見慣れた表札

作者 宮下愚弟

76

29人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

と、紹介部分は厳しく書きましたが、実際のところ劇薬です。この主人公に感情移入しすぎると、あなたの執筆生活がピリオドを迎える可能性すらあります。
なのであくまで、厳しい現実の一例として受け入れてください。あくまで、一例です。
一例を先に知った読者の方々は、これに至らないように努力する機会を得られた、と考えるのが最も精神衛生的にも良いと思われます。個人差はあります。

さて、この作品を読んで不快になられた方も多いと思われます。
それは正しい反応です。実際、この作品はあえて読者を不快にさせる書き方がされてます。
しかし、その「不快」という感情が読者に伝播するのであれば、作者のメッセージが伝わった良い印とも言えるでしょう。

この作品は、あなたの心を折る物ではなく、あなたの在り方に問いかける警告です。
そして、この作品を読んだあなたが次にどう動くかはあなた次第なのです。
風邪薬を飲んで風邪が治るとは限りません。それ相応の治す努力が必要であります。

ゆえにこの作品は劇薬です。
読み込み過ぎてノイローゼにならないように。拒み過ぎて早死ににならないように。
服薬量を考えて、自分に合った受け入れ方をして、努力に繋げましょう。


長文レビューとなりました。良き執筆ライフを!

★★★ Excellent!!!

変わるためには自分を知ること。自分を知るためには他人を知ること。今いる自分の位置も分からなければ目的地に行けないように、彼は迷子の作家志望の主人公さん。

そのたどり着く先はどこなのでしょう。きっと読者さん次第でしょうか。なので、その先をあなた自身で確認してみてください。これはきっと作者であり読者を映す鏡のような結末。

いつか自分の表札の『家』が見つかれば、創れれば、きっと。

Good!

一切救い無し。
それでも最後まで読んでしまったのは作者様の構成力や演出力がとても高いからでしょう。

 プロになりたい人にはいいものを突き付ける作品なのだろうと思ったのですが、そうではない私のような人間にとっては、「作家A」のセリフは気分のいいものではありませんでしたね。趣味でやってる私の作品や活動を馬鹿にされているようで。

ハッピーエンドではないのでご注意を。

★★ Very Good!!

じりじりと響きますねぇ
作中の商業作家さんたちの言葉を是とすれば、彼らの作品は読者にとって最適化された作品である
これを認めなきゃいけないのが、第一歩でしょうか
その上で、オナニーと揶揄されるものを、それでも読者が読まずにはいられないよう内容に仕上げてはじめて一人前と、そう定義できれば……たぶん、世界はもっと生きやすいのでしょうね

ゴールはどこなのか
この氷河期と局所的なカンブリア大爆発が同居するような奇妙な出版業界で、作家を目指すとはどういうことなのか

苦い後味を含め、大変示唆深い作品だと思います
忌憚のない意見で、申し訳ない

★★★ Excellent!!!

当然ですけど僕らの目には勝者しか見えなくて、でも当然のようにその下には恐らく無数の敗者の屍が転がってるんですよね。そこらじゅうに。
そういうことなんじゃないかな、と思いました。勝手ですけど。
面白かったですけど言葉を選ばなければクソつまんなかったです。出来の悪い鏡を見ている気分でしたね。