序章01：汝、満たされし豚よ

序章02：汝、奪われし弱者よ

序章03：汝、目覚めし強者よ

一章01：ソレユ・ドミニ、刻まれし白夜の史

一章02：英雄は、仮面の下で斯く非道を為す

一章03：幸せは、一夜できっと絶望に変わる

一章04：暴力は、刹那に条理を踏みにじって

一章05：二人は、傷だらけのまま互いを求め

一章06：決意は、震える義妹を抱いた手の中

一章07：青年は、あなたを守ると心に告げて

一章08：地獄は、ここに。その終わりを希い

二章01：復讐は、この道の最果てで

二章02：平穏は、戦地のただ最中に

二章03：救済は、過ぎし日の記憶に

二章04：煉獄は、人の世の中にこそ

二章05：義妹は、約束を果たす為に

二章06：狂飆は、魔窟に雷雨を齎し

二章07：後輩は、誓いを告げ微睡み

二章08：王国は、既に滅び今は無し

二章09：将軍は、帝国最強の老騎士

二章10：暁月は、人と魔の境界線に

二章11：魔力は、幼馴染の中に宿り

二章12：愛娘は、涙を捨て顔を上げ

二章13：告白は、あの誰そ彼の薄暮

二章14：誤解は、子淑女の頬を染め

二章15：帝都は、我らが進む眼前に

三章01：帝国は、我が軍門に朱に下り

三章02：敗北は、次なる君の成長の為

三章03：団長は、乙女を連れし幼馴染

三章04：奴隷は、かつて勇者だった者

三章05：落涙は、人知れず地下の底で

三章06：矜持は、父の屍を乗り越えて

三章07：魔眼は、世の悉くを見通して

三章08：治療は、魂を常に対価に捧げ

三章09：喪服は、自らを縛る決意の黒

三章10：氷剣は、副団長たる青騎士の

三章11：魔具は、僕の血肉を啜り喰い

三章12：馬車は、旧勇者を幌に乗せて

四章01：故郷は、或いは忌まわしき魔都

四章02：議会は、翻意し我らと手を携え

四章03：嬰児は、人非ざるホムンクルス

四章04：嫡女は、歯噛みして無力を悔い

四章05：墓標は、看過せし非道を示して

四章06：列車は、故国を発ち次なる地へ

五章01：蒸気は、都市の全てを包み隠し

五章02：人形は、意志を持ち我らを迎え

五章03：隻眼は、在りし日の反旗の代償

五章04：遺産は、奥深き地中にて埋まり

五章05：死人は、墓標より出で闊歩せり

五章06：拳銃は、義妹の手により生まれ