本屋さんのクリスマスイブ

作者 @kuronekoya

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★★★ Excellent!!!

本屋さんのクリスマスの空気感が伝わってくる作品。
忙しい中にも、楽しい職場であることや仕事のやりがいを感じさせます。お父さんたちが買っていく絵本もクリスマスプレゼントなら、ちょっとした幸運も天からのクリスマスプレゼント。そして何よりうれしいのは……。

軽やかな筆致で読める素敵な短篇です。ハロウィンもまだですが、寒くなっていくこれからの季節におすすめ。

★★★ Excellent!!!

バレンタイン短編のほうを先に読んでしまい、キャラ造形に興味を持って早速読んだこの一作。
恋する乙女を名乗れなくなってしまった年齢のお局女子に訪れる、恋の再来の予感。古いネタだが「あまーーい!」と叫びたくなる。そうだ、人間、いくつになっても恋する乙女でいいじゃないか。
主人公の女性を取り巻く仕事仲間達のキャラクターも絶妙で、大変だけど楽しい職場なのが伝わってくる。この作者の描き出す世界をもっと読みたいと思わせてくれる、カクとヨムの初めての出会いにぴったりの短編。

★★★ Excellent!!!

周囲の人にばかりいいことが起きて、自分には何も起こらない。
そんな気持ちになって拗ねたくなるような時が、誰にでもあります。
おそらくそのような経験を幾度も味わいつつ、拗ねたり、いじけたり、ひねくれたりしない。まっすぐで気持ちのいい主人公。
そんな彼女が、最高に忙しい1日を終えた夜に手にした、ささやかだけど最高のクリスマスプレゼント。それは——。

自分自身を嘆くことなく、まっすぐに頑張る人には、きっと最高のご褒美が待っている。——そんな明るい気持ちにさせてくれる、素敵な物語です。

★★ Very Good!!

雰囲気の良い職場の或る日の日常です。偶々クリスマスで、普段より忙しかったというだけなんですが、作品としては十分に楽しめますよ。恋愛関係よりも人間関係。ホンワカした気持ちで読了できます。
これはネタバレにならないと思いますが、最後にクリスマスらしい出来事があって、いよいよホンワカします。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。
(kuronekoyaさんへ)
今回は参加しません。やっぱり課題曲に応じる実力は無いと、前回の経験で自覚しました。好きに読んで好きに書くスタイルに徹します。

★★★ Excellent!!!

本屋さんのクリスマスが戦場というイメージがまるでなかったのですが、言われて納得です。確かに用意し忘れた親にはおもちゃやさんに行くより手頃かもしれません。絵本は大人でも唸るような作品たくさんありますし。
そんな戦場で頑張ったあとのお酒も格別ながら、今回のこの贈り物的な最後は痺れます。ときめく終わりに続きが読みたくなります。なかなかに小憎い演出ににやけたのは間違いないです。

★★★ Excellent!!!

うっすらと感じる物寂しさが、ラストでほっと温かさに変わる、さり気ない優しさが素敵な作品です。

口語体の柔らかな筆致が心地よく、オフの予定もなくクリスマスにいちばん忙しく働く書店のお局さん、という設定に全く嫌味を感じません。
だけれど、その柔らかさがあるために、どこか物寂しさが感じられます。
そういうぽっかりとした感覚の中、ラストのメールに、ほっと温かな気持ちが伸びてきて、心から良かったねと思える作品でした。

作中のプレゼントを探すお父さんや選んであげる絵本、店長代理のケーキの気遣い、コーヒーの温かさなど、小道具にも優しさが詰まっています。
最初はそれが語り手の寂しさを際立たせ、ラストでは語り手を優しく包み、とても効果的だったなと思いました。

★★★ Excellent!!!

