続きが読みたくなる物語
オカルトサークルに所属する「赤宮さん」と、サークルOBの「粕谷さん」。二人の出会いは、それまでの赤宮さんの毎日を覆すほどの、衝撃的なものだった!…といっても、二人の日々はあくまでも和やかに過ぎていきます。何やら怖そうなタイトルですが、比較的のんびりした二人の性格が、作品全体をほんわかと楽し気なものにしてくれます。時間がゆったりと流れる、粕谷さんのレトロな事務所で。あなたも、ちょいと「実験」に参加してみませんか?
大学のミステリーサークルに所属する幽霊部員の主人公。伝説的なOBとのコンパの席で、その事件は起きてしまいます。これはオカルト? それともミステリー?大正レトロの懐かしげな雰囲気と世にも不思議な謎解きが、読者を魅惑し突き放します。この物語を、わたしは怖いと思いました。あなたはいかがですか?
主人公はオカルトサークルの幽霊部員。本人はそう信じていましたが、ある男性と会い、その事実が根底から覆されます。衝撃の事実と、その男性の存在。もしかしたら、私達の日常の中にも不思議なことは潜んでいるのかも。
大学のオカルトサークルで快適な幽霊部員生活を満喫していた主人公の女性が、伝説のOBと出会った夜を境に、不思議な現象に巻き込まれていく物語。このOBの先輩が、頼りがいがあるようだけどちょっと不気味で、なんとも不思議な持ち味です。主人公の独特の思考回路も面白いですね。哲学のような要素もあり、読んだあとにフト考えさせられる物語でした。こんな幽霊、貴方の近くにも居るかもしれません?
この作品を読んで一番に感じたことは、幽霊は私達が思っている以上に身近に存在しているものだということです。もしかすると私達は、実は幽霊に出逢ったことがあるけれども、それに気づかなかっただけかもしれません。何故気づかなかったのか?これを読めば分かります!また、読んでいくうちに如何に現実が脆く不確実なものであるかを考えさせられ、短編ながらも深い内容の作品でした。探偵・事件簿ものとしてシリーズ化展開していくのも面白そうですね(^ω^)短編ですので是非一度手に取ってみてください。
赤宮早苗は、大学のオカルトサークルに入っている女子大生。人付き合いは良く、愛想笑いも上手。そんな彼女が、サークルOBの粕谷十朗と出会うことで『謎』の渦中に巻き込まれることになり……。という、本作は、『ミステリー』です。……そうなんです。私、題名だけ拝読し、てっきり『ホラー』だと思って読み始めましたが、徐々に謎が解き明かされるミステリーです。大正ロマンが香る読後感のさわやかな作品となっています。読後、思わずこの作者様の一覧に次作がないか探してしまいました^^;終わってしまうのがもったいない。そんな作品です!
ミステリーとホラー、それから現代ファンタジー要素を持つエンターテインメント作品。物語は2万文字ほどの短編なのですが、ストーリーに厚みがあり、長編を読んでいる気分でした。(むしろ長編化して欲しいっ!)ミステリー部分はネタバレになりますので伏せますが、2度、3度とトリックが仕掛けられており、驚かされました!『ホーンテッドキャンパス』や『幽落町おばけ駄菓子屋』系列で角川ホラー文庫として並んでそうです♪
大正ロマン漂う、耽美的で且つ……ちょっと待てよ、この猫、あれだ、つまりその、猫は凄い役割を果たしてないか地味に!いやいやいや、これはオカルトというよりむしろミステリーでホラーで現代ドラマだよ。つーかこの人たち、いや、人っつーか人だけど、え、ちょっと変だよ。そ、そうだな、ネタバレしないように書くなら、つまり、その、江田さんが何とも言えず好きだ!うあ~、レビューになってねえ!と、と、とにかくだ、無条件に面白いから!ごごごごごめんなさーい! 面白過ぎて壊れた……。
主人公はごく平凡な女性。彼女はオカルト研究会の幽霊部員。そんな彼女はとある飲み会で不思議な出来事にあい、その謎に迫っていくが……正にミステリーであり、ホラーである小説です。主観と俯瞰を巧みに使い、衝撃的な事実もさらりと述べられ、受け入れる主人公の様子が正に読者とシンクロします。ああ、そうなんだ……いやいやちょっと待て!?と。文章も読みやすく、少しの時間でサクサクと読めます。面白かったです!
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