【PVを増やすために底辺が足掻く】カクヨム新参者の底辺作者がPVの低さに絶望し、それでもカクヨムを使っていこうと決めた理由

ランキングの推移。そして……

　異世界ファンタジーランキングを狙うと決めた時に、どのぐらいのポイントを取ればランキングにINできるのかを知りたかった。どの辺りに位置できるのか指標がほしかった。しかし、そのようなデータはどこにも無く、私はランキングを登っていく具体的なイメージを思い浮かべられなかった。

　だから私は思った。誰か作ってくれたらいいのに、と。

　しかし、当然のことではあるが、そんな面倒なことをする奇人（ボランティア）は存在しない。

　だったら――

「自分で作ればいいじゃない」

　というワケで、自作品のランキング推移と、その日に獲得したフォロー数、★数、PVを毎日24:00に集計したものを公開します。

　これでおおよその目算がつくと思います。異世界ファンタジーのランキングを狙う際は、お役に立てるかもしれません。

　※カッコ内は前日からの増加分。初日のみ読み専様の数を記述。

　一日目　2024/2/15（木）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：圏外

　週間：圏外

　24:00時点でのデータ：フォロー29（8）　評価★6（★0）　PV70

　二日目　2024/2/16（金）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：250位

　週間：881位

　24:00時点でのデータ：フォロー66（+37）　評価★19（+13）　PV131

　三日目　2024/2/17（土）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：173位

　週間：573位

　24:00時点でのデータ：フォロー102（+36）　評価★28（+9）PV187

　四日目　2024/2/18（日）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：243位

　週間：477位

　24:00時点でのデータ：フォロー153（+51）　評価★35（+7）PV381

　五日目　2024/2/19（月）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：158位

　週間：354位

　24:00時点でのデータ：フォロー196（+43）　評価★49（+14）PV674

　六日目　2024/2/20（火）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：149位

　週間：287位

　24:00時点でのデータ：フォロー260（+64）　評価★72（+23）PV1085

　七日目　2024/2/21（水）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：84位

　週間：210位

　総合：357位

　※総合（週間）の通知がきたので、項目を追加。

　24:00時点でのデータ：フォロー311（+51）　評価★91（+19）PV1310

　八日目　2024/2/22（木）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：97位

　週間：161位

　総合：279位

　24:00時点でのデータ：フォロー371（+60）　評価★107（+16）PV1327

　九日目　2024/2/23（金）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：77位

　週間：136位

　総合：240位

　24:00時点でのデータ：フォロー428（+57）　評価★129（+22）PV1971

　十日目　2024/2/24（土）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：72位

　週間：114位

　総合：196位

　備考：この日、タイトルを変更した。

　24:00時点でのデータ：フォロー516（+88）　評価★185（+56）PV2359

　十一日目　2024/2/25（日）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：57位

　週間：91位

　総合：153位

　24:00時点でのデータ：フォロー615（+99）　評価★221（+36）PV2456

　十二日目　2024/2/26（月）

　異世界ファンタジーランキング

　日間：57位

　週間：74位

　総合：122位

　24:00時点でのデータ：フォロー（+）　評価★（+）PV

　……というわけで、無事に目標を達成できましたー！

　あとはどこまで登っていけるか。最高到達地点が次の目標となりますかね。

　目標通り、100位以内にINはしましたけど、体感で何かが変わったという感じはほとんどありません。更新をしなかったのでPVは微増、フォローの付く間隔は気持ち早くなった程度でしょうか。

　どうやら異世界ファンタジー（ジャンル）は、ランキング下位であっても結構見てくれる人がいるみたいです。だから100位以内に入っても、劇的な変化は生まれないのかもしれません。

　逆に言うと、ランキング下位であっても読んで貰えるので、上位に届かなくても、そこそこのフォローがつくことがわかりました。特に、ランキングが更新される深夜～朝にかけては、まとまったフォローがつきやすかったです。

　私は注目の作品が大事だとずっと言ってきましたが、体感的には、ランキングからかなりの人が流れて来ているイメージでした。

　特にランキング下位にいる時は、午前中にフォローが大量について、午後にフォローがつきにくかった。これはランキング更新と同時に新顔の物色を行い、午後にはもう読む作品のピックアップを終えている、という層が多いからだと思われます。

　これはあくまで私の体感ですが、一日につくフォローの内、半分はランキングから来ているように感じました。そしてランキングが上昇するにつれて、その傾向がどんどん強くなっていった。

　そしてここに興味深いデータがあります。2024/2/24（土）にタイトルを変更したところ、フォローの食いつきが爆発的に増えたのです。前日のフォロー増加が+57、変更当日のフォロー増加が+88、その差は+31となり、前日と比較して1.54倍増となったのです。フォローの食いつきが1.5倍も違うってやばいですよね。

　これはランキングにおいて、タイトルが多大な影響を与えている証左に他なりません。もちろん、その他の複合的な要因も考えられますが、タイトルを変更したことによる影響が一番大きいことは間違いないでしょう。

（金曜日が祝日だったので、休日だから増えたということはなさそう。加えて、前週の金曜日と土曜日のフォロー増加は同じぐらいなので、曜日が原因とは考えづらい）

　私は以前、「サイトデザインから考えるキャッチコピーと評価（★）の重要性」において、サイトデザインの観点から見ると、ランキングではタイトルの方が重要だ、と書きました。今回の結果を受けて、自説が妥当であると確信しました。

　つまり結論を言えば、ランキング上位を狙うなら注目の作品対策（キャッチコピーの精選）だけでは不十分である。タイトルの精選を怠れば、ライバルに差をつけられてしまうということ。

　さて、最後に一つ。

　さすが異世界ファンタジーは魔境と呼ばれるだけあって、ランキング100位台であっても、★4桁を超える作品（実績）をお持ちの猛者ばかりでした。同時期に連載を開始したライバルの中で、実績がないのは私ぐらいだったんじゃないかな。

　そして、ランキング100位以内ともなると、もうそこはラストダンジョンのようなもので、歴代ボスオールスターみたいな様相を呈しています。群雄割拠とはまさにこのこと。ここから先は更に厳しい戦いとなるでしょう。

　まぁ目標は達成したので、高みの……いえ、低みの見物と洒落込みますかね。