絵画の神様に愛された彼女は、世界の全てに憎まれていた

【百合】かつて絵に情熱を燃やしていた主人公――牧野瑞希は今や27歳。画家になる夢はもう遠い昔のもの。平凡なOLとして生きる毎日だったが、ある日天使のように美しい女子高生――五十嵐彩佳と出会う。彼女はその有り余る才能ゆえに、家族にすらも憎しみを向けられていた……。

　五十嵐を救おうとする牧野と、そんな牧野に好意を抱く五十嵐。しかし凡人な牧野は天才である五十嵐の好意を自分に相応しいものだとは受け取れない。だがとあることをきっかけに牧野は五十嵐の好意を受け入れ、並外れた天才たちに立ち向かう覚悟を決める。

　果たして牧野は才能という呪いに打ち勝ち、諦めた夢を叶えられるのだろうか？　世界の全てに憎まれる五十嵐を救えるのだろうか？(第一章と第二章のあらすじ）　


　無才と天才、才能に呪われた二人が…続きを読む