ロドリーゴ

人って自分が幸せだと、色んなものやことが幸せに感じられるものですよね。このお話はまさにそんな感じで、お話全体を幸せな空気が包んでいて、素敵です。

　学芸員アルビナータ、肉体を持たずに現代に覚醒した古代の皇帝ティベリウス、アルビナータの先輩コラード。彼女達をある事件が襲います。その事件でアルビナータが目にしたものとは…… 　…続きを読む

　ギリギリの経営をしているクリニックの山吹先生と、勝手に会計役をつとめるクロコが、妖怪たちを相手に奮闘するお話です。どの妖怪も人懐っこいというか可愛らしいです。 　お話は見事に構成…続きを読む

　ズボラな女子大学生のちえりと、過保護な堕天使リュカが、二人三脚でちえりの恋の成就を目指します。ところが、目指す「白フンの君」は、色んな意味で一筋縄ではいかず…… 　芯の通った中に…続きを読む

　裁判官に任命されたぐうたらな宝石職人のジャンニ親方と、その弟子ミケランジェロ、荒っぽい警官レンツォの三人の視点を通して、葡萄酒運搬人ヤコポの殺人事件、さらには過去の大きな暗殺未遂…続きを読む

1200字の中でエルフと元勇者が、いつものやりとり（？）をしつつ……ハッキリ伝えていなかったことを……ホッとする短編でした。

Web小説を書く人間が一度は考える事がたくさん書かれています。かなり上手い事ストーリーに組み込まれていて、一気に読みました。 登場人物も展開も嫌味な物がなく、読んでいる間もその後も…続きを読む

一切救い無し。 それでも最後まで読んでしまったのは作者様の構成力や演出力がとても高いからでしょう。 　プロになりたい人にはいいものを突き付ける作品なのだろうと思ったのですが、そう…続きを読む

かつて世界を救った、ちょっと堅物っぽい雰囲気の主人公オートルが、自分の体を取り戻すべく奮闘するお話です。 取ってつけたようなわざとらしいキャラやややこしい世界観は一切なく、読みや…続きを読む

静かな筆致で綴られる二人の旅は、読んでいて心地よかったです。
刺激的ではなくゆっくり心に染みてくるファンタジーをお求めの方は是非。

この年頃じゃないとできない、甘酸っぱい恋愛が、余計な味つけなく味わえます。

私はすごくよく分かります。自分もこういうクリスマス、経験あります。あまりに共感してしまったので、ボキャ貧で普段ほとんどレビュー書けない私が勢いで書いてしまいました……。

何かありそうで、何もなかったり、何もないと思っていたら急に？！
男と女の関係って、そういう驚きというか、意外性がつきものですよね。楽しかったです。

見えない何かを感じる力は、きっと子どもの方が優れている。そういう何かが、その人を育てていくのかもしれません。

　舞台はルネサンス時代頃、シチリア。静かな語り口で泥臭くも人間臭い物語が語られていきます。 　決して楽で明るいお話ではないのですが、最後がこんなに輝かしいのはなぜでしょう。読後感は…続きを読む

諭すでもなく、説教するでもなく、子どもに何かを授ける……親ってこうありたいものです。 お母さんの愛情があふれていて、読んでいて幸せになりました。 次第に温まっていく語り口も、静かな…続きを読む

「不思議な事」って、大きなことから小さなことまでありますけど、小さな不思議な事って、ずっと心をくすぐり続けてくれる気がします。
もしかして自分の身のまわりにも……？！

「食事」を描いたいい作品だと思います。

幸せなときほどふいに気になって考えたりしますよね。

豪華なものでなくても、幸せを感じる食事が身にしみますね。

ちょっぴりノスタルジックな夏に酔いしれながら読めました。
自分が思ったようにいかなかったことも、過ぎ去ってしまえば大切な夏の思いでですね。

美しいです。文から淡い色が見えてくるようでした。

ミュージシャンとの出会いでこんなものを見つけるとは。
どんな将来が待っていても後悔せずに先に進んでいけそうな気がします。

ヒピティホピティ……

恐ろしいです。

これは………………

1995年にはこんなことがどこかで本当にあったのかもしれません。

携帯電話やSNSがある今はもう、ありえないでしょう。
タグの「多分ハッピーエンド」も、なるほどです。

　子どもの悩みって、大人にとっては小さなもの。でも子どもにとっては大きなこと。 　夢にまで見てしまう不安……食べちゃえ！　でも、ただ食べるだけではありません。 　パグの手伝いで少し…続きを読む

何かを間違えている。 このままじゃ前に進めない……。 でも、何をしたらいいの？ 主人公が自分に気付く、優しくなるお話です。 私の好みにもドハマりでした。カクヨムでこういう作…続きを読む

　このシチュエーションをホラーで使うというのは、私には目から鱗でした。 　ホラーには読み手として苦手意識というか、あまり読んでこなかったのですが、この作品はキャラクターも魅力的でわ…続きを読む