クリスマスの書店の様子を、生き生きと描いた短編。

前半のバタバタとした忙しさは、ラッピングがラップになるようなテンポで、♪年末感がハンパねぇ、終末くるかと思ったぜぇ♪とか唄いたい感じです。

そして、後半のまったりした感じは、ホッと寛げる感じです。

更に、最後にサプライズ。

★★★ Excellent!!!

クリスマスに贈るもの。

プレゼントはもちろんだけど、贈る相手のことを想っている気持ちも贈る。
プレゼントの準備が遅れてしまった人も。
何を選んだらいいのかわからないパパも。
みんな選んでいる時間や気持ちも相手へのプレゼント。

そんな本屋さんで忙しくサンタさんの助手を務めている彼女にも……。

心が幸せな気分になる温かい物語。
大切な人のことを想いうかべて読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

接客業にとって、クリスマス付近からお正月の三が日までは、お店によりますが、大抵本当に忙しいです。それこそ、戦場のように。
その慌ただしさが伝わってくる中で、心温まるエピソードがチラリチラリと入っています。
それは、ギリギリになって絵本をクリスマスプレゼントに選ぶ「サンタさん」だったり。
ケーキと飲み物を差し入れてくれた店長代理だったり。
レジ誤差ゼロという奇跡だったり笑(これは、本当に地味に嬉しいプレゼント)

そして、今年もひとりでクリスマスか、と思った最後には、甘いプレゼント。きっとお手伝いを頑張ったサンタさんの友達へ、サンタさんからのささやかなプレゼントなのでしょう。

★★★ Excellent!!!

接客を伴う職業は、カレンダーに従えない。
日曜は出勤、祝日も出勤、大型連休なんて、ない。

だけど仕事をしながらも、それはそれで幸せだと思う。
楽しい休日を過ごす人が羨ましいけど、接客すべてが辛い訳じゃない。

どうせ私はお一人様ですよ…
と力を抜いたときに、やってくる幸せ。
それはささやかだけど大きなクリスマスプレゼント。

★★★ Excellent!!!

書店で働く契約社員の女性が軽妙に語る、クリスマスイブの戦場のような激務。
忙しさに殺伐としがちな環境ながら、おすすめの絵本を紹介したり、店長代理が皆にケーキを差し入れしたりと温かみのある雰囲気が伝わってくるのは、クリスマスイブという幸せな空気に世の中が満たされているからかも。
店長代理からのケーキと缶コーヒーの差し入れ、レジ誤差ゼロの奇跡、とささやかな幸せを享受した主人公。
彼女が帰宅後に受け取ったものが、彼女にとって本当のクリスマスプレゼントになるのかもしれません。

★★★ Excellent!!!

グットタイミングなメールって、運命とまではいかなくても何か感じます。同じように過ぎていく毎日が、このメールを返信したことから少し変化するんじゃないかと期待せずにはいられない。それが、クリスマスっていう特別な日ならなおさら。
このお話にも何か素敵な続きが待っていればいいなと(o^^o)

★★★ Excellent!!!

ベタだけど! 王道だけど!
クリスマス+キュンキュン=正義!
読み終わった私もちょっとドキドキしております。

「クリスマスイブにお仕事してるのはサンタさんの友達」
ならばこれは、一生懸命頑張るお友達に、サンタさんからの粋なはからいということかしら?

黒猫屋さんプレゼンツ、キュンキュンマジックショー♡
あなたも観覧席でキュンキュンすべし!

★★★ Excellent!!!

本屋さんに勤務する女性が、クリスマスを迎えた日の物語。
一年を通して、さまざまなイベントが開催される昨今ですが、やはりクリスマスは特別な日です。すべての人が二人以上でこの日を迎えるわけではありませんが、それでも独りでこっそりと祝杯をあげるかたも多いのでは。今作は、その特別な日を題材に描かれております。
サンタクロースからの素敵な贈り物を、この物語をご覧になりながら心待ちにしてみてはいかがでしょう。
「サンタさんはいるよ」と思うだけで、心に溜まった一年の疲れも癒されるのでないでしょうか。