底辺が足掻いた結果
皆様、お久しぶりです。お元気だったでしょうか。
連載小説の執筆に忙しくて、創作論の方を更新できずにいました。
ではなぜ書こうと思ったのかというと、連載中のまま放置するのはどうなのかなと思ったからであります。
なにせ現在連載中の小説が完結するのは、来年になる予定なので、このまま書かないでいるとエタったみたいになっちゃうんですよね。だからここで一度筆を置いて、完結設定にしておこうと思った次第であります。
現在連載中の小説「剣一本で~」を書く上で、私がどういう試行錯誤を行ったのか、そしてどういう思考で執筆してきたのかをまとめたのが、当創作論です。
この創作論を書き始めた頃には、まだ作品は投稿していませんでした。
しかし今では、本作の★は1000を超え、フォローも4000を超えました。無事、底辺を卒業でき、この創作論の本懐も遂げられたのかなと思います。
実は、今まで一度も言ったことがなかったのですが、この創作論を作った裏の目的がもう一つあります。
私はしっかり対策を取れば、読んでもらえる自信がありました。八年間底辺を彷徨い続け、なんの根拠も実績もありませんでしたが、とにかく自信だけはあったんです。だからそれを証明するためにこの創作論を書き始めました。成功してからの後付けではなく、ド底辺でいる内から記録に残して成功の軌跡にしてやろうと考えたわけです。これでランキング1位を取れたら格好良かったのですが、結果は中途半端なものになってしまいましたけどね(笑)
この創作論を書き始めた頃と今とでは、考え方が少し変わっています。
特に長文タイトルへの抵抗感は大幅に薄れましたし、テンプレも勉強のためには一度は書いた方が良いと思うようになりました。
先人はみな口をそろえて言います。
「キャッチコピーが大事だ」「タイトルが大事だ」「あらすじが大事だ」
でも、これを聞いても「ふーん?」と思っていませんか?
どこか他人事のように感じていませんか?
かくいう(昔の)私がそうでした。
しかし、実際にその絶大な効果を実感すると、見える景色が一変します。知識という名の平面図形は、実感を伴うことによって、立体的にその姿を変えるのです。そしてこの感覚を知った時、今までの価値観は色褪せて、新たな価値観が創造される。だから考え方も変わるんです。
テンプレに対する認識が変わったのもそのためだったりします。多くの読者様に読んで頂いたことで、私は大いに満足しました。心が満たされたんですね。
そして私の小説を読んでくれたこの人たちを満足させたいと思うようになり、ではどうすれば楽しんでもらえるのか? と考えるようになった。そうして思考を巡らせていった時に、行きついたのがテンプレです。
テンプレの中にある読者様が好む要素。その見えない何かを肌で感じ取ることができれば、その瞬間、実感が伴い立体的に理解が深まるのではないか。そうすれば自分の小説にも応用が利くようになるのではないか。今よりも、もっと楽しんでもらえるのではないか。そう思うようになった。だから一度は、テンプレを勉強のつもりで書いたほうが良いと思うようになったのです。
趣味で書く以上、何を書くのもその人の自由です。
誰かにああしろ、こうしろと指示される筋合いは一切ありません。
創作は自由であるべきです。
けれど、もし多くの人に読んでもらいたいと願うのなら、少し考え方を変えるだけで別の世界へ旅立てるかもしれませんよ。少なくとも私の場合は、プライドを捨てる事ができなかったら、今もまだ底辺を彷徨ったままだったでしょう。
とはいえ、そういう私もずっと長文アレルギーのテンプレ嫌いでしたからね。
それがどれほどの苦痛を伴うものなのかは、よく理解しているつもりです。
私は八年間底辺を彷徨ってきました。間違いなく、小説を書く才能はないです。でも工夫をすれば底辺は卒業できる。最後に伝えたかったのはこれだけです。
底辺が足掻いた結果――
長い間、ご愛読ありがとうございました。
【PVを増やすために底辺が足掻く】カクヨム新参者の底辺作者がPVの低さに絶望し、それでもカクヨムを使っていこうと決めた理由 火乃玉 @hinotama
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