　愛情表現として料理を作って食べもらうのって、作る方も愛情感じながら作るし食べる方も愛情感じながら食べることができますよね。 　一緒に食べるのも幸せだけど、一人でそれをしみじみ感じ…続きを読む

　二人が自分の力で何かをつかみ取る行動力が素敵でした。

　好きな人のためにここまでできるとは。凄いなあ。

　美味しい紅茶とお菓子が食べられる喫茶店。……でも、それだけじゃない。

　不思議は不思議のままで、また来てねって言ってもらえるのが素敵ですね。

　ワクワク感がたっぷりつまったお話です。上杉さんのピュアな気持ちが伝わってきて笑みがこぼれます。 　これが…セメジョか……！　「セメジョ」という言葉で何となく自信かで突き進むだけな…続きを読む

　上杉琴里さんがかわいいです。まずそれで持っていかれました。 　恋愛に慣れていない雪舟君の悩み方というか、迷い方というか。 　それが「微笑ましい」のはもちろんのこと、悩みながら…続きを読む

　不器用な主人公たちの、ちょっといびつで遅々とした恋がとても微笑ましいです。そして事件が……！ 　主人公も脇役たちも、わざとらしくない程度に個性がちゃんとあって、読んでいてとても楽…続きを読む

「クリスマスどころじゃないよ」と思ってしまうこともありますよね。 　でも、それが誰かにプレゼントを渡すためなら頑張れる。 　ちょっと寂しいこともあるけど、ふとしたクリスマスのきっ…続きを読む

取り返しのつかない事をしてしまった。自分は嫌われて当然……主人公の胸に突き刺さっている過去の記憶。それが優しく引き抜かれていきます。 ただ登場人物の恋愛を書いているだけじゃなくミ…続きを読む

　建物に監禁されて、記憶だけが手がかり……。制約のある中で主人公たちが推理する時間……緊張感が伝わってきます。
　物語に身をゆだねて、入り込んで楽しむことが出来ました！

子供の頃、こういうカードゲームやりましたね。それを思い出させてくれて、なんとも懐かしい、いい気持になりました。ストーリーも、爽やかで読み終わった後心地よいです。

強いカッコイイ主人公、派手な事件も起きません。本当になんてことない会話が続きます。でも、それがいい。肩の力を抜いてリラックスして、余計なことを何一つ考えずに楽しめる作品だと思います…続きを読む

シリーズ第四弾。相変わらず樹君の能力（？）は冴えわたっています。
果たして二人は再会することができるのか？！
そして、香織ちゃん……？　何か、波乱の幕開けを予感させなくもない……！

秘密、楽しい時間、それを分かち合ってくれる人……同じ日が繰り返されるとしたら、そんな人と一緒にいたい。
樹君を救う香織ちゃん……そんな手を使うとは……。
やるな香織ちゃん！

これだけでも面白いですが、第一弾を読むとずっと面白いです。後からでも第一弾を読むことをお勧めします。 世界はいったいどうなるのか……頑張ってくれ樹くん！ でも私はどっちかというと香…続きを読む

ハリウッド並みのアクションが……と思ったら、そうじゃありませんでした。笑
ちょっと笑みがこぼれる、楽しいかわいらしいお話です。
香織ちゃん、いい子だなあ。

誰かが旅立つ時、人が必ず思う事。それがちりばめられている綺麗なお話でした。読んで心が穏やかになりますね。

　さすが実体験をもとにしているだけあって、裁判の様子や、そこに至る過程にもリアリティがあります。ラストも読者を「ドキッ」とさせるものになっていて、全体を通して、こちらに迫ってくるも…続きを読む

何かを心に決めても思うだけでは進まない…。最初の一歩である「口にする」のはとても勇気がいるものだと思います。 それを受け止める人の愛情が強く感じられて、個人的な好みもあって私はこの…続きを読む

このエッセイのタイトルと合わせると、不謹慎と思われるかもしれませんが、正直な気持ちです。 ドロドロした暗い文章ではなく、楽しかったこと、思ったこと、日々の小さな記憶が、飾り気無くさ…続きを読む

重いテーマを柔らかく、優しく、愛らしく描いていると思います。
子供に読ませてあげたいです。
字だけで読むのもいいけれど、絵本にもなってほしいです。

立ち止まっているように見えても、実はちゃんと成長していることがありますよね。そのために必要なものって、子供の場合、本当に些細なものかもしれません。
じんわり胸にしみるお話です。

どこなく寂しげな、爽やかな雰囲気が感じられました。
暗い重い気持ちも、全て受け入れる、懐の深い海……。
愛する自然が、その人を作るんですね。

このエッセイに出会ってよかったです。 私自身はまだカクヨム上で誹謗中傷されたことはありませんが、ひどいレビューは所々で目にしてきました。 ネットって、結局こうなのか…。なんて思って…続きを読む