と、紹介部分は厳しく書きましたが、実際のところ劇薬です。この主人公に感情移入しすぎると、あなたの執筆生活がピリオドを迎える可能性すらあります。
なのであくまで、厳しい現実の一例として受け入れてください。あくまで、一例です。
一例を先に知った読者の方々は、これに至らないように努力する機会を得られた、と考えるのが最も精神衛生的にも良いと思われます。個人差はあります。
さて、この作品を読んで不快になられた方も多いと思われます。
それは正しい反応です。実際、この作品はあえて読者を不快にさせる書き方がされてます。
しかし、その「不快」という感情が読者に伝播するのであれば、作者のメッセージが伝わった良い印とも言えるでしょう。
この作品は、あなたの心を折る物ではなく、あなたの在り方に問いかける警告です。
そして、この作品を読んだあなたが次にどう動くかはあなた次第なのです。
風邪薬を飲んで風邪が治るとは限りません。それ相応の治す努力が必要であります。
ゆえにこの作品は劇薬です。
読み込み過ぎてノイローゼにならないように。拒み過ぎて早死ににならないように。
服薬量を考えて、自分に合った受け入れ方をして、努力に繋げましょう。
長文レビューとなりました。良き執筆ライフを!
じりじりと響きますねぇ
作中の商業作家さんたちの言葉を是とすれば、彼らの作品は読者にとって最適化された作品である
これを認めなきゃいけないのが、第一歩でしょうか
その上で、オナニーと揶揄されるものを、それでも読者が読まずにはいられないよう内容に仕上げてはじめて一人前と、そう定義できれば……たぶん、世界はもっと生きやすいのでしょうね
ゴールはどこなのか
この氷河期と局所的なカンブリア大爆発が同居するような奇妙な出版業界で、作家を目指すとはどういうことなのか
苦い後味を含め、大変示唆深い作品だと思います
忌憚のない意見で、申し訳ない