概要
かけがえない君の為に、かけがえある僕の命を。
幼なじみ、妹、後輩、大切なものの全てを勇者の一行に奪われた主人公ララト。彼は彼女たちを守るべく一行に付き従うが、しかし勇者らもまた敵地深くで倒れてしまう。
「力が欲しいか」薄れ行く意識の中で語りかける謎の声に、彼は答える。「そんなものがあるならばさっさと寄越せ」と。
だが勇者をも凌駕する圧倒的な力の代償は、彼の命そのものだった。残された時間は僅か。皇帝となったララトは、その刻限までに彼女たちが幸せに暮らせる世界を創る事を誓うが――。絶望と喪失から始まった物語は、彼の人生にどんな結末を齎すのか。
「力が欲しいか」薄れ行く意識の中で語りかける謎の声に、彼は答える。「そんなものがあるならばさっさと寄越せ」と。
だが勇者をも凌駕する圧倒的な力の代償は、彼の命そのものだった。残された時間は僅か。皇帝となったララトは、その刻限までに彼女たちが幸せに暮らせる世界を創る事を誓うが――。絶望と喪失から始まった物語は、彼の人生にどんな結末を齎すのか。