コント的な展開に笑いつつ、真の『日清戦争』の内容も知ることの出来るお得な作品。皆さまも是非、ご一読をっ!