概要
理由は初恋が諦められないからと、皇帝からの要請があったため。
ところがその皇帝は、かつて一家で保護して友人となった直だった。
同じくして、晨星の初恋の相手・舜雨も、共通の友人である直に呼び出される。彼もまた晨星に想いを寄せていた。
「いやなんで結婚してないの!?」
晨星に感化された直は、友人カプ激推しだった。
一方宮廷では、皇帝暗殺の計画が立てられており、羽林に所属した舜雨はその捜査に乗り出すことになる。
宮廷にてオタク文化を広げる晨星、暗殺の調査に乗り出す舜雨、友人をくっつけるために暗躍する直。
三人の思いが交差する時、意外な真相が明らかになる…かもしれない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自罰と許しと情の物語
舞台は王朝が支配する中華をモチーフにした、皇室と貴族階級が統治する国・灌(かん)。
前世は21世紀日本のオタク・昕晨星は、色褪せない初恋を胸に閉じ込め、皇帝からの要請で後宮入りします。
時期は、灌・初代皇帝が倒れ、後継者争いで揉め、反乱もあちこちでおき、ようやく平和が訪れた頃。
灌王朝二代皇帝の妃候補として後宮入りすると、なんと、現皇帝は以前昕(きん)家で共に暮らしていた友達の直くん。
晨星と直、そして晨星の初恋相手・舜雨。
昕家で共に暮らし、仲良しだった三人。晨星と舜雨は両思いで、直はてっきり既に結婚しているものと思い込んでおりましたが、ところがどっこい。二人の想いと事情は入り組んでお…続きを読む - ★★★ Excellent!!!果たして、皇帝の思惑とは
皇帝からの要請で、後宮入りする事になった晨星(しんせい)。
もう結婚する相手もないと晨星はやけっぱちだったのだが、まさかの皇帝は顔見知りの直だった。
前世の記憶がある晨星は、後宮に入ったからといって、じっとしてなんかいない。どうせならとオシャレして、創作して、政治にも介入したり⁉︎…と大忙し。
コメディのよう明るい調子で進むが、皇帝との関係は……顔馴染みの友人のよう。それもそのはず、皇帝の目論見は別にあった。
晨星と直、そしてもう一人の幼馴染。それこそが、晨星にとって最も重要な相手なのだ。
後宮でありながら、恋の相手は皇帝じゃないという所が見どころだろう。
果たして迎える結末は、皇帝の目…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こじれた恋は後宮でどこに向かう?
中華風の世界に転生した元日本のオタク学生、晨星。
彼女は戦乱の時代を乗り越えた新たな皇帝の妃候補として後宮入りします。
しかし皇帝は晨星を自身の妃にする気はなく、むしろ初恋相手の舜雨を呼んでくっつけるつもりでした。皇帝の特権を駆使して暗躍するのはかつての友人。三人の仲の良さは微笑ましく、互いに思い合う温かい関係性です。
晨星は前世との違いに悩み、知識を活かして国の発展に貢献したり、オタクの輪を広げたり、後宮での生活は騒動続き。理不尽を諦めない彼女は周囲に影響を与え変えていきました。
そして晨星自身や舜雨の気持ちにも変化は訪れます。
明るく楽しいラブコメと考えたくなるシリアスな内容が混ざった…続きを読む - ★★★ Excellent!!!友情も愛情も、どちらも上も下もない
転生した先で皇帝に呼び出されて後宮入り!普通なら皇帝がヒーローになるところですが、この皇帝、全力で主人公ともう一人の友達の仲を応援するカプ推しだ!
面白い設定ですが、最後まで読むと相手役が皇帝じゃない意味も分かります。
中華ファンタジーは個人的になじみがなく、用語や時代が分からないところがあるのですが、そこは元日本育ちのおたく、途中の説明が大変分かりやすい!
けれど、世界観や用語の説明だけに必要な前世設定ではなく、主人公の晨星が今の世界で感じるギャップや決意にも通じるところがよかったです。それが彼女の言動の後押しになっていきます。
そんな晨星も想い人の舜雨くんや皇帝の直くん、周りの人々に感化…続きを読む - ★★★ Excellent!!!宮廷に咲くのは、オタク文化か、恋の花か?
皇帝からの要請で、後宮入りした晨星。実は彼女には既に舜雨という想いを寄せている相手がいたのですが、残念なことにその想いが実る気配はなく、やけっぱちになって後宮入りしたのです。
そんな晨星を見て、彼女を呼び出した皇帝陛下は思います。
いやなんで結婚してないの!?
実はこの皇帝陛下、晨星や舜雨の共通の友人であり、二人がくっつくことを望んでる。というか、既に結婚してると思っていました。後宮に誘ったのだって、本当は妻にするためではなく、宮官として働いてくれたらと思っていたから。
なのに肝心の二人は結婚どころか想いが通じ合ってすらいないのです。まさかこんなことになっているとはと、この二人のカップリン…続きを読む - ★★★ Excellent!!!中華風世界に転生した少女は後宮にてオタク文化を通じて友情と愛情を育む
舞台は中華風のファンタジー世界です。
前世は日本人の少女、昕晨星は内乱で両親を亡くし養父に育てられます。
そんなある日、晨星の初恋相手、舜雨が直という行き倒れていた少年を保護します。
しかし実は彼は皇帝の末子であり、皇位についた彼は後宮に二人を呼び寄せるのですが、晨星と舜雨は大人になっても結ばれていませんでした。
彼は二人をそばに置いて友人として暮らすようになりますが……。
現代のオタク知識を持っている主人公は後宮に物語や服飾の文化を伝えて後宮の人々と通じ合い、その中で皇帝制度の在り方について疑問や矛盾を感じます。
そして皇帝である直や舜雨とのあるべき関係について考えていくようになります。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!三人の関係性が尊く、その中で紡がれる優しい愛。
王妃候補で後宮入りした主人公の晨星。
皇帝であり友達である直くん。
そして、二人の共通の友達の瞬雨くん。
この三人を中心に物語は進んでいくのですが…… 晨星は転生者でいろいろと時代を先取ったりと、なかなか面白いキャラクターです。
そんな中、直くんにはある計画がありました。
それは、晨星と瞬雨くんをくっつけたい! というもの。
実はこの二人、仲は良いもののいろいろあって進展してないのです。
推しカプをくっつけたい……その想いから、皇帝自らが動き出すという、中々類を見ない中華ファンタジーの恋愛物語です。
皆様もぜひ、読んでみてください。 - ★★★ Excellent!!!後宮入りしたはずなのに、皇帝くんが他の男とのカプを推してくる!?
王妃候補として後宮入りした晨星。
しかしそんな彼女を待っていた皇帝というのは、かつて一緒にすごして、色々あって離れていた、友達の直くん。
どうして直くんが皇帝になってるの? という、ビックリする状況から始まる本作。
しかし本当に驚くのはここから。
晨星を王妃候補として後宮に呼んだ直くんには、実は別の目的があったのです。
それは2人の共通の友人である瞬雨くんと、晨星をくっつけること!
直くんにとって、2人は推しカプだったわけです。
しかし離れている間にも、仲はいいものの進展していなかった2人をどうにかしてくっつけようと、皇帝自らが動いたのです!
皇帝の妃になるために後宮入りしたはずなのに、そ…続きを読